量子力学ネタとSF(北野勇作先生ファン必見)
SFの量子力学ネタってどんな風に発生したんだっけという話をしていたら予想外に盛り上がったのでまとめておきました。
北野勇作 『100文字SF』発売中!
@yuusakukitano
@shinkai35 それまでは、ニュートン力学と相対論には忠実、というか、そこをはみ出さないこと、というのがハードSFっぽさだったと思うんですよ。でもそれだと制約が大きくて、量子論を言い訳に使えば、ハードSFっぽさを保ちながらかなり勝手なことができる、という方法が確立されてきたんじゃないかと。
2018-06-06 17:27:58
北野勇作 『100文字SF』発売中!
@yuusakukitano
@shinkai35 で、80年代の終わり頃から90年代の初めくらいにかけて、設定とかに量子論を混ぜ込んだりする方法が確立されてきてて、ちょうど92年くらいに、量子論的な世界観そのものをテーマに長編で、というトライが同時多発的に起きたんじゃないか、というのが私の考えです。流行とかそんなのじゃなく。
2018-06-06 17:38:14
ロードランナー様
@shinkai35
@yuusakukitano 超光速航法自体が相対論を意識したSFネタなので、そこに量子力学をもちこむトップのアイディアは過渡期らしいですね。
2018-06-06 17:43:15
牧眞司(shinji maki)『『けいおん!』の奇跡、山田尚子監督の世界』刊行
@ShindyMonkey
@yuusakukitano @shinkai35 おそらくグレゴリイ・ベンフォードの『タイムスケープ』(1980)あたりが嚆矢ですね。あれで、ハードSFの要件を満たしつつ、時間を“やわらかく”扱えるようになった。
2018-06-06 17:45:52