アナザー『死のワナの地下迷宮』

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

『盗賊都市』を読んでいて『死のワナの地下迷宮』のアナザーストーリーを思いついた。ある日、迷宮探検競技の監督官たちが一斉に蜂起し、迷宮最深部に立てこもる。鎮圧のためサカムビット公は警備隊を送り込むが、迷宮の仕掛けに熟知した監督官たちの反撃により全滅してしまう。

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この事件が表沙汰になってしまったら、今年の迷宮探検競技は開催できなくなり、経済的にも大打撃となるは必定。ダンジョン内の構造が外部に漏れるのを防ぐためにも、部外者である冒険者たちを雇うこともできない。

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困り果てていたサカムビット公であったが、ここで起死回生の一手を思いつく。かつて迷宮探検競技に敗退した挑戦者たちの遺体を一時的に蘇らせ、彼らに反乱を鎮圧させようというのだ。

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迷宮探検競技に挑むだけの実力を備え、地下迷宮内にどんな仕掛けがあったのかを知り、またさんざん苦しめられた迷宮監督官たちのことを恨んでいるとあって、彼らは反乱鎮圧にうってつけの存在であった。しかも、任務完了後に蘇生魔法を解除すれば再び死体に戻せるので口封じも容易。

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

遺体から復活させられたのは、全身甲冑をまとった騎士、妖精めいた女、二人の蛮族、悪辣なるニンジャ、そして“あなた”の六人。反乱鎮圧の報酬として“完全な蘇生”を提示された彼らは、自分たちの命を奪った地下迷宮に今度は1つのパーティーとして挑む……

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

という話を思いついた。迷宮監督官が反乱をおこした理由？ とりあえずカーナス卿が裏で糸を引いていたことにすればいいんでないかな。死んだ冒険者を蘇生させるところから始まるのは初代『ダンジョンマスター』が元ネタ。

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

完全には毒の後遺症が抜けず、すぐにバーサークするスロム。殺し合ったばかりの記憶も生々しく、全く信頼できないニンジャ。死亡時のトラウマに悩まされる妖精めいた女。序盤で脱落したことへの雪辱を誓う蛮族。戦闘能力は挑戦者最強だったが、リドルが解けなかったせいですぐに脱落していた騎士。

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

“あなた”は最後の宝石スロットまで到達していたが、組み合わせを解明する前に体力点が足りなって死亡。最深部に到達するだけあって、慎重な性格で観察眼にも優れているが、その慎重さゆえに迷宮監督官と敵対することを避け、スロムの仇を討たなかったことを死ぬまで後悔していた。

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

再会したスロムはイチイチ気にするなと言ってくれたが、あの時に倒さなかったドワーフの迷宮監督官は、今回の反乱の中心メンバーだったりして、やっぱり殺しておけば良かったとさらに後悔。

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

あと“あなた”たちが全滅した時の挑戦者たちに、既にカーナス卿の息がかかった人物が混じっていたというのもアリかも。まだ闘技場の選抜システムが完成する前で、普通に自分で雇った人間を送り込んでいた頃があったとかそんな感じで。

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

その元配下が、今回の反乱もカーナス卿が裏で手を引いていることに気がついて、途中で迷宮監督官たちと取引をしようとする展開とかできそう……なんか『ナヴァロンの要塞』っぽくもなってきたな。#ダンジョンの攻略と同時に裏切り者も探さないといけない

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

ニンジャといえば、この設定だと彼の扱いがキモになりそう。真っ先にサカムビット公が裏切る可能性を指摘しそうだし。カーナス卿の配下でなくとも途中で裏切って監督官サイドにつくのもありそうだし、ニンジャの機転によりサカムビット公の裏切りを阻止する展開でもいけそう。

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

というか、途中で誰かが上手いこと動かないと、最後は用済みになった主人公たちも始末される『源平討魔伝』みたいなエンディングにしかならんからな…… #神様は死んだ #悪魔は去った #無常感漂いすぎで駿河城御前試合みたいなことになる #冒険者凡て斃る

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

みたいなことを書いておきながら何だけど、挑戦者たちの背景情報ってd20のTRPGシナリオ版『死のワナの地下迷宮』に載ってそうだな。d20版『運命の森』は国会図書館で読んだことあるんだけど、今検索してみたらこっちはなかったのだ……

中山哲学 @sasanqua152

@kakhabad 「死のワナの地下迷宮ふたたび（三度？）」という感じで面白そうなプロットだと思います。 挑戦者たちの背景描写はd20版には載っていませんでした。データもスロムと忍者くらいです。なお、ドワーフの競技監督の名前はトルグリムというそうです。

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

@sasanqua152 情報ありがとうございます。序盤で脱落した2人はしょうがないにせよ、妖精めいた女のデータは欲しかったですね……がんばれば助けられそうなシチュエーションでしたし。あと、全国の青少年にちょっと特殊な性癖を芽生えさせたお人ですし。

中山哲学 @sasanqua152

@kakhabad 迷宮探検競技でもエルフの王子様が長い舌に捕われたりと、タイタン世界のエルフには長いものが巻き付きたがるようなフェロモンでも持っているのかと思ってしまいますね。 カーナス卿は悪だくみキャラとして物凄く使い勝手がいいので、せめてAFF版ではせいぜい長生きして暗躍してほしいです。

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

@sasanqua152 戦士を集める際の悪辣さと、妙に脇の甘い間抜けさが相まって面白いキャラですよね、カーナス卿。自慢の手駒を送り込んでファングにも意気揚々とやってきたのに、結局手駒は迷宮を突破できず、サカムビット公にイヤミを言われる姿がありありと想像できてしまうようなお人です。

中山哲学 @sasanqua152

@kakhabad d20版死のワナの地下迷宮にはファングの街の背景（商業区、神殿区、陸軍区、宮殿区など）やサカムビット・チャラヴァスク家の詳細（16歳になる息子がいる！）が記載されており、地下迷宮だけでなくシティアドベンチャーを楽しめるようにできてる印象ですね。この本もAFF2e版で見てみたいです。

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

@sasanqua152 新たな迷宮監督官をスカウトする、異国で捕まえたモンスターを地下迷宮に搬入する、カーナス卿のスパイとして地下迷宮の秘密を探るなど、迷宮そのものに潜らなくとも、迷宮探検競技を背景にした色々な冒険ができそうで面白そうな町ですよね。

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

@sasanqua152 それとｄ20版関連の中山さんのツィートを、できたら補足情報としてまとめに追記したいのですが、こちらを掲載してもよろしいでしょうか？　ご検討よろしくお願いいたします。

中山哲学 @sasanqua152

@kakhabad どうぞ、是非是非お願いします！ 予選から始める「迷宮探検競技」のTRPG用シナリオも見てみたいですね。 カーナス卿のデータはd20版死のワナの背景には載っていませんでした。

かあかばあど@(12/30(日)東ポ42b)「GTR」 @kakhabad

こんな感じで設定をつくれば、通常の迷宮探検競技とはまた違った感じで『死のワナの地下迷宮』をTRPGシナリオ化できそう。裏切る依頼人が嫌いなら、事件が解決したらクール大陸か旧世界に移住すると確約させるか。それぐらい距離の壁があれば、情報漏えいしてもダメージを抑えられるということで。