これがポストモダンだ。

100%ぽーすともだーん
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植村恒一郎 @charis1756

@uncorrelated そうではありません。「両者の定義が共存しながら使われていかざるをえない」の中身の話として、生活世界から立ち上がった「定義」の優先権があるのです。「地球は動く」と科学に教えられても、地震の時を除けば、私たちの経験として「大地」は「動かない」ですから。

2018-07-03 12:28:14
植村恒一郎 @charis1756

「生活世界に優先権がある」というのは、科学が登場する以前からその言葉を我々は使っており、科学が登場した後も、科学による定義に完全に取って替わられることはできない、という意味です。私たちは地動説を習いましたが、毎日の生活は天動説の世界を生きています。 twitter.com/uncorrelated/s…

2018-07-03 12:36:44
uncorrelated @uncorrelated

@charis1756 物理学の方程式体系の変数の意味を、生活世界で定義されるものとしたら、記述されている物理法則がデタラメになるわけで、文脈に応じて科学用語と生活用語が使い分けられるべきで、生活用語に優先権があると言うのは無理がある御主張です。

2018-07-03 12:32:23
uncorrelated @uncorrelated

@charis1756 ところで「速さ」はともかく、「動く」「変化」は別にニュートン力学や相対性理論で定義された変数でもないのですが、なんでこのようなゆるふわ語を例として持ち出されたのでしょうか。ポストモダンの専門用語濫用は、虚数のような日常語と被らないものが大半で、そちらが非難されています。

2018-07-03 12:41:13
uncorrelated @uncorrelated

@charis1756 カレンダーも天体の動きも地動説を前提に計算されている21世紀に、「私たちは地動説を習いましたが、毎日の生活は天動説の世界を生きています」と言われるのは驚愕なのですが、それはさておき日常用語と専門用語が被るもので、日常生活では日常用語の意味で使われるのは優先とは言いませんよ。

2018-07-03 12:43:31
uncorrelated @uncorrelated

@charis1756 日常用語と専門用語が同表記の語でも、専門的文脈で出てくれば、当然、専門用語として優先的に解釈することになります。数学で「上への写像」と言い回しをしますが、ここでの「上へ」は日常語とはまったく異なる意味を持っています。「位相を入れる」の「入れる」も、日常語とはまったく異なります。

2018-07-03 12:47:14
uncorrelated @uncorrelated

@charis1756 ところでポストモダンが非難されている専門用語の濫用は、どちらかと言えば虚数のように日常語ではない単語の濫用なのですが、なぜ日常用語と専門用語が重なるときの話をされているのでしょうか?

2018-07-03 12:48:47
あほうどり @Phoalbatrus

色々な形があるとは思いますが、精神分析の素直な「励ます形」は精神医療であろうと思います。そして、ある種の分析は明白に害悪です。例えば現代においてもフランスでラカン派の精神科医師がはっきりと「自閉症は母親の子育てが原因である」と述べたインタビューが暴露されりしました。 twitter.com/charis1756/sta…

2018-07-03 12:59:39
植村恒一郎 @charis1756

なるほど、耳の痛いご指摘です。私は哲学も宗教も芸術も学問も、その本質的において「人間が生きることを励ます」ものだと考えていますが、その「励まし方」はそれぞれ違います。哲学は「概念の治療的分析」という特別な「心の臨床」ですが、生活世界が戦場なので「生活に入っていく」ことになります。 twitter.com/Phoalbatrus/st…

2018-07-03 11:59:29
植村恒一郎 @charis1756

「虚数」は専門用語ですが、「虚」の部分は、日常用語です。だから、「虚」の部分がある限り、「重なら」ざるをえないのです。 twitter.com/uncorrelated/s…

2018-07-03 13:04:35
植村恒一郎 @charis1756

「動く」は「ゆるふわ語」だとおっしゃいますが、我々は生活世界の中でこうした「ゆるふわ語」を基礎に生きています。理科の授業で「地球は動く」と教わるけれど「大地は動かない」。生活世界の「ゆるふわ語」こそ哲学でもっとも重要な基礎概念です。「ある」「ない」「成る」「必ず」「たぶん」等々。 twitter.com/uncorrelated/s…

2018-07-03 13:09:26
uncorrelated @uncorrelated

専門用語は恐らく「根源的な概念」ではないので、数学にしろ物理にしろ、その専門分野のコンテクストの中に限って使えば良いのであって、ポストモダン思想家が他のことに濫用することは正当化されませんね。何をもって「根源的な概念」としているのか謎ですが。 twitter.com/charis1756/sta…

2018-07-03 13:09:42
植村恒一郎 @charis1756

アリストテレスによれば、概念はそれが根源的なものになればなるほど、定義できなくなる。そこでは「類比」に頼るしかない、と。だからwell-definedは、限られたコンテクストの中でのみ可能です。根源的な概念ほど、そのコンテクストの外に出ざるを得ないから類比やメタファーが不可欠になります。 twitter.com/uncorrelated/s…

2018-07-03 12:05:15
あほうどり @Phoalbatrus

ラカン自身は分析を通して今までの物の見方が不安定になり、調子を崩した患者の分析を「中断」して、「中断まで含めて」治療行為としたと聞いたことがあります(伝聞で申し訳ない)。これも、どう考えても害悪で、いいからセミネールに引っ込んでいてくれという感じです。 twitter.com/charis1756/sta…

2018-07-03 13:11:40
uncorrelated @uncorrelated

熟語を分解して漢字それぞれの日常的な意味から、独自の意味や用法を与えることは、日本語としては誤まっていますね。なお、ラカンはmanifeste à l’intérieur même des mathématiques(数学それ自体の範囲での宣言)での意味だと言い張っています。 twitter.com/charis1756/sta…

2018-07-03 13:14:07
植村恒一郎 @charis1756

たとえば、相対論に出てくる「同時性」は、生活世界においても、もっとも重要な「根源的な概念」だと思います。それがなければ、人と待ち合わせもできませんから。 twitter.com/uncorrelated/s…

2018-07-03 13:14:17
uncorrelated @uncorrelated

日常用語にゆるふわ語が否定しませんが、日常用語にゆるふわ語があることが、なぜポストモダン思想家の日常用語にない専門用語の濫用を肯定するのですか? twitter.com/charis1756/sta…

2018-07-03 13:15:10
植村恒一郎 @charis1756

だとしたら、それはラカンがただ「言い張っている」だけで、ラカン先生がダメなだけです。私はあくまで、そこで問題になってゐることを、事柄として問題にしています。 twitter.com/uncorrelated/s…

2018-07-03 13:17:21
uncorrelated @uncorrelated

「同時」と言う概念は、日常用語にそもそもあるものでして。なお、絶対時間の無い相対論における「同時」は、日常的な定義とは異ならざるをえないので、相対論かそれ以外かの文脈かで意味が異なる単語ですね。ところで「同時性」は日常用語にはないと思います。 twitter.com/charis1756/sta…

2018-07-03 13:19:38
植村恒一郎 @charis1756

生活世界の「ゆるふわ語」は、メタファー的に使われうるから、そこに科学の概念との関係性をいわば重層的に含みうる。ポモ思想家の「濫用」を非難される方々は、この重層的な関係性に哲学的問題があることが見えていません。「時間」「空間」「今」「過去」「未来」などは、重要な「ゆるふわ語」です。 twitter.com/uncorrelated/s…

2018-07-03 13:23:53
uncorrelated @uncorrelated

@charis1756 最初からずっと、ラカンさんやドゥールズさんのような、数学・科学などの専門用語の濫用をためらわないポストモダン思想家を非難しております:twitter.com/uncorrelated/s…

2018-07-03 13:24:07
uncorrelated @uncorrelated

@charis1756 いつもの流れですが、極端な社会構築主義で、道徳相対主義の立場をとり、さらに数学・科学などの専門用語の濫用をためらわない人々を、ポストモダン思想家として非難しているのだと思います。

2018-07-02 18:15:18
uncorrelated @uncorrelated

ポストモダン思想家は虚数、無理数、積分、多様体などの専門用語の濫用で非難されているのであって、「時間」「空間」「今」「過去」「未来」などの利用で非難されておりません。 twitter.com/charis1756/sta…

2018-07-03 13:26:10
植村恒一郎 @charis1756

「そのとき時報がなった」「選手は同時にゴールした」「今、ちょうど彼は渋谷駅についたのでは」等々、「同時性」は生活世界でもっとも重要な「ゆるふわ語」だと思います。「今」なんか、「今世紀」みたいに長い時間も指すから、超「ゆるふわ語」ですね。 twitter.com/uncorrelated/s…

2018-07-03 13:27:13
uncorrelated @uncorrelated

@charis1756 「同時」と「同時性」は異なる単語なのですが、それはさておき「同時」は相対性理論に関係の無いところで使われだしている日常用語ですから、相対性理論に関係なく使っても誰も文句を言いませんね。なお「同時性」は、相対論の他、美術や統計/計量分析などでそれぞれ別の定義があるので要注意です。

2018-07-03 13:30:04
植村恒一郎 @charis1756

「虚数」の「虚」は、生活世界の「ある/ない」というゆるふわ語に片足突っ込んでいますし、「無理数」の「無理」も生活世界のゆるふわ語です。だから「濫用」ではないのですよ。 twitter.com/uncorrelated/s…

2018-07-03 13:30:26
uncorrelated @uncorrelated

貴殿の中ではそういう日本語解釈になっているのは分かりましたが、熟語を分解して漢字それぞれの日常的な意味から、独自の意味や用法を与えることは、日本語としては誤まっていますね。 twitter.com/charis1756/sta…

2018-07-03 13:32:56
植村恒一郎 @charis1756

日本語ではなく英語では、「無理数 」は「an irrational number」、「虚数」は「an imaginary number」ですね。「irrational=不合理な、ばかげた」、「imaginary=想像上の、実在しない」など、生活世界のゆるふわ語だと思います。こうなっているのは、まさに問題の事柄のしからしめる所以でしょう。 twitter.com/uncorrelated/s…

2018-07-03 14:18:13
uncorrelated @uncorrelated

@charis1756 英語でもan imaginary numberのimaginaryとnumberをばらばらに日常用語として解釈して濫用するのは間違いですから、同じですよ。こういう熟語をばらばらに解釈して、意味不明になっている翻訳ミスはたまに見ますが。なお、他に意味はないです:en.oxforddictionaries.com/definition/ima…

2018-07-03 14:31:16
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