これがポストモダンだ。

100%ぽーすともだーん
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uncorrelated @uncorrelated

具体的に指し示すものがはっきりしないものを隠喩で使うと意味不明になるので、『生活世界の「ゆるふわ語」は、メタファー的に使われうる』事がまず考えづらいのですが、生活語がゆるふわ的に使われても「科学の概念との関係性をいわば重層的に含みうる」事は無いでしょう。厳密に定義されませんから。 twitter.com/charis1756/sta…

2018-07-03 14:34:39
植村恒一郎 @charis1756

生活世界の「ゆるふわ語」は、メタファー的に使われうるから、そこに科学の概念との関係性をいわば重層的に含みうる。ポモ思想家の「濫用」を非難される方々は、この重層的な関係性に哲学的問題があることが見えていません。「時間」「空間」「今」「過去」「未来」などは、重要な「ゆるふわ語」です。 twitter.com/uncorrelated/s…

2018-07-03 13:23:53
יהוה @Yahweh_50

>自然科学・社会科学が、我々が生きるためのプラスの情報になっているかどうか、それが哲学者の関心で、そのような視点から知識批判を行います。カント『純粋理性批判』もウィトゲンシュタイン『哲学探究』もそうです。 少なくともカントに関しては記憶にない

2018-07-03 15:52:47
יהוה @Yahweh_50

そのような側面が存在する可能性はもちろんあるが、このような主張の根拠となるような盤石な文献学的背景はないと思う。非専門家に対してこういう物言いはやめてほしい。

2018-07-03 15:55:57
יהוה @Yahweh_50

カントにおける「自然」とは一般に「現象の総体」なので、植物どころか無機物も含みます。合法則的に振る舞う現象界のことを「自然」と呼ぶわけです。

2018-07-03 16:07:14
יהוה @Yahweh_50

「経験の対象は名目的な定義しか許容しない」IX144

2018-07-03 16:18:17
יהוה @Yahweh_50

他に、「実質的定義は数学においてのみ可能(概念が構成的だから)」という記述もあったと思う。今手元に資料がないが。

2018-07-03 16:19:46
יהוה @Yahweh_50

とりあえず、実質的/名目的の区別は生活世界がどうとかにはまったく関係なくて、その定義が対象の本質を表象してるかによります。このような説明はまったく間違いです。

2018-07-03 16:21:49
יהוה @Yahweh_50

「実質的定義は数学において存在する。というのも、随意の概念の定義はいつでも実質的だからだ」(ibid) あった

2018-07-03 16:24:21
יהוה @Yahweh_50

このあたりもかなり怪しい。美学については自分は専門ではないので懐疑を表明するだけにしておくが。

2018-07-03 16:35:07
יהוה @Yahweh_50

基本的にカントは言葉の厳密性・明晰性を非常に重んじた人物であり、このことは、「自分はなるべく造語を使わず、伝統的な学術語のみを用いる」という趣旨の宣言の中にも現れています。氏の主張の根拠として引用するのは甚だ不適切です。

2018-07-03 16:38:03
יהוה @Yahweh_50

専門家という立場から書かれたものには警察にならざるを得ない

2018-07-03 16:39:12
יהוה @Yahweh_50

虚数はともかくとして、irrationalはratio(比)で表せないという意味では?

2018-07-03 16:47:40
植村恒一郎 @charis1756

これは極端な場合ですが、言葉は、普通は語り手と聞き手ではコンテクストが僅かにずれるから、意味も少しずれるのです。だから、専門用語が同一の意味を保つのは、一つの科学領域のパラダイム内に限られます。あえて別のコンテクストの中に置いて、この「ずれ」を生じさせるのが哲学者の「引用」です。

2018-07-04 07:39:43
植村恒一郎 @charis1756

「引用」による意味のズレの生成は、それ自体が目的ではなく、語り手と聞き手のコンテクストの違いを可視化するのが真の目的です。発話者は自分の発話コンテクストを特に意識しないので、他者の「引用」による意味のズレによって、自分のコンテクストの局部性を知る。つまり批判の機能が「引用」です。 twitter.com/risei29232666/…

2018-07-04 17:26:37
植村恒一郎 @charis1756

ytbさんの問いに答えるのは難しいですが、「言葉の意味」で自分は何をしたいのか、一日考えてみました。結論を言うと、意味のズレによって発話者のコンテクストの局地性を可視化するというのが、私(というよりデリダ)の目的で、それは哲学の「批判」機能そのものだと思うからです。続 twitter.com/ytb_at_twt/sta…

2018-07-04 17:44:50
ytb @ytb_at_twt

植村先生は「言葉の意味」という概念を使って何をしたいのでしょうか? 「鏡の国のアリス」みたいに、言葉の意味という概念を太らせて、どんな言葉にもいくらでも新しい意味を付与する事はできます。任意の言葉が、すべてのことを意味するようにもできます。 それでなにをされたいのですか? twitter.com/charis1756/sta…

2018-07-03 21:03:24
植村恒一郎 @charis1756

まずデリダの「引用」を私なりに要約すると、こうなります。「私の娘は男です」という文は、人間の性別の問題というコンテクストでは奇妙な文ですが、A夫人が、「私の息子に赤ちゃんが生まれたの、女の子です」と言った後、B夫人がそれに返すというコンテクストならどうか。続

2018-07-04 17:45:25
植村恒一郎 @charis1756

その場合、「私の娘にも赤ちゃんが生まれました、男です」の意味になる。日本語の格助詞「は」は、話題を提示する役割ですから、非常に意味が広いのです。主語の属性を言う場合もあり、「~~の場合は」の意味になることもある。『枕草子』の「春は曙」の「は」です。続

2018-07-04 17:46:14
植村恒一郎 @charis1756

これは極端な場合ですが、言葉は、語り手と聞き手ではコンテクストが僅かにズレるから、意味もズレます。だからこれを用いて相手の発話のコンテストを可視化できる。デリダがJ.L.オースティンと違って発話者の意図を重視しないのは、コンテクストこそが意味を立ち上げる客観的基盤と考えるからです。続

2018-07-04 17:50:20
植村恒一郎 @charis1756

非ユークリッド幾何学によってユークリッド幾何学のコンテクストの局部性が可視化され、ニュートン力学と相対論の関係もそうです。意味のズレを発生させて発話者のコンテクストを可視化させるデリダの戦略は、ポストモダン哲学のもっとも良質の部分だと思います。これが私の「意味」へのこだわりです。

2018-07-04 17:56:14
uncorrelated @uncorrelated

ユークリッド幾何学が曲率0の非ユークリッド幾何学と言えることと、ニュートン力学は質点の速度が遅く重力場が十分弱く一定のときの一般相対性理論の近似と言えることを念頭に置いているのでしょうが、片方が片方の特殊ケースになる場合は「意味のズレ」はそう生じないですよ。 twitter.com/charis1756/sta…

2018-07-05 02:46:09
ニュースの社会科学的な裏側 @anlyznews

ポストモダン『専門用語の「乱用」は何で悪いのですか?』 anlyznews.com/2018/07/blog-p…

2018-07-05 06:41:03
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