180714「生活保護行政は変えられる!~小田原市などの取組から~」パネルディスカッション(ツイート中継まとめ)

2018年7月14日に開催した集会のパネルディスカッションと特別報告のツイート中継まとめです。 当日の集会のプログラム ■基調報告 「生活保護をめぐる状況と小田原市『ジャンパー事件』」  小久保 哲郎(弁護士・生活保護問題対策全国会議事務局長) 続きを読む
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徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)検討会の進行も、自分の話をきちんと、うなずきながら聞いてくれる。「当事者が生意気なことを言っている」ではなく「そうなんですねー」と普通に。集会や取材などで惨めな当事者が真面目に生きていることを求められることを気にしていたことに気づいた。続

2018-07-14 14:50:26
安田浩一 @yasudakoichi

「記者が生活保護利用者を取材する際、求めているのは、惨めな生活という話ばかり」と、パネラーの一人の和久井さん(元生活保護利用者で、小田原市生活保護行政のありかた検討会委員)。「どうあるべきか、ということを聞いてくれない。あるべき論は専門家に聞くから、という感じ」。その通りだなあ。

2018-07-14 14:57:50
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)しおりの件も、かなり辛辣なことをいったのに真面目にメモをとっている。1年後の検証委員会までは、怖くて発言できなかった部分があった。自分の指摘にも真摯に対応。小田原の検討会に参加したことで、当事者として承認された、という思いがある。続

2018-07-14 14:53:13
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)小田原市は、資料も何一つ隠し立てせず、すぐに準備した。事件直後の記者会見で市長は「世間にご迷惑をかけた」ではなく「当事者を傷つけた」ことに対して謝罪していた。現場も真剣に当事者のことを考えてくれた、そのことが希望になっている。

2018-07-14 14:54:26
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

雨宮さん:2回目の検討委員会に参加。しおりのことでかなり言っていたので、言いたいことが沢山あったのかと思ったが、そういう思いだったことを今日知った。次は、元CW,SVの田川さんから。

2018-07-14 14:55:27
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

田川さん:もと世田谷区の職員。職場で小田原の報道を聞いた。全国どこで起きてもおかしくない、自分もジャンパーを着ていたかもしれない、と思った。全国各地で生活保護の違法不適切な運用がある。なくしていこうという思いはあるが、現実に世田谷でもあった。なかなか改善に向かわない。続

2018-07-14 14:57:34
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)①は職員の質の担保がない。本来は社会福祉主事という資格が必要なのに、5人に1人はそれを持っていない。1人はいてはいけない職員。社会福祉士も少ない。②研修が少ない。間違った知識・認識が受け継がれていた。③経験が蓄積しない。短期間で異同。最初の2~3年は何もわからず上司に聞くのに。続

2018-07-14 15:00:25
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)せっかく一人前になったあたりで異同になる。目黒区の児相も一緒。④職員が不足している。標準配置数の80世帯でもまだ多い。事務作業で手一杯で寄り添う支援をする意識になれない。⑤厚労省の監査の間違い。「受けてはいけない人が受けていないか」という意識。神奈川県の監査も間違っていた。続

2018-07-14 15:02:14
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)しおりも、小田原だけが悪いわけではない。全国的に改善の動き。制度を正しく知らないと、市民は生活保護を利用できない。「資産はすべて処分」など誤解を招くことが沢山書いてある。これを改善しないと、生活保護は権利にならない、以上。

2018-07-14 15:03:39
安田浩一 @yasudakoichi

小田原市「生活保護行政のあり方検討会報告書」では、事件の経緯と改善策に触れた後、最後をこう結んでいる。「人間の幸福を追い求めるあらたな第一歩がここにはじまることを、私たちは心から願っている。未来を変えるのは未来の人間ではない。いまを生きる者たちの意思である」。

2018-07-14 15:26:25
本田 宏 @honda_hiroshi

拡散希望❗️ 小田原の「保護のしおり」‼️😵☺️ city.odawara.kanagawa.jp/global-image/u…

2018-07-14 15:22:36
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

休憩終了。パネルディスカッション再開。塚田さんから補足。 塚田さん:小田原市のこの1年の取り組み。すべて実施済みあるいは一部実施したが、不十分な点は今後取り組んでいきたい。力を入れているのは自立支援。研修を充実。先輩から後輩へではなく、外部の専門家による研修を増やした。続

2018-07-14 15:18:19
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)中間的就労についても、まずは日常生活や社会的な自立も自立と確認して、いくつかのメニューを用意し、利用者と相談した。みかんの収穫作業に参加してもらうなど。農家から声をかけてもらう。他にしおりの取り組み。

2018-07-14 15:20:03
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

田川さん:自分の発言を補足。しおりの件。和久井さんは「こんなしおりでは、小田原の海に飛び込んでしまう」と発言したのを聞いて、当事者がそこまで思ってしまうことに思い至らなかったことにショック。全国にも同様のしおりがある。これを変えていきたい。小田原以外の各市のしおりをチェック。続

2018-07-14 15:22:05
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)そうしたら、もっとひどいしおりがあった。そこで神奈川県に調査結果を報告して申し入れた。生保対策会議のHPでも公開している。全国の間違った運用を正さなければならない。しおりは住民への説明だけでなく、新任CWのテキストになる。これが間違っているとCWの仕事も間違う。続

2018-07-14 15:24:07
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)住民の生活保護利用にもつながらない。捕捉率は2割ちょっと。210万人が保護利用。800万人が生活保護を利用できるはずなのに利用できていない。ここを解決しないと日本の貧困問題は解決しない。支援者が同行していないと追い返される、という二重基準もダメ。そういう研修を続

2018-07-14 15:25:44
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)利用者に寄り添う、研修を受けて知識を身につける、経験を積む。そういう職場になって欲しい。小田原市のCWが取材で「その人らしい生き方をすることが自立」と答えていて、小田原は本当に変わった、と思った。こういう改革ができるという例を全国に広めたい。

2018-07-14 15:27:06
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

雨宮さん:数字を見ても小田原が変わったことが見えてくる。スピードが早い。具体的に現場や当事者から届いた声はあるか。 加藤さん:相談内容をしっかり把握する。申告に基づいて早々に保護開始する。本人が気づいていない預貯金があれば後から対処すればいいだけ、と職員が意識を変えた。

2018-07-14 15:29:05
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

加藤さんじゃなくて、塚田さんでした…。

2018-07-14 15:29:35
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

塚田さん:職員配置も変えたが、1人が抱える業務をどう見るか、という論点がある。事務処理環境を変える、というアクションを起こした。電話対応、ファイルの色分けでの処理促進、若手が中心になって役所の事務処理を変えるトップランナーになり、空いた時間で利用者に対応する。そんな努力もある。

2018-07-14 15:30:58
安田浩一 @yasudakoichi

「事務などの業務の効率化を図っている」と小田原市担当者。「それによって空いた時間を生活保護利用者に寄り添うために使うことにした」。事件をきっかけに、意識改革も進んだという。

2018-07-14 15:34:10
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

和久井さん:(この話を聞いて)一年前の検討委員の予想を遙かに超えた対応が起きている。検討委員会の提言はまとめたが、具体的に何をするかは書いていなかった。それを考えたのが小田原の皆さん。形から入って変わる中で、若い人のやる気が芽生えているなら嬉しいこと。続

2018-07-14 15:33:01
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)当事者は、役所の人がどう向き合ってくれているか、どう支える存在として在るか、という点が大事。当事者アンケートがまだされていないのが残念。職員アンケートから職員の孤立感が見えてきて、それをどうするか全庁的に投げかけた。

2018-07-14 15:35:43
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)最初は、おとなしくと思い悩んでいたが、しおりの件や女性CWがいないことなど、発言しだした。あとから小田原の当事者が「よく言ってくれた、賛同します」とメモをくれて、自分は周りからどう見られるかではなく当事者の声を伝えていこうと思った。

2018-07-14 15:36:54
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

生活保護の窓口が一律対応でないことについて。 塚田さん:専門的知識をもって応用対応するのが求められている。福祉職はそういう仕事を求めていることが多いが、一般職の中には自分の希望と違うところがあるのかも。生活保護は行政でしかできない。自分たちの改善が人の命を救う、というところが続

2018-07-14 15:38:51