180714「生活保護行政は変えられる!~小田原市などの取組から~」パネルディスカッション(ツイート中継まとめ)

2018年7月14日に開催した集会のパネルディスカッションと特別報告のツイート中継まとめです。 当日の集会のプログラム ■基調報告 「生活保護をめぐる状況と小田原市『ジャンパー事件』」  小久保 哲郎(弁護士・生活保護問題対策全国会議事務局長) 続きを読む
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徳武聡子 @Satoko_Tokutake

2009年7月18日。生活保護問題対策全国会議では「カウンター越しの対立を超えて」というテーマで、行政窓口はケンカする相手ではなく、一緒に改善を求める仲間であるいう集会を開催しました。それから9年、行政の職員さんが、集会にゲストとして登壇されることになりました。こんな変化が起きるとは!

2018-07-14 13:51:53
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

可能な限り連ツイ。 特別報告「福島市奨学金収入認定事件その後~福島市の生活保護行政を問う~」関根未希弁護士:福島の奨学金収入認定事件。母子家庭の娘さんが高校進学にあたり、給付型奨学金を受けられるようになった。娘さんも進学について安心した、とのこと。続

2018-07-14 14:04:08
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)母が福島市福祉事務所に奨学金のことを報告したら「奨学金は全額収入認定」との結果。生健会を通じて弁護士に依頼。審査請求を得て裁判になっり、違法であると認定された。再審査請求でも福島市の処分は不当で取消相当との判断だった。その後、厚労省の通知も改善。続

2018-07-14 14:08:23
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)Nさん母子の訴えは、生活保護世帯の大学進学を社会問題化のきっかけともなった。

2018-07-14 14:12:40
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)裁判では福島市の主張は矛盾もあり、Nさんに責任転嫁するような主張。担当課長の尋問では裁判官から「なぜ(当事者に)聞き取りなどしなかったのか」との問いに対して「第三者が動くと本人のためにならない。自分で動くという成功体験を積んで欲しい」と回答。続

2018-07-14 14:14:19
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)裁判官から「それで娘さんの成功体験を奪っているのでは?」ととわれると「配慮が足りなかった…」と反省の弁。裁判では、福島市の処分について違法性が認められた。これで解決するかと思ったが、残念ならがそうではない。続

2018-07-14 14:16:36
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)本件をどう受け止めて改善するのか協議を求めても、福島市は拒否し続けている。母子に対する謝罪の申し入れをしても、第三者(支援者など)を排除するなら謝罪する、とのこと。潜在的な福島市の生活保護行政の問題は解消されていない。続

2018-07-14 14:18:06
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)最近は、不正受給金(別件)の返還について、強制的に生活保護費から3万円が天引きされている。天引きは本人の申出書がなければ許されない。審査請求と申し入れで天引き自体はストップ。他にも、当事者の現状を見ていない、制度の運用を理解しているのか疑問な対応がある。続

2018-07-14 14:19:47
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)今後、福島市内の団体とも協働して、働きかけていく予定。どういう形が改善につながるのか、教わりながら出来る事をしていきたい。以上

2018-07-14 14:20:37
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

パネルディスカッション「生活保護行政は変えられる!」 コーディネーター:雨宮処凜さん パネラー・塚田崇さん、加藤和永さん(小田原市)、田川英信さん、和久井みちるさん 塚田さん・加藤さん:あり方検討会としてどのような実践を行ってきたのか。小田原市としての取り組みを紹介するのは初めて

2018-07-14 14:27:37
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)目の前の課題をどう改善するかに注力しており、小田原市の取り組みがどう波及しているか、初めて知った。我々は「希望」になれているか。勉強していきたい。続

2018-07-14 14:28:35
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)経緯。平成29年1月16日に情報提供があった。市長が謝罪会見「今回のことはあってはならない。が、トカゲの尻尾切りではなく、組織の問題。組織的に対応する」。2月にはポロシャツなどの存在も判明して記者会見。生保対策会議からも公開質問状や声明文。続

2018-07-14 14:30:28
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)自分は企画政策課にいて、市の総合計画を立案する仕事だったが、それは同僚に任せて、この問題の検討会・改善に取り組むことに。4回のあり方検討会で回答が出るのか。市長からは年度内に一定の方向性を、との指示。続

2018-07-14 14:31:39
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)井出さん、櫛部さん、森川弁護士、和久井さんなど検討会の委員の方々につながれたのが、短期間でこれだけの方策を出せた一因。自分たちだけでは難しかった。/対応のポイント。①市長が謝罪の姿勢。情報はすべて公開する、というぶれない対応。②組織的な対応。3日で全職員アンケート。

2018-07-14 14:33:54
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)検討会には市職員も入って、一緒に話し合った。第2回で和久井さんから「しおり」の話。第4回で報告書に「受給者」から「生活保護利用者 」に変える、という指摘。これが大きかった。魂が入った。続

2018-07-14 14:35:20
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

塚田さん:その後の取り組みについて。ジャンパー問題についての真摯な反省からスタートした。検討委員から取り組むべき方向性、改善策を示してもらった。最初にCWの標準配置数の充足。直後の平成29年度から増員。福祉職や女性職員も増やした。続

2018-07-14 14:37:09
安田浩一 @yasudakoichi

生活保護問題対策全国会議の総会。パネルディスカッションが始まりました。「生活保護行政は変えられる」というテーマですが、「小田原市ジャンパー事件」の当事者である小田原市の担当者がパネラーとして参加しています。改善の取り組みについて、お話ししているところです。 pic.twitter.com/cWTVYVNMY5

2018-07-14 14:37:15
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徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)次に保護のしおりの改訂。若手CWが自分たちが説明する物として、変えることに取り組んだ。3ヶ月。ルビ、文字の大きさ、イラストなど利用者に寄り添右ことを目指した。/次に決定までの日数の短縮。14ニチイ内決定が3割→9割に。残り1割を減らしていく。続

2018-07-14 14:39:19
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)検討会からの改善提言に対して、どの程度できたか、どのような中身か、できてない部分をどうしていくか。特に母子家庭や当事者からの声をどう上げてもらうか。他にも様々な取り組みがある。以上

2018-07-14 14:40:54
安田浩一 @yasudakoichi

「ジャンパー事件」は酷いものだったが、その後の小田原市の対応は注目に値する。多くの人の指摘を受けて「保護のしおり」を改訂、申請から決定までの日数も短縮した。生活保護「受給者」ではなく、いまは「利用者」と表現している。これはとても大事なことだと思う。 pic.twitter.com/TE8peP9ak7

2018-07-14 14:45:52
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徳武聡子 @Satoko_Tokutake

和久井さん:自分は2007年から3年半生活保護を利用。それがきっかけで生活保護問題対策全国会議にも参加。障がい者分野では政策への当事者の声の反映が当然になりつつあるが、生活保護ではそんなことはなかった。「現」当事者でないのに良いのか、という思いもあった。続

2018-07-14 14:43:44
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)まず委員の座につくことが大きな葛籠で、それだけで一つの役割を果たしたつもりだったが、周りの方がものすごく応援してくれた。ここでおかしな対応をしたら、当事者の参加の道が閉ざされる、とプレッシャーにも。場合によっては大人の対応をした方が良いのか?思い悩んだ。続

2018-07-14 14:45:59
徳武聡子 @Satoko_Tokutake

続)2回目の検討会までは参加自体が重苦しくつらかったが、小田原の職員さんが「あ、森川先生、和久井さん!どうぞどうぞ!」と弁護士と同様に気持ちよく出迎えてくれた。自分の中で当事者が特殊な立場と思われているのではという思いもあったが、職員さんはフラットに迎えてくれた。続

2018-07-14 14:48:02