なぜなに世界史〜ナポレオンの子孫はどうなったのか？

中原 鼎（皇室・王室ライター） @NAKAHARA_Kanae

シチリア＝ブルボン朝の国王フェルディナンド1世によって1819年に廃止された騎士団を、現当主が2017年に再興したらしい。正直よく分からないのだが、ナポレオンの弟：ナポリ王ジョゼフ・ボナパルトが創設を命じ、その後継者ミュラの治世下に創設された騎士団であるとのこと。 princeprincessemurat.com/index.php/lord…

中原 鼎（皇室・王室ライター） @NAKAHARA_Kanae

序文に「S.A.I.R. (Son Altesse Impériale et Royale) le 8è prince Murat」とある。「帝室と王室の殿下、第8代ミュラ公」という意味だが、「帝室」はナポレオンの妹の子孫であること、そして「王室」は両シチリア国王ジョアッキーノ1世（＝ジョアシャン・ミュラ）の子孫であることを示すものだろう。 pic.twitter.com/osyUbIaOuT

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中原 鼎（皇室・王室ライター） @NAKAHARA_Kanae

Rencontre avec le prince Pierre Murat（プリンス・ピエール・ミュラとの出会い） ピエール・ミュラの語るところによれば、ジョアシャン・ミュラの長男アシルには子供がいなかったので、現代ミュラ家は次男リュシアンの子孫で、全世代の合計で25人もの男系男子がいるらしい。 ouest-france.fr/pays-de-la-loi…

中原 鼎（皇室・王室ライター） @NAKAHARA_Kanae

上の記事によると、当主だけがナポリ王位の相続人かつジュアシャン・ミュラの後継者として《殿下（Royal Highness）》の敬称を用い、さらに当主の継嗣たる長男には《ポンテコルヴォ大公（prince de Pontecorvo）》の称号が授与されるとのこと。ミュラ家よ、お前マジで未だにガチの王位請求者だったのか

中原 鼎（皇室・王室ライター） @NAKAHARA_Kanae

現代のミュラ家は、ナポリ王位の相続人であることを自任し、ジョアシャン・ミュラの王国に由来する騎士団を再興し、今なお《ポンテコルヴォ大公》を生きた称号として用いている。マジかよミュラ家。調べたこともなかったから「当人の意思にかかわらず王位請求者と考える人もいる」程度の認識だったぞ。 pic.twitter.com/6qsaZsfqj1

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はくえー🔱【各国の王侯情報紹介】from:西方元老院 @tomoshibi6o6o

ここではナポリ王ジョアシャン・ミュラ(ジョアッキーノ1世)の子孫が経営する宿に泊まれる。 アラン・ミュラ氏はジョアシャン・ミュラの来孫にあたり、第二帝政の上院議員で第3代ミュラ公の次男(第4代ミュラ公)の弟の系譜にあたる。 twitter.com/kakanien_sazae…

中原 鼎（皇室・王室ライター） @NAKAHARA_Kanae

1997年以来、ナポリ王ジョアシャン・ミュラの子孫の一人であるアラン・ミュラ（Alain Murat）がジョージア（＝グルジア）に住んでおり、ベッド・アンド・ブレックファスト（※宿泊と朝食の提供を料金に含み、比較的低価格で利用できる宿泊施設）を運営しているという記事。 dhnet.be/lifestyle/maga…

2019-06-19 23:21:10

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「❌ アラン・ミュラ氏はジョアシャン・ミュラの来孫にあたり、第二帝政の上院議員で第3代ミュラ公の次男(第4代ミュラ公)の弟の系譜にあたる。」 「⭕ アラン・ミュラ氏はジョアシャン・ミュラの来孫にあたり、第二帝政の上院議員で第3代ミュラ公の次男(第4代ミュラ公の弟)の系譜にあたる。」

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なおジョアシャン・ミュラ7世はナポレオン6世と共にWW2に従軍したものの戦死した。

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そしてミュラ家そのものを広義のボナパルト家に含む場合もある(義弟にあたるため) 代々のミュラ親王はボナパルト家に従属し、系統が変わってナポレオン3世の時代、ナポレオン4世にも仕えておる そしてまた系統が変わっても、第7代ミュラ親王はナポレオン6世と大戦に従軍して討死しておる

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ミュラ家の家系図を見ていたら、ジョアシャン・ミュラ6世(第6代ミュラ公)の母親がネイ家… 遡ったらやはりこの母親はあのネイ元帥の曾孫にあたり、ミュラ元帥の曾孫と結婚。 その間に生まれたの子孫が現在のミュラ家の本家筋。 つまり現在のジョアシャン・ミュラ8世はミュラ元帥かつネイ元帥の子孫。 pic.twitter.com/qJlTshDb3M

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両元帥の子孫が統合されているとは胸が熱くなるな！ 出典:genealogieonline.nl/fr/rois-europe… pic.twitter.com/JagqhfCemx

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更に言うとネイ元帥は「Elchingen公」であり子孫が世襲(名乗って)していたが、第5代ミュラ公と結婚したマリー=カロリーネ・ネイの甥ミシェル・ネイの代で男系男子が断絶して廃爵。 その父親シャルル・ネイの長姉がこのマリー=カロリーネ・ネイなので、現在のミュラ家は目下ネイ家の長系子孫になるか。

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Elchingen(Duke), Moskva(Prince)として、でしたね＞ネイ元帥

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ナポレオン1世と庶子ヴァレフスキ伯爵が似ている話題は有名だが、末弟ジェロームの初婚(非認可)で生まれた息子ジェローム=ナポレオンも1世とかなり似ている。 彼はアメリカに渡ってアメリカ系ボナパルト家を創始し、その子孫はナポレオン3世によってフランス国籍を与えられた。 その男系は→ pic.twitter.com/V6lumjmYR6

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→1945年のチャールズ・ボナパルトの死によって男子は断絶したが、その姉ルイーゼ=ユージェニーはモルトケ家に嫁いだ。 …このモルトケ家こそ、あのドイツの、ヴィルヘルム1世を補佐しナポレオン3世を追い詰めた「大モルトケ」の遠縁の同族にあたる。 pic.twitter.com/wDBynRR0QV

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ジェローム=ナポレオンの嫡出の弟、ナポレオン公ジョゼフ=シャルルも兄と同様ナポレオン1世に類似した容貌だったが、こっちも妻の血筋からハプスブルク家が入っている。 意図しなかった婚姻政策かもしれないが、1世や3世と敵対した人物と縁戚関係になっているのは面白い。 twitter.com/tomoshibi6o6o/… pic.twitter.com/Ovo3qlu1i3

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あとはナポレオン1世の弟リュシアンの曾孫ユージェニーがネイ元帥の曾孫レオン=ナポレオンと結婚してますね。 そしてレオン=ナポレオンの姉はジョアシャン・ミュラの曾孫と結婚。 なんかこの辺ナポレオンみが濃いぞ… geni.com/family-tree/in…

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上ツイートのミュラの子孫とネイの子孫のはこのツイートでも触れたところです。 門閥というか、かつてのフランス帝国の要人の子孫が結び付いているのは面白い。 twitter.com/tomoshibi6o6o/…

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@madao000 嫡出子孫は息子ナポレオン=ルイの代で断絶、以後ダヴー元帥の保持していたアウエルシュタット公位はナポレオン3世の第二帝政時代に復活して(ダヴー元帥の)甥のレオポルトが襲爵。以降はその子孫がアウエルシュタット公爵として続いてるようです。 en.wikipedia.org/wiki/Duc_d%27A…