とり・みき氏の吹替声優論 そして 「声優の起源=活動写真弁士」説への片岡一郎氏のコメント
- kokada_jnet
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@tamatowa いえいえ~。他の方からもリクエストがありましたしね。求められるのは嬉しいものです。そく反応できれば良かったのですが、酔っ払ってましたもんで、ええ。
2010-04-04 11:06:43さすが、即答ありがとうございます。ところで、熊岡天堂が大正15年にラジオで映画説明の放送をやっているようですが、もしかしたら「弁士声優起源」説の典拠はこのあたりでしょうか。 RT @katsudobenshi 内藤紫蓮ですね。
2010-04-04 11:56:48@ohyamazaki_H う~ん、でも須田貞明も生駒雷遊も國井紫香も名だたる弁士はみんなラジオで説明してますからねぇ。熊岡天堂をあえてピックアップする理由が見当たらないんですよね。
2010-04-04 12:02:10@katsudobenshi 確かに。その意味では、むしろ大正14年に放送されたという「映画物語、落下の舞」のほうが現在のアニメ・アテレコに近いかも。こちらは複数の声色弁士による放送だったという記述が御園京平氏の本にありますので。
2010-04-04 12:14:25@ohyamazaki_H なんにしても弁士と声優は繋がらないと考えるのが自然だと思うんですよね。似たような事をやっていても別物と考えた方がしっくりくる。純邦楽とクラシックみたいなもんじゃないでしょうか。
2010-04-04 12:21:09.@katsudobenshi 一連の御教示ありがとうございます。大変勉強になりました。1つだけ付け加えておきますと「活弁士の熊岡天堂と徳川無声こそ声優のルーツとする"見方もありますね"」と書いていますように、これは僕の見解ではありません。
2010-04-04 16:07:40.@katsudobenshi 02年/03年に「メディア史研究」に発表された森川友義氏と辻谷耕史氏の共同論文「声優の誕生とその発展」「声優のプロ誕生〜海外ドラマと声優」の中で述べられていることです。これはおそらく初めて日本の声優の歴史を学術的に調査研究した論文だと思います。
2010-04-04 16:12:37.@katsudobenshi で、論文自体はそこから始まって @katsudobenshi さんが述べられているようなことにも詳しく触れています。むしろそちらのほうがメインなのですが、先に活動弁士の話題が別の方から出たので、乱暴な要約ですがあのようなリプライになりました。
2010-04-04 16:17:47.@katsudobenshi ちなみに僕自身の見解は、現在の形の声優のルーツはやはり複数の俳優(専属放送劇団や新劇俳優による)ラジオ劇にあるような気がします。というわけで、今後ともお気づきの点があれば忌憚なくご指摘いただけると幸いです。
2010-04-04 16:30:29@videobird ご丁寧にありがとう御座います。先生の見解が適当は解釈であろうと私も思います。それ故に一頃の声優業の方々が舞台中心の方々に持つ、ある種の劣等感は強烈であったと聞いています。にしてもなぜ、夢声・天堂なんですかね?
2010-04-04 17:03:50@videobird 先生から丁寧な返信を頂き恐縮しきり。いやはや。そういえば昨日、弟弟子の @hiroshimaya 氏が指摘してくれていますが、活弁士は我々の歴史には無い言葉です。正式には活動写真弁士。もう少し気取ると関東で映画説明者、関西で映画解説者となります。
2010-04-04 17:12:27ではなぜ活弁士なる言葉が流布したかについては、色々あるんですが、まあいいや。聞きたい人がいれば話しますが、とりあえず俺には使わないでくれって事です。
2010-04-04 17:16:10@katsudobenshi 天堂をルーツとしているのはラジオ放送開始(3/1)の1925年、最初にラジオに登場(3/11)し「噫無情」の映画説明を行ったのが天堂だったからとしています。映画館での活躍でなく「放送」を重視しているわけでその意味では無根拠な見解ではないと思います。
2010-04-04 18:26:59@videobird なるほど!声優の定義(の一部)に放送メディアを含んでいる訳ですね。納得。私は自身が弁士なだけに、表現形態や、芸としての歴史から捉えがちなのでメディアからルーツを読み解く作業はしてなかった気がします。御教示ありがとう御座います。
2010-04-04 19:51:10声優のルーツをメディアとボイスパフォーマンスに求めると、レコード録音をどうするのかの問題も出てくるかな。となると英グラモフォン主張録音で吹き込んだ初代快楽亭ブラックなんかは重要だし、さらにいえば1900年パリ万博の時の川上音二郎一座も考えなきゃいけない。放送ではないけどね。
2010-04-04 20:14:35@katsudobenshi 一連の話とはちょっとずれそうですが、坂口安吾のエッセイに、柿本人麻呂の句が評価されているのは、彼は読み上げるのがうまかったからでは、なんていうことが書かれていました。寺山修司は引用で、印刷技術が詩人を殺したと述べていたし、賢治の詩も方言ありきですね。
2010-04-04 20:19:36@donadona_No5 そうですね、話芸・歌・政治家・宗教的指導者の在り方はマイクの登場で確実に変化してますよね。寺山のように、殺した、までは断言出来ませんが、技術の進歩が声の文化に良くも悪くも変化を与えているのは間違いないと思います。
2010-04-04 20:33:43映画やドラマで日本語吹替版が作られるときに気になるのは誰が声を演じるか。田舎にいたころ、少しの小遣いで映画館には行っていたが、テレビの洋画劇場で映画を見る機会の方が多かった。ということで、吹替版にはひとかたならぬこだわりがある。そのせいかもしれないが、吹替版と聞くと血が騒ぐのです
2010-04-04 16:36:39TXさんのこだわりが出ててよかったですね。昔は同じ映画の局ごとの吹替配役の違いも楽しみの1つだったのですが。RT @darkbo 『80デイズ』を放送した際、最初の特番枠ではあえてタレントだらけの劇場版を使用し、次の「木曜洋画」では声優のみで吹き替え新録しました。
2010-04-05 00:21:03