「へら絞り法」の精度を検証しブラックホール撮像を目指す!(II) その根本的動機は過去の研究(の失敗)にあります。欧米におんぶに抱っこ、追随ではだめ。研究は自分たちでせねば。

クラウドファンドでその研究資金集めています。ブラックホール研究、その根本的動機 https://academist-cf.com/projects/71
10
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

福江さんのブラックホールシルエットは、ずっと忘れてたが、2000年にFalckeが、サブミリ波なら銀河中心のブラックホールがみえるという論文を書いた。プラズマの霧をサブミリ波なら見通せるという。そこで必要な観測性能を、検討してみることにした  academist-cf.com/projects/71 pic.twitter.com/wlq0etI2Km

2018-07-06 05:57:48
拡大
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

図は低周波電波ではブラックホールを示す黒い穴はみえないが、高周波電波、サブミリ波なら,プラズマの霧を見通して、みえるというFalckeのsimulation結果。 iopscience.iop.org/article/10.108…

2018-07-06 06:00:54
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

銀河中心ブラックホールSgrA*の電波強度から計算、必要な感度と空間分解能の観測装置は既存技術で実現できることが判った。しかも、黒い穴があるか、ないかだけなら、1千~2千kmの基線長のVLBIで十分なことも判った。大変驚いて、論文書く前に年賀状の絵柄につかってしまった。academist-cf.com/projects/71 pic.twitter.com/jGEk814jdq

2018-07-07 07:55:05
拡大
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

ブラックホールSgrA*の撮像には、南半球中心に10局のサブミリ波電波望遠鏡を配置すればよい。良い撮像には、短長両方の基線が必要である。既存の望遠鏡配置は長基線ばかりなので、新たに短基線を生む電波望遠鏡をアンデス高地に置くのがよい。ほらいずん望遠鏡とした。(続3) academist-cf.com/projects/71

2018-07-08 10:45:25
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

地球上で望遠鏡の配置を変えたVLBI網で、SgrA*の撮像性能の比較simulationをしたもの。アンデス高地中心に世界に10局おくと、しっかりと撮像できることがわかった。 pic.twitter.com/YWSRXr9fP8

2018-07-08 10:48:20
拡大
高嶋秀行 @Takashima_Hidey

ブラックホール合体の重力波による観測で,ブラックホールの存在自体はほぼ間違いないとはいえ,ブラックホールを”直接見る”,こういう観測はぜひ近い将来,実現してほしいなぁ。一般相対論の検証にもなるだろうし。 twitter.com/344Makoto/stat…

2018-07-08 11:47:27
あぷらなーと @PG1wvzio4yvwFXW

うわあ!映画インターステラーで一躍有名になったカーブラックホールの歪んだ膠着円盤がホントに写せる可能性があるのかっ! ちなみに、院生時代に宇宙線研究のため出張してたアンデスの観測所が資料の中に写っていて、胸が熱くなりました。 twitter.com/344Makoto/stat…

2018-07-08 15:44:29
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

高橋労太さんはブラックホールの黒い影の形から、その質量、スピン、電荷が計測できることを示した。その学位審査員だった中村卓史先生に「そこまで判るのかくやしい!」と言わせたそうだ。高橋さんのおかげでブラックホール撮像の意義が明らかになった。 pic.twitter.com/st0n3Zrj4j

2018-07-09 13:52:13
拡大
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

ブラックホールの見え方は理論家が明らかにしたが、観測では環境問題が効いてきます。ブラックホールがプラズマに包まれていると、電磁波は散乱され、その像はぼやけてしまいます(図)。散乱は観測波長の二乗に比例。そんなわけで、波長の短いサブミリ波電波の観測がブラックホール撮像には必要。 pic.twitter.com/Fr1svcMPjL

2018-07-12 09:21:09
拡大
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

この図左はSgrA*の電波像を電波の強度を等高線で表して書いています。 電波天文ではやりがちの表現法です。

2018-07-12 09:26:41
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

ブラックホールの撮像には、サブミリ波帯観測が必要なわけだが、そのための望遠鏡はというと、ALMAで使われているような鏡面精度の高いアンテナをもつ電波望遠鏡を使えば良い。ところが、鏡面精度の高いサブミリ波電波望遠鏡はちっとも安くない。ALMAアンテナ写真引用:s.u-tokyo.ac.jp/ja/info/4885/ pic.twitter.com/DMqFXuYwvW

2018-07-13 14:44:06
拡大
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

日本はお金持ちだからと思っていたら、21世紀になってリーマンショックやら、3.11の大災害まで起き、天文学にむけるお金はあんまりないことになってきた。ブラックホール撮像実現には、サブミリ波電波望遠鏡がたくさんいる。作るのは、コストダウンする必要がでてきた。図は2010年頃の三好プレゼンから pic.twitter.com/G8ibwAPFnW

2018-07-13 14:46:18
拡大
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

安くサブミリ波の観測ができる電波望遠鏡を検討するにあたって最初に思い浮かんだのだが早稲田・大師堂さんの那須の電波望遠鏡(観測波長は1.4 GHz)。大師堂さんの指導教官であった赤羽賢治さんは1970年代前半?、ミリ波の大型望遠鏡を固定球面鏡で作れないか大師堂さんに検討させていたのだそうだ。 pic.twitter.com/KsGZ4Wlke4

2018-07-15 15:21:24
拡大
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

早稲田のアンテナ。 サイエンス:オピニオン:教育×WASEDA ONLINE ln.is/www.yomiuri.co…

2015-09-26 07:58:29
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

大師堂さんは、那須の大型球面鏡を作る前は、早稲田大学の屋上に64素子電波干渉計を作っていた。口径2.4 mのアンテナを用い、全体で20m口径に相当する集光力をもつ。CS用の12GHzアンプを改造して受信機に使った。研究室の院生たち総出で作ったのだそうだ。実は、このアンテナが「へら絞り」製だった。 twitter.com/344Makoto/stat…

2018-07-18 17:26:48
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

先週、土曜に隣の校舎から見下ろしてみた早稲田64素子電波干渉計。高い校舎があとから出来て観測に不便をきたすことになったそうである。 pic.twitter.com/cCFAYGU0QU

2018-03-07 22:24:40
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

春日さんが行ってみようと言ったのが北嶋さんだった。 大田区京浜島、花田空港のそばの工場である。 アンテナとしては、大師堂さんの干渉計アンテナだけではなく。過去に口径3.8mのものまでへら絞りで製作していた。 kitajimashibori.co.jp

2018-07-20 09:00:51
三好 真@ブラックホール撮像、まだ先。 @344Makoto

「へら絞り法」の加工精度を検証し、ブラックホールの撮像をめざす。これまで行った「へら絞りアンテナ」の精度検証まとめと今後の課題 - Togetter togetter.com/li/1260420 @togetter_jpさんから

2018-08-26 12:19:05