- ttt_cellule
- 1737
- 9
- 0
- 0
近藤和敬
@kakond3
多分買ったはいいけど、どこからかじれば食べれるのかと、はたと困り果てて本棚においてある人のために、シモンドン『個体化の哲学』の食し方など一つ。まずは、何も考えずに「結論」から開きましょう。いきなり読んでもほとんどなにが書いてあるのかわからないかもしれませんが
2018-08-05 23:00:31
近藤和敬
@kakond3
我慢して最後まで読むと、どういう言葉が出てくるのか、それらがどういう配置関係にあるのか、ということは何となくわかると思います。次に、一番購買層が多そうな文系的教養でもって読もうとするひとは、403頁第二部第二章心理的個体化第2節個体化と感情的なものの「2.感情的な下意識の意義」
2018-08-05 23:00:31
近藤和敬
@kakond3
あたりから読み始めるのがよいです。ゲシュタルト心理学、精神分析とのかかわりなどから、シモンドン独自の下意識的感情分析の話をもとに個体化と超個体化の議論をみることができます。ここから一気に最後まで読み通せたら、あとはいったんガレリの序と序論などを読み、
2018-08-05 23:00:32
近藤和敬
@kakond3
自分の知識や関心から読みたいな、読めそうかなと思う事柄について書いてあるあたりを別々に読んでいき、最後はここまで読んだんだから全部読んだと人に言いたいという承認欲求を喚起しつつ苦手分野も読み通す、というのが良いかと思われます。
2018-08-05 23:00:32
近藤和敬
@kakond3
私が訳している第一部とかから正直に読もうとすると、おそらく多くの人は嫌になって半年から一年ほど積読状態になるかと思いますし、第一部の第一章は無事越えられたとしても第三章あたりまでには力尽きる気がします。
2018-08-05 23:00:32
近藤和敬
@kakond3
古代中世哲学系の教養で読まれるかたは序論から第一章を読んだあとで、結論あるいは先ほどの「感情的な下意識…」へと飛ばれるのが良いかと。化学・物理系のかたは、いきなり第一部第二章第三章あたりから入って、全体の見取り図が欲しくなったら結論に行ってまた戻るというのがよいでしょう。
2018-08-05 23:00:33