【横山光輝「三国志」講座182「鳳雛去る」】
- yms_karuta
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【横山光輝「三国志」講座182「鳳雛去る」26】 すると、ちゃんとした役人の姿の龐統が、次々と裁きを下しているではないですか。これには張飛も、なんと明快な裁きだ、と認めてしまいます。孫乾も、裁かれる方も納得し、恐れ入って平伏してしまっていると、龐統の仕事ぶりに舌を巻いています。
2018-10-03 23:50:29【横山光輝「三国志」講座182「鳳雛去る」27】 明快な裁きは、水の流れるように進み、夕方までには一件あまさず片付いてしまいました。いかがです、張飛殿、と龐統。恐れ入りました、と素直に認め、無礼を許してほしいと膝をついて頭を下げます。龐統は、これで白洲に引き出されずにすんだと言います。
2018-10-03 23:52:44【横山光輝「三国志」講座182「鳳雛去る」28】 龐統は、そうそう、この手紙を主君に渡してくれと、孔明からの手紙を張飛に託します。だったら最初に渡せばよかったのでしょうが、龐統は龐統なりに、玄徳の人となりを判断したかったのかもしれません。張飛は手紙を預かり、玄徳のもとへ復命します。
2018-10-03 23:54:17【横山光輝「三国志」講座182「鳳雛去る」29】 すっかり龐統の人物を高評価にと転じた張飛は、玄徳に手紙を渡します。県の長官程度の才ではなく州の長官ごとき要職にあって初めて天分を充分に伸ばす人物、使い所を間違えるな、という孔明の手紙を読み、あやうく大賢人を失うところだった、と玄徳。
2018-10-03 23:57:54【横山光輝「三国志」講座182「鳳雛去る」30】 と、そこで孔明が視察旅行から帰ってきました。龐統が訪ねてきたか確認する孔明。玄徳は、来陽県の県令に任命したと答えると、そんなところに置いていたら、ヒマにあいて酒ばかり飲んでいるでしょうと孔明。そのとおりだと玄徳。
2018-10-03 23:59:51【横山光輝「三国志」講座182「鳳雛去る」31】 自分からも推挙の手紙を渡してあったはずだが、と孔明が言うと、それをいま読んだところだ、と玄徳。出しもしないし、語りもしない。出してくれればこんな待遇はしなかった、と言い訳。孔明は、県令は誰か他の者に替わらせ龐統を呼び戻すべきと言います。
2018-10-04 00:02:08【横山光輝「三国志」講座182「鳳雛去る」32】 直ちに龐統を呼ぶんだ、と玄徳。すぐに使者は向かったものと思われますが、龐統はぶらりと荊州に帰ってきます。馬とか用意しなかったのか、歩いていくからいいと、乗り物を断ったのかは知りませんが、ぶらり一人帰りの龐統。
2018-10-04 00:03:57【横山光輝「三国志」講座182「鳳雛去る」33】 玄徳は、龐統を副軍師中郎将に任命。総軍の司令を兼ね、軍師孔明の片腕にもなる重職につかせます。 龐統を迎えた宴席で、玄徳は、昔、水鏡先生や徐庶に言われた言葉を思い出していました。
2018-10-04 00:06:03【横山光輝「三国志」講座182「鳳雛去る」34】 すなわち、もし伏竜、鳳雛のふたりのうち一人でも味方につければ、天下のことも成ろう…とも。玄徳には、一人ならずも二人が共に自分を助けてくれるようとは…、と自分の果報すぎる状況に、慎まねばならん、慎まねばならん、と自重を促していくのでした。
2018-10-04 00:08:48【横山光輝「三国志」講座182「鳳雛去る」35】 鳳雛・龐統士元の加入により、更に厚みを増した玄徳の勢力。このことが今後どのような影響を及ぼすのか。この続きはまた次回となります。 今回はここまで。
2018-10-04 00:10:48昨日の横三講座で、耒陽県とすべきところを、来陽県と誤記していました。大変失礼しました。耒陽県(らいようけん)です。
2018-10-04 12:47:39