あと、ここのところ、90年代以後のエルヴィス・コステロをずっと聴いてたら、いろいろ見えてきた感がある。コステロも100年単位でソングライティングを考えている。それを辿っていくうちに、バート・バカラックの位置づけも違って見えてきた。
2018-09-28 21:24:16『Painted From Memories』の曲って、全盛期のバカラックの焼き直し的ではなく、新しいバカラック(とりわけバラードの作曲の新境地)だったと思うんだけれど、あれ、コステロがバカラックのどこを押したか、がポイントだったんだろうな。その後のバカラックはあんな曲書けてないし。
2018-09-28 21:33:41で、その先にあるのがコステロの2003年作『ノース』。当時はこのアルバム、よく解らなかったんけれど、これぞマスターピース。凄いです。
2018-09-28 21:37:25@peaceandhilight バカラックと共演したことがそのままノースに繋がった、のではなく、『ジュリエット・レターズ』あたりからコステロが追求してきたことの中に、バカラックとのコラボも置かれていた、という感じですかね。
2018-09-28 22:00:03いや、あのアルバム、解んないすよ、ちょっと聴いただけでは。曲も全然覚えられないし。15年後にようやく解った。 twitter.com/RintaroWatanab…
2018-09-28 23:03:53@kentarotakahash 発売当時、「ノース」は酷評されていたのを覚えています。イギリスの音楽誌で最低点評価も見ました。 検索したらピッチフォークでも次の評価でした。聴き直してみます。 pic.twitter.com/DEdonJKtyN
2018-09-28 22:20:04うわ〜、1点! ダイアナ・クラールのダンナのジャズ・アルバムみたいな捉え方ですね。 twitter.com/RintaroWatanab…
2018-09-28 23:05:15@kentarotakahash こちらが見たイギリスの音楽誌の最低評価は次でした。 uncut.co.uk/reviews/album/…
2018-09-28 22:22:44ジャズとか、スタンダードとか、言われることが多かったバラード集だけれど、全然違うよ、コステロがめざしたのは。ドイツ・グラモフォンからのリリースだし。
2018-09-28 23:10:34わー、さすがだなあ。確かコステロはNorthのリリース当時、シューベルトとかドビュッシーみたいなクラシックの歌曲に影響受けた、って話してた記憶が。どこのインタビューか思い出せないけど
2018-09-28 23:50:08@ayako445 あ、本当ですか、それ読みたい。間違いなくドイツ歌曲ですよね、コステロのこのアルバムの作風に啓示与えているのは。
2018-09-29 01:32:11@kentarotakahash このインタビューで少し触れています。ジャズミュージシャンが参加しているからといってジャズレコードと呼ぶのは怠惰だ、とか。もっと語っている記事があったような気もするのですが、古いので消えてしまっているのかも… elviscostello.info/wiki/index.php…
2018-09-29 01:57:47@ayako445 ああ、ありがとうございます。とても参考になります。僕の曲は言葉が多過ぎて、歌うことがほとんど不可能だと言っているあたりも。いろいろ解けてきました。
2018-09-29 08:17:57そういえば、レココレ連載、こないだ入れた原稿が12回目だった。連載開始時に何回くらいの予定ですか?と訊かれたので、1年間くらいじゃないですか?と答えたのだが、1年過ぎたのに書く予定のことの3割くらいしか書いていない気がする。
2018-10-05 21:57:33もともと2万字くらい書いてあったものがあって、これから書きたいことがやっぱり2万字くらいだろうと思って、4000字で12回くらいかなと思っていたんだが、書き始めると、そこでまたリサーチして、いろいろ気づいて拡がってしまう。
2018-10-05 21:59:03次回はエルヴィス・コステロとフーゴ・ヴォルフの話をずっとしてて、どこがアメリカーナなのか、みたいなことになってるしな。
2018-10-05 22:09:48これずっと聴いていたら、フーゴ・ヴォルフとヒップホップという論題が思い浮かんだんだが、さすがにそれは連載では消化できそうにない。 pic.twitter.com/ZG1JEMZdwL
2018-10-05 22:18:51ちなみに、このボックスはめちゃめちゃ良いです。これ聴くだけで231曲。言葉と音楽の関係について考える時間がたっぷり出来ます。 amzn.to/2IGmeTK
2018-10-05 22:30:00@kentarotakahash 最も不得手というか苦手とするのがクラシックの歌曲なんですよね。ううっ…。健太郎さんがこれをいったいどう聴いてるのか興味深すぎます。
2018-10-05 23:44:37@suzukisgr @kentarotakahash 横入りすみません。実は私も昔、(クラシックの)歌曲は苦手だったんですが、「歌」である前に「詩」なんだ!……ということが分かってから、すんなる聴けるようになりました。ドイツ歌曲の旋律は基本的に、詩に内在する韻律に音程がついたものなんです。
2018-10-05 23:59:48@TakayukiKomuro @kentarotakahash ははあ、なるほど!僕はその「詩」がまたぜんぜんダメなもので(詩と名の付く表現に心動かされたことがないんです)、そりゃあ歌曲が苦手なわけですね^^;;。せめて歌詞を見ながら聴けばちがうかなあ(ドイツ語は辞書なかったらさっぱりですけど)。
2018-10-07 11:28:36@suzukisgr @kentarotakahash (特にフィッシャー=ディースカウは、詩としての歌曲表現を誰よりも追求した人なので、それが尚の事わかりやすいかと。)
2018-10-06 00:00:24ある意味、ラップみたいに。フーゴ・ヴォルフはバックのピアノが面白くて、その上に詩の朗読から発展したような(それだけにメロディーは予期せぬ展開する)ヴォーカルが乗っている。その関係が面白く聴けるようになったら、231曲行けちゃいます。 twitter.com/suzukisgr/stat…
2018-10-06 07:23:01そうですね。フーゴ・ヴォルフはとりわけ。メロディーを自走させない。メロディーの快楽というか、メロディー・メイキングの都合で繰り返したり、構成決めたりしている部分がまったくない。だから、先の展開がまったく読めない。そういう1、2分の曲をひたすら聴くみたいな。 twitter.com/TakayukiKomuro…
2018-10-06 07:31:28