諸葛亮の北伐は何故頓挫したのか?

諸葛亮の北伐が何故頓挫し、そもそも好調だった第一次北伐が街亭の戦いで破綻し、以後も精彩を欠いている理由について纏めてみました。
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ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

諸葛亮の第一次北伐はかなり惜しいんだが、それでも游楚の抵抗と徐邈の反撃が諸葛亮の第一次北伐を大きく停滞させたのは間違いない。この致命的なロスが生まれたことで街亭の戦いへと繋いだわけで、そこから張郃が街亭の戦いで勝利したことを考えると、游楚と徐邈の活躍はもっと賞賛されていい。

2018-10-19 01:58:01
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

諸葛亮の最大の失敗は、街亭を馬謖に任せたこともそうだけど、隴西制圧にこだわってしまったことにも原因があると思う。 最悪、隴西方面を呉懿か魏延に任せるか、もしくは彼らを派遣して街亭を守備させればたぶん蜀有利に北伐は進んだはず。そうさせなかったのは徐邈のファインプレーだが。

2018-10-19 01:59:48
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

街亭の戦い前の諸葛亮の心境としては、チェスで例えるならば、相手のビショップとルークは無論のこと、クイーンまで落としている中で、手前でナイトに阻まれ、あげくポーンがいきなりクイーンにプロモーションしているような状況。 押せば勝てるけど簡単に退けない状況になったわけである。

2018-10-19 02:34:26

諸葛亮最大のライバルは徐邈?

ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

諸葛亮の最大のライバルは司馬懿でも曹真でもなく、徐邈だったと思うのだ。徐邈の涼州経営はかなり的確な上に善政だったので、異民族達との交易が出来ている上に、彼らは徐邈に信服していたという。 諸葛亮は第一次北伐以後、涼州に殆ど手出しできていないのは徐邈がいたからである。

2018-10-19 02:02:10
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

徐邈がいた為に、諸葛亮の北伐の第一目標であった、雍州と涼州を分断して第二の補給線を確保するっていう第一目標は完全に破綻してしまった。以後、諸葛亮の北伐が正直冴えないのはここに原因があった。 やっぱり諸葛亮最大のライバルは徐邈だな。

2018-10-19 02:03:27
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

なお、徐邈は曹操が禁酒令を出していた時に酔っ払って「聖人中毒になった!」とかほざいていて、それを知らされた曹操は徐邈を罰しようとしたのだが、鮮于輔という将軍が曹操に「徐邈は慎み深い奴ですから」と助命したために難を逃れたが、その結果、魏では酔っ払いとして有名だった。

2018-10-19 02:06:09
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

そこに曹丕が「お前、まだ聖人中毒か?」とか言ってきたけど、徐邈は「宿瘤は醜いものとして伝えられておりますが、自分は酔っ払いとして知られています」と醜いけど本当は聡明な后と同じく、暗に自分も出来る奴だけど酔っ払いとして有名ですと自嘲気味なコメントをした結果、曹丕は徐邈に一目置いた。

2018-10-19 02:08:52
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

蜀にとっては、徐邈が酔っ払ったタイミングで処刑されていればたぶん運命が相当変わったので、徐邈は隠れ対蜀キラーなんだよなあ。

2018-10-19 02:09:43
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

孟達に関しては、諸葛亮は「あいつ所詮は裏切りもんでしょ。それで魏が動揺すればラッキーじゃね」的な感じで孟達を全く信用していなかったし、むしろボロぞうきん並に使い倒そうとしていた。 こいつ、人生でトータル三回も裏切っている奴だしな。

2018-10-19 02:38:33