ノーベル化学賞クイズ!2018
第7問。これは簡単だったかな?答えはグリニャールだね。メンデレーエフは化学賞を受賞してない。1906年に候補までは残ったんだけど、フッ素の単離に成功したモアッサンという人物に1票差で負けてしまったんだよね!うーん悔しい!でもフッ素の単離もすごい!複雑な気分! twitter.com/gensogaku/stat…
2018-10-03 18:23:17グリニャールは「グリニャール試薬」という超絶有名な試薬の発明者で有名だね。化学徒はうなづいてくれると思うけど、ありえん便利な増炭反応です。 朝永振一郎先生は初めてノーベル賞を受賞した日本人だけど、物理学賞だね(1965年)。
2018-10-03 18:26:00ごめん!日本人最初のノーベル賞は湯川秀樹です!!!(1949年)湯川先生ごめんなさい!!!!!! twitter.com/gensogaku/stat…
2018-10-03 20:43:47パブロフは「パブロフの犬」で有名なあのパブロフだけど、実は1904年にノーベル医学生理学賞を受賞しているよ。業績は「消化生理に関する研究」。彼の専門は条件反射ではなく、あくまで唾液分泌に代表される消化の生理だったんだよ。
2018-10-03 18:28:35第8問
第8問は日本人受賞業績しばり問題!正解は「パラジウム触媒クロスカップリング」で2010年の業績だね。いまにして思えば、2000年代のノーベル化学賞は日本人強すぎだね。こんな問題が出せるのはかなりすごいことだよ。 twitter.com/gensogaku/stat…
2018-10-03 18:30:352000年 導電性ポリマーの発見(ヒーガー/マクダミッド/白川) 2001年 キラルな触媒による~反応(ノールズ/野依) 2008年 GFPの発見(下村/チャルフィー/チェン) 2010年 パラジウム触媒クロスカップリング(ヘック/根岸/鈴木) ちなみに2002年には生体分子質量分析法で田中さんも受賞してるね。
2018-10-03 18:34:39第9問
第9問!記憶に新しいよね!答えは「分子マシンの研究」!分子と分子を鎖状に繋いだカテナンや、分子モーター、分子シャトル、分子エレベーターが受賞対象になったよ。 twitter.com/gensogaku/stat…
2018-10-03 18:36:311960年 炭素14年代測定法(リビー) 1976年 ボランの構造研究(リプスコム) 1995年 オゾン層の生成と分解について(クルッツェン/エリンケス/ローランド) 2016年 分子マシンの研究(ソバージュ/ストッダート/フェリンハ) だね。
2018-10-03 18:39:57追試:第10問
答えは「クライオ電子顕微鏡の開発」だね。生体分子を溶液中で、つまり実際に生体内で振る舞っている状態を維持しながら見ることが出来る技術の受賞だったね。ドゥボシェ/フランク/ヘンダーソンの受賞でした!
2018-10-03 18:42:25と、いうわけで以上、ノーベル化学賞にまつわるガチクイズでした!さあそして2018年の受賞はいったいどんな業績になるのか!?定刻まであと2分です!!!いっえーい!!!
2018-10-03 18:43:45BREAKING NEWS: The Royal Swedish Academy of Sciences has decided to award the #NobelPrize in Chemistry 2018 with one half to Frances H. Arnold and the other half jointly to George P. Smith and Sir Gregory P. Winter. pic.twitter.com/lLGivVLttB
2018-10-03 18:47:28まとめ
ノーベル化学賞クイズに登場した業績を受賞年順に並べました。業績はパッと見て内容が理解できるように平易に書き換え、および複数の業績の一部のみを表記していますのでご了承を。
2018-10-03 21:45:571901年 浸透圧の発見(ファントホッフ) 1902年 糖の合成(H.E.フィシャー) 1907年 無細胞発酵の発見(ブフナー) 1911年 ラジウムとポロニウムの発見(M.キュリー) 1912年 グリニャール試薬の発見(グリニャール) 1913年 配位結合の発見(ヴェルナー)
2018-10-03 21:46:301918年 ハーバーボッシュ法(ハーバー) 1931年 ハーバーボッシュ法(ボッシュ) 1934年 重水素の発見(ユーリー) 1937年 ビタミンCの構造決定(ハース) 1945年 飼料の保存方法の開発(ヴィルタネン) 1951年 超ウラン元素の発見(マクミラン/シーボーグ)
2018-10-03 21:46:551953年 高分子化合物の発見(シュタウディンガー) 1958年 インスリンのアミノ酸配列決定(サンガー) 1960年 炭素14年代測定法(リビー) 1969年 立体配座の研究(バートン/ハッセル) 1973年 サンドイッチ錯体の発見(E.O.フィッシャー/ウィルキンソン)
2018-10-03 21:47:501974年 高分子物理化学分野における理論と実験の基礎的な業績(フローリー) 1976年 ボランの構造研究(リプスコム) 1977年 散逸構造の研究(プリゴジン) 1981年 フロンティア軌道理論の提唱(ホフマン/福井) 1987年 ホスト・ゲスト分子の研究(クラム/レーン/ペダーセン)
2018-10-03 21:48:131989年 RNAの触媒機能の発見(アルトマン/チェック) 1995年 オゾン層の生成と分解について(クルッツェン/エリンケス/ローランド) 2000年 導電性ポリマーの発見(ヒーガー/マクダミッド/白川) 2001年 キラルな触媒による~反応(ノールズ/野依)
2018-10-03 21:48:322002年 生体高分子の質量分析法のための穏和な脱離イオン化法の開発(フェン/田中) 2008年 GFPの発見(下村/チャルフィー/チェン) 2010年 パラジウム触媒クロスカップリング(ヘック/根岸/鈴木) 2016年 分子マシンの研究(ソバージュ/ストッダート/フェリンハ)
2018-10-03 21:49:282017年 クライオ電子顕微鏡の開発(ドゥボシェ/フランク/ヘンダーソン) そして今年のノーベル化学賞はこちらでした! 2018年 「酵素の指向性進化法の開発」 F.アーノルド 「ペプチドおよび抗体のファージディスプレイ法の開発」 G.ウィンター G.スミス
2018-10-03 21:51:37