結月弟「暇だから姉を無視する」 【未完】

ぽんこたつ @reward_5477

〜〜〜 -更に数日後- 弟「はぁ…」 葵「どうしたの？」 弟「実は遊び半分で１週間前から姉さんを無視というか何を言われても言葉で返事をしないようにしてたんだけど…」 葵「それ君が悪いじゃん」 弟「いや、それは…そうだけどさ」 葵「で、なにー？」ﾌﾜｧ…

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弟「…僕が言葉で反対できないことをいい事に…その…」 葵「もしかしてこれの事かな？」ﾋﾟｯ ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ… 弟『ねぇさ…ゃめ…っ！？』ﾎﾞｿｯ ゆかり『…ぁ…ダメですよ〜声出しちゃ？』ﾎﾞｿｯ ゆかり『電車の中だから誰が聞いているかわかりませんからね〜♪』 弟「…っ〜〜〜」

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ゆかり「ほーら、もっと可愛い声、沢山聞かしてください…♪」 ｼｭﾘｼｭﾘ… ｯ…ｧｩ… 葵「随分と楽しそうなことしてるね〜♪」ﾋﾟｯ 弟「えっ…なんで、そんな動画が…？」 葵「いやいやー僕も初めは目を疑ったよー？」

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葵「ただ明らかに…」ｻﾜｯ 弟「…っ」ﾋﾟｸｯ 葵「おややー？軽く触れただけなのにどうしたのかなー？」ﾆﾔﾆﾔ 葵「詳しい話は僕の家で話そうよ…」ﾎﾞｿｯ 弟「そんな話、僕が乗ると…」 葵「いや、別に来ないなら来ないで構わないよ」

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葵「ただこれをなおくんの友人やゆかりさんの周りの人に見せたら面白そうだなーって思ってさ♪」 葵「で、僕の家来なくていいのかな？」ﾆﾔﾆﾔ 〜〜〜

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-琴葉家- 弟「お邪魔します…」 葵「は〜い、どうぞどうぞ〜♪」 ﾄｺﾄｺﾄｺ… 茜「おかえりーアオイー…って、え？」 弟「ど、どうも」ﾍﾟｺ 茜「え、ぁ、えと…ど、どうも」 弟「…えと、お邪魔します」 茜「…」ﾎﾞｯｰ

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茜「ま、まぁゆっくりしてって、や…」ﾁﾗｯ 葵「…」ﾆﾔﾆﾔ 茜「っ〜〜〜！！」 茜「ちょ、ちょい葵、こっち、こっちきてや！」ｸﾞｲｯ 葵「えへへ、なおくんは適当に座って待っててね〜♪」 弟「あ、うん」 弟「…」ﾎﾟﾂﾝ… 〜〜〜

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茜「どういう事やねん葵！ なんでなおくんがウチに来とんねん！！」 葵「あれー？ お姉ちゃんは何か問題があったかな？」 葵「寧ろ今がチャンスじゃないかな？」ｺｼｮ… 葵「愛しの彼が目の前にいて…ほら、脅し文句もあるよ？」ﾋﾟｯ 茜「アホ抜かせ！ そないなもん…」

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茜「…」ｼﾞｰｯ… 葵「僕もこの時のなおくんを間近で見てて少し濡れちゃった♡」ﾋﾟｯ 茜「いや、でもこんな弱みにつけ込む形で…」 葵「手段はどうあれこんなチャンスないと思うけどなー？」 葵「ほーら、素直になっちゃいなよ、お姉ちゃん♪」ﾆﾔﾆﾔ

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茜「も、もしもその…ウチら2人でやってもうて嫌われたり、とかしてもうたら…」ﾁﾗｯ 葵「大丈夫だよ、お姉ちゃん♪」 葵「ゆっくり…ねっとりとなおくんを気持ちよくさせていけばいいだけ」 茜「でもウチ…そういうの初めてやし」 葵「僕も実践は初めてだねー」

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葵「でもね、お姉ちゃん…なおくんはすでに蜘蛛の巣にかかった哀れな羽虫なんだよ？」 葵「もうすでに逃げ場なんてないんだよ？」 茜「た、確かにせやな…」 茜「えぇんかなぁ…あおいー？」 葵「いいんだよーお姉ちゃん♪」 “これから毎日、3人で沢山楽しもうね♪” 〜〜〜

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葵「はーいお待たせ、なおくん♪」 茜「えと、長いこと借りててすまんな」 弟「いや、大丈夫だよ？」 茜「では、ウチはこれで…」 葵「お姉ちゃん♪」ｶﾞｼｯ 茜「せ、せやかて恥ずいねん、アオイー！」 弟「？」

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葵「あー実はね、前からお姉ちゃんがなおくんとお近づきになりたかったらしくてさ」 葵「あの件は別に脅したかったわけじゃなくてただ単になおくんに家に来て欲しかっただけなんだ」ﾎﾞｿｯ 弟「そうなんだ…」 葵「ほら、ちょっとお話するだけだからさ…」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

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葵「ちょっと飲み物持ってくるねー♪」 茜「お、おう…」 弟「うん…」 ﾄｺﾄｺﾄｺ… 茜「…」 弟「…」 茜「…その、ご趣味とかはなんでしょうか？」 弟「えっ？」 茜「え？」

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弟「…」 茜「ごめん、その、さっきのやっぱなしにしてや」 弟「いや、急だったからその…趣味っていっても特にないかな？」 茜「そ、そうなんや」 弟「う、うん…」 茜「…」 弟「…」 弟・茜(気まずい…)

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ﾄｺﾄｺﾄｺ… 葵「お待たせ〜ってあれ二人とも黙りこくってどうしたの？」 弟「いや、あおいちゃ…っ！？」ｸﾞｲｲｯ 葵「それにほらこっちの方が広いからこっち座ろうよ」ﾆｺ 弟「ぁ、う…」ﾄｽｯ 茜(隣になおくんがおる隣になおくんがおる隣になおくんが〜)

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葵「…ふふ、僕達に挟まれちゃったね♪」ｽﾄﾝ 弟「いや、その…」 葵「動画…」ﾎﾞｿｯ 弟「…っ」 葵「ふふ…ねーねーお姉ちゃん3人で王様ゲームしない？」 茜「ふぇ、お、王様ゲームって…あれか？」

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葵「そうそうあれあれ♪」 弟「え、3人で王様ゲームって…」 葵「な、に、か？」ﾆｺﾆｺ 茜「う、ウチは大丈夫やでなお、さん？」 葵「ほら、お姉ちゃんも大丈夫って言ってるしなおくんも大丈夫だよね〜？」 弟「うぅ…」 〜〜〜

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-21:00- ゆかり「…」 ｶｯﾁｺｯﾁｶｯﾁｺｯﾁ… ゆかり(流石に遅い) ゆかり(今日は夕ご飯は大丈夫、て一言LINEで来ただけでそれ以降はこちらから連絡しても通話をかけてもガン無視) ゆかり(一体どこで何を…)

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ｶﾞﾁｬ ゆかり「…おとくん！」 ﾀｯﾀｯﾀｯ ゆかり「ちょっと、おとくん！どこで何して…！」ｶﾞﾁｬ 葵「やっほーゆかりさん♪」 ゆかり「…？あなた誰ですか？」 葵「あ、そうだったね、僕は琴葉葵と言います」ﾍﾟｺﾘ

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葵「実は道端であなたの弟さんがデロンデロンに酔っ払っててさ」 茜「あおいちゃーん、ウチそろそろ限界や」 ゆかり「あ、手伝いますね」ｽｯ 弟「…ぅ」 ゆかり(これは…てか酒臭っ！？) 〜〜〜

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-弟、自室- 茜「降ろすんここでええか？」ｽｯ ゆかり「えぇ、ありがとうございます」ｽｯ 弟「んっ…」ｺﾞﾛｯ 葵「…で、その弟さんを届けに来たんだけども」 ゆかり「そうだったんですか、弟がご迷惑をおかけして申し訳ありません…」

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葵「いえいえ、気にしてませんよ」ﾆｺﾆｺ 葵「それでは僕らはこれで…ほら、お姉ちゃん帰るよー」 茜「お、おう」 ｷｨｨ…ﾊﾟﾀﾝ ゆかり「…」ﾁﾗｯ 弟「…Zzz」 〜〜〜

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弟「…Zzz」 ゆかり「全く起きる気配がない、と…」 ゆかり(まぁ今日はもう夜も遅いしまた明日聞きましょうか) ゆかり「…」ｽﾝｽﾝ… ゆかり「やっぱりお酒臭い…」 ゆかり(でも一体なんでこんな事を…) ゆかり(…)

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ゆかり(もしかして私がしてたことがそんなにも嫌だった…？) ゆかり(いえ、でもほんとに嫌なら強く振りほどくはず…) ゆかり(…) 弟「…Zzz」 ゆかり「…おとくん」ｷﾞｭｯ… 〜〜〜