ポール・オースター『インヴィジブル』まとめ(モーメントからのサルベージ)

ポール・オースターの『インヴィジブル』の日本語版が出ましたのでまとめてみました。
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マユ @yomuko09

オースターもインヴィジブル=不可視というタイトルどおり全体像がなかなか見えてこない、ずっと尻尾の先を追っているような小説で面白かった。角を曲がっても曲がっても尻尾をつかめない。夢中になって追いかけた。

2018-11-19 06:48:28
河村書店 @consaba

書評・宮下志朗「オースターは、父親を描いた「見えない人間の肖像」(『孤独の発明』)以来、「インヴィジブル」に固執している。」yomiuri.co.jp/life/book/revi… pic.twitter.com/8KhknrzddC

2018-11-20 03:21:29
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rumiko @rumiko71

ポール・オースター著『インヴィジブル』読了。唐突に、あまりにも唐突に物語が終わってしまった。強烈な印象。強烈な狂気の物語だった。

2018-11-24 13:25:30
せら @Treasure_Table

ルドルフ・ボルンと彼が名のると、私の思いはただちに彼(か)の詩人へと向かった。ベルトランとはご親戚で? と私は訊いた。 ああ、あの頭をなくした情けない奴か、と彼は答えた。そうかもしれんが、まあ違うと思うね。こっちは「デ」がないから。 『インヴィジブル』Pオースター

2018-11-24 22:54:35
せら @Treasure_Table

『インヴィジブル』、今日から読んでおります。オースター、ものすっごい久しぶりなので(え、前読んだのいつだろう。闇の中の男?)噛み締める思いであります。噛み締めて読みます。

2018-11-24 22:59:54
ナカナカ @kanadora1025

「生まれて初めて、ウォーカーは人を損ねようとしている。」(インヴィジブル ポール・オースター、p168) 人を損ねようとしている。 何度もリプレイしてしまう一文。

2018-11-27 23:02:28
藍 ⋆ 𝒶𝒾 ⋆ @aichan19953

ポール・オースター「インヴィジブル」(新潮社) どこかオースター自身を彷彿とさせる魅力的な大学生が出会うinvisible なボルンと魅惑的なマルゴ。何十年もして回想録のように届く手紙。語られる細部が妙にリアルで、どこまでフィクションなのか?わからなくなる。読み終えた後、余韻が深く残った…

2018-11-28 11:22:47
せら @Treasure_Table

半日を費やしてドライヤーの映画の蘇生の場面をめぐる思いを書きとめ、部屋の窓を通して見たパリの空の変幻ぶりについてグウィンに宛てて長い、のびやかに狂想的な手紙を書くーーここで暮らすことは雲の目利きになること、移り気の気象学者になることだよ。 『インヴィジブル』オースター

2018-11-30 00:23:07
ナカナカ @kanadora1025

「インヴィジブル」ポール・オースター、柴田元幸訳、新潮社 するする読んでしまう、よく練られた小説。うまいのです、文章が。もちろん、柴田先生の素晴らしい訳文も。 じわじわと汚染されてゆくような、気持ちの悪さがたまらないですね。 美しい男の子が成長課程で触れざるを得なかった邪悪さ。

2018-11-30 09:33:00
cameron @teaandperfume

ポール・オースター インヴィジブル読了。 トピックだけ抜き出すとなかなかにアレなのに、いつもの内省的で静かなトーンを漂わせるのも、それでいてぐいぐい読ませる筆致もさすが。 己自身も関わりを求めた他者もinvisibleなまま。 でも初期作品より登場人物に安定感を感じなくもないのは何故だろう。

2018-12-01 18:54:47
槙野 さやか @kasa_sora

ポール・オースター『インヴィジブル』。いやっほう!私の大好きなオースター、筆力にかげりのない、まとめにかかっていない、いまだ青春の記憶もかぐわしき(作家の実年齢は関係がない。記憶と感覚の季節の問題だ)十年前の作品の新訳です。リズミカル、スペクタクル、リーダブル、そしてマジカル。

2018-12-02 01:02:34
新潮クレスト・ブックス+海外文学編集部 @crestbooks

巽孝之が読む『インヴィジブル』ポール・オースター著、柴田元幸訳 《この青春小説は、何の変哲もない人生の水面下にありとあらゆる闘争を秘めた「不可視(インヴィジブル)のアメリカ」を描く。あの狂気の時代が21世紀現在とも決して無縁ではないことを実感させる傑作。》 sankei.com/life/news/1811…

2018-12-04 18:49:39
よも @akemi_yomo

ポールオースター「インヴィジブル」shinchosha.co.jp/sp/book/521720/ 読んだ。おもしろかった。オースターはエッセイや自叙伝みたいな内省的な物より物語を出していく物のほうがわたしはやっぱり好きだなあ。これはちょっと藪の中的な。エピソードの断片をまとめきれずつぎはぎした感もあるけど。。(おわり

2018-12-06 20:26:43
新潮クレスト・ブックス+海外文学編集部 @crestbooks

図書新聞11/24号に、ポール・オースター『インヴィジブル』(柴田元幸訳)の書評が掲載されました。評者は本間芙由子さんです。 《この物語の最大の特徴は、何と言っても語りの豊かさだ。現在と過去を自在に行き来し、章を追うごとに語り手ばかりか、人称や時制も鮮やかに変化していく。》

2018-12-07 13:02:41
集英社 すばる編集部 @subaru_henshubu

書評/辻原登著『不意撃ち』、藤田直哉/ポール・オースター著、柴田元幸訳『インヴィジブル』、飯野友幸 #すばる1月号

2018-12-08 15:09:04
佐々木敦 @sasakiatsushi

ポール・オースター『インヴィジブル』遅ればせながら読了。初期に戻ったかのような凝りに凝ったメタフィクションでテクストが真偽不明のまま層を成していく。滅法面白いのに、最後まで明確な像を結ばず、そこがいいのだが、強引に言えば、善と悪の対決の話だと思った。セシルという登場人物が魅力的。

2018-12-10 11:34:21
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