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家具デザインの歴史 _ スカンジナビア編(1945-1960)

書籍「近代から現代までのデザイン史入門 1750-2000年」 / トーマス・ハウフェ」をベースにしています。 今後随時掘り下げの更新をしていく予定。
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はるき @kiruhachi

有名な作品は"J-39シェーカーチェア"だな。アメリカのシェーカー教徒が教会で使っていた椅子をその当時に合わせてリデザインしたもので、簡素で無駄のないデザインは、師匠であるコーレ・クリントを感じる。 pic.twitter.com/CLKNWVKR22

2018-11-15 00:19:06
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はるき @kiruhachi

さらに、デンマークには一般の人々が日常に不可欠な食品をより最適に入手出来るよう流通の仕組みを構築する組織、FDB=デンマーク生活協同組合連合会という団体が1896年に誕生しており、1942年にはインテリア事業の角度から消費者の生活水準向上を目指し、FDB 内に 家具部門が組織化されている。

2018-11-15 00:22:46
はるき @kiruhachi

FDBモブラー(家具)初代企画デザイン担当責任者こそがモンエンセンであった。FDBモブラーは多くの家具を生み出している。それもgreeniche.jp/html/page210.h…ここに載っている。

2018-11-15 00:26:34
はるき @kiruhachi

このように、人体という側面の機能主義を重要視し、大衆に視点をおいている(リデザインという手法もその現れであろう)、コーレ・クリントやボーエ・モンエンセンという中心人物が、スカンジナビアのデザインに大きな影響を与えているようである。

2018-11-15 00:30:07
はるき @kiruhachi

今日はここまで^^ 寒気がするので今日は早く寝るぞ…

2018-11-15 00:30:36
はるき @kiruhachi

今日も今日とて、50年代あたりのスカンジナビアのデザイナーを調べる。今日は椅子の王様、ハンスJ.ウェグナー^^ twitter.com/kiruhachi/stat…

2018-11-16 00:59:42
はるき @kiruhachi

いま、「近代から現代までのデザイン史入門 1750-2000年」 / トーマス・ハウフェを読んでいる。今日は戦後のデザインの変化過程について書かれている「1945-1960 奇跡の経済復興」という章で今日はスカンジナビア編。

2018-11-12 02:15:36
はるき @kiruhachi

ウェグナーの概要に関しては、カールハンセンのページがよかった。carlhansen.jp/designers/hans…

2018-11-16 01:01:17
はるき @kiruhachi

まとめると、1950年、60年代には一般の人々がそれまで抱いていた家具へのイメージを一掃するような家具を次々と発表した人物。椅子のデザインを追求し、500以上(!)のデザインをしている(続く

2018-11-16 01:02:46
はるき @kiruhachi

1943年に自身のデザイン事務所を開設。1944年には、中国の明朝時代の椅子に影響を受けた"チャイナチェアシリーズ"の最初の作品となる椅子を手がける。このチャイナシリーズの最後の椅子となるのが1949年にデザインされたCH24、Yチェアである。

2018-11-16 01:04:16
はるき @kiruhachi

CH24/Yチェアはこれな。これが中国の椅子のオマージュであるとは恥ずかしながら知らなかった…。 pic.twitter.com/eP0GRXfnHO

2018-11-16 01:07:25
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はるき @kiruhachi

さらに、「近代から現代までのデザイン史入門 1750-2000年」から引用すると、「H.ウェグナーは彼の椅子「JH501」によってスカンジナビアの椅子類のシンボルを生み出した。それゆえにこのモデルは後に平明に「椅子」とも呼ばれた。これはチーク材製で、簡潔な形態からなり、編まれた座部をもち、(続く

2018-11-16 01:08:44
はるき @kiruhachi

、極めて理想的な座り心地を背もたれから肘掛や足にいたる有機的で流動的な変化と結びつけた。」と書いてある。

2018-11-16 01:09:03
はるき @kiruhachi

JH501についてはこのサイトによく書かれている。tokyo.slow-house.com/?tag=jh501 少し引用すると、「明式椅子のリデザインと言われる「チャイニーズ・チェア」の後にデザインされた「ラウンド・チェア」(=JH501)。イスとして最低限必要なものだけを残し、更に簡素化し、浄化し、(続く

2018-11-16 01:11:08
はるき @kiruhachi

続き)ウェグナーが他の文化のインスピレーションや他のデザイナーからの影響から解き放たれた作品と言われています。正に「ザ・チェア」なのです。」こんな感じ。

2018-11-16 01:11:30
はるき @kiruhachi

昨日述べたモンエンセンもそうだが、デンマークの家具は過去のオマージュから生み出されているという点が面白いな。 twitter.com/kiruhachi/stat…

2018-11-16 01:13:41
はるき @kiruhachi

0から新たなデザインを創造したイタリア・アメリカ・ドイツとは異なり、オマージュベースで、つまり"組み合わせ"ベースで新しきを創造したのがデンマークであるようだ。僕はこういった創造が好きなので、デンマーク家具がとても好きになった^^

2018-11-16 01:19:38
はるき @kiruhachi

"人体"をベースに、基本的には削ぎ落とし、(伝統技術を用いた)必要最低限の一手を加える。クリント、モンエンセン、ウェグナーからはこのような共通の思想を感じる。

2018-11-16 01:25:11
はるき @kiruhachi

ちなみに、僕がいつか欲しいと思っているソファはウェグナーの「GE259 Day Bed」です^^初めて座った時の衝撃が忘れられない。関係ないが。

2018-11-16 01:26:33
はるき @kiruhachi

これな。当然売れているが^^; Hans J. Wegner GE259 Day Bed D-801D818 北欧インテリアgreeniche(グリニッチ) #greeniche カリモク60 北欧ビンテージ家具専門店 greeniche.jp/shopdetail/000…

2018-11-16 01:27:19
はるき @kiruhachi

今日の勉強はここまで^^

2018-11-16 01:27:53
はるき @kiruhachi

勉強スタート。今日はアルネ・ヤコブセン^^ twitter.com/kiruhachi/stat…

2018-11-17 01:09:33
はるき @kiruhachi

まず本文から引用すると、「アメリカ人のイームズと同じようにA.ヤコブセンは、積層材からなる曲げた皿状のものを鋼管脚の上にのせた。彼の有名な椅子『蟻』はデンマークで最初に大量生産された椅子である。」と書かれている。

2018-11-17 01:11:56
はるき @kiruhachi

ヤコブセンは、スカンジナビアのデザイナーの中でも、プライウッドの曲げ技術をかなり巧みに操ったデザイナーといえよう。その背景にはデンマークの老舗家具メーカー、フリッツ・ハンセンの技術が大きく存在する。 twitter.com/kiruhachi/stat…

2018-11-17 01:17:38
はるき @kiruhachi

フリッツ・ハンセンのホームページから引用すると、「今世紀(20世紀)初頭、 フリッツ・ハンセンの息子で進取の気性に富んだ クリスチャン・E・ハンセンは蒸気によるブナ材の曲げ木を使った試みを開始しました。この技法は1930年代に精緻を極め、(続く

2018-11-12 02:25:18
はるき @kiruhachi

イームズによるアメリカの成形合板の技術よりもスカンジナビアのほうが主流なのかもしれないな。この辺はいつかちゃんと調べよう。(いつか… twitter.com/kiruhachi/stat…

2018-11-17 01:18:59
はるき @kiruhachi

ちなみにアメリカにおいてイームズが、プライウッドの成形技術を用いた有名な作品「レッグ・スプリント」(足の骨折時の副え木)をつくったのが1942年のこと。両者の関係性は不明だが、2つの地域で同時代的に成形合板の技術が萌芽している。

2018-11-12 02:31:31
はるき @kiruhachi

ヤコブセンの有名家具が発表され始めるのは第二次世界大戦後の50年代から。家具デザインのスタイルは1952年の『アント(蟻)チェア』によって確立され、その後も『スワンチェア』『エッグチェア』『セブンチェア』などの家具作品を続けて発表している。

2018-11-17 01:21:24