編集部イチオシ

家具デザインの歴史 _ スカンジナビア編(1945-1960)

書籍「近代から現代までのデザイン史入門 1750-2000年」 / トーマス・ハウフェ」をベースにしています。 今後随時掘り下げの更新をしていく予定。
33
はるき @kiruhachi

こうして並べてみると、流線が相当美しい。形としては、マーケットベースで生まれたアメリカの流線型とかなり似ている。 pic.twitter.com/CcupfCawzZ

2018-11-17 01:34:34
拡大
拡大
拡大
拡大
はるき @kiruhachi

けれども、どこか違う。こちらはイームズのサイドシェルチェアと、サーリネンのチューリップチェア。 pic.twitter.com/t8J2nu3Ft0

2018-11-17 01:37:27
拡大
拡大
はるき @kiruhachi

似ているけれど、明らかにアメリカの2作品の方がポップで遊び心がある印象を受ける。時代の気分の違いでこんなにも「似ているのに違う」というのが面白い。しっかりと言語化したいところ。

2018-11-17 01:39:21
はるき @kiruhachi

さらにヤコブセンは、1956年に竣工したデンマーク国内初の高層ビルであるSASロイヤルホテル(現・ラディソンブルーロイヤルホテル)にて、建物の設計からインテリアデザイン、照明やドアノブ、食器類などの細部までを一貫して手がたのは有名ですな。

2018-11-17 01:42:08
はるき @kiruhachi

ここでエッグチェア、スワンチェア、ドロップチェアが生まれている。これが当初のまま保存されていたロビーの写真。 pic.twitter.com/zwtE1Wtp2g

2018-11-17 01:44:19
拡大
はるき @kiruhachi

そして今年の春にはリノベーションされた模様。デンマーク国民のリアクションはどうだったのであろうか。 __ヤコブセンの名作ホテルが58年ぶりの大リニューアル! casabrutus.com/architecture/7…

2018-11-17 01:45:29
はるき @kiruhachi

ウェグナーやモンエンセンよりもかなり造形的であるという印象があるが、人体ベースで計算し尽くされたような真摯さはしっかりと持ち合わせている。そんな印象のヤコブセンです。

2018-11-17 01:48:26
はるき @kiruhachi

今日はこの辺で(早w 一週間お疲れ様でした^^

2018-11-17 01:49:09
はるき @kiruhachi

ちなみにこの本は、近代から現代にかけてのデザインの大局観を得るために読んでいるつもり。ここでサクッと掴んだあとは、面白そうなシーンをピックアップして掘り下げていく所存^^

2018-11-17 01:51:09
はるき @kiruhachi

今のスカンジナビアも相当興味深いシーンの1つ。

2018-11-17 01:51:47
はるき @kiruhachi

今日でスカンジナビア編は終わりです。最後はヴァーナー・パントン! twitter.com/kiruhachi/stat…

2018-11-17 18:07:16
はるき @kiruhachi

いま、「近代から現代までのデザイン史入門 1750-2000年」 / トーマス・ハウフェを読んでいる。今日は戦後のデザインの変化過程について書かれている「1945-1960 奇跡の経済復興」という章で今日はスカンジナビア編。

2018-11-12 02:15:36
はるき @kiruhachi

パントンは当時のスカンジナビア諸国デザイン業界では、完全にアウトサイダーであった。本書から引用すると、「彼はアメリカやイタリアでの出来事に同調しており、ほとんど木材を用いないで鋼線と色鮮やかな合成物質を用いて活動した。」とのこと。

2018-11-17 18:10:27
はるき @kiruhachi

特に有名なのは、1960年発表の「パントンチェア」。これはデザイン界の歴史に大きく名を刻んだ名作である。(ちなみに現在の形で量産化に成功したのは199年)独特の色彩感覚を持ちいた空間デザインや、近未来的なデザインの数々はミッドセンチュリーデザインに大きな影響をもたらしている。

2018-11-17 18:12:08
はるき @kiruhachi

このページmatome.naver.jp/odai/214790850…には、 「この名作チェアを生み出した背景には、パントンは木を使った北欧の伝統的な技法を嫌っており、それとは逆にデザイナーを束縛せず、安く生産できるプラスティック素材に魅了され、10年以上もの研究を重ね探求した結果、誕生しました。」と書かれている。

2018-11-17 18:13:57
はるき @kiruhachi

パントンはこんな感じ。"北欧的""スカンジナビア的"か逸脱しまくっているデザイナー。まぁ文化の特色が強いほど、強烈なアンチテーゼを生むのは世の常であるから、パントン含めスカンジナビア文化と捉えて問題ないと思うけれど。

2018-11-17 18:19:01
はるき @kiruhachi

wifi切れたので一旦離脱…。デニーズで7SPOTを使っているのだけど、時間制限オーバー。昨日の深夜の作業が、日付的に今日であったという盲点を突かれた…。

2018-11-17 18:52:54
はるき @kiruhachi

さっきの続き。パントンで、スカンジナビア編はおしまいです。30年代、アアルトによって仕込まれた合板曲木技術は、スカンジナビア諸国の伝統として、戦後50年代に大きく花開いた。今回紹介したモンエンセン、ウェグナー、ヤコブセンがその立役者であった。

2018-11-18 00:06:45
はるき @kiruhachi

ちなみに、イームズを含めたプライウッドと家具の歴史に関しては、この記事によくまとめられていた。プライウッドのパイオニアはアアルトということになるそうだ^^ 少し前のモダンデザインについて考える art-storms.com/what_is_modern…

2018-11-18 00:19:53
ことりっぷ @cotrip_twi

北欧の暮らしを感じられるスポットが集まった「メッツァビレッジ」がオープン♪レストランではデンマークの伝統料理を、ショップではマリメッコなど北欧ブランドのお買いものが楽しめますよ。

2018-11-17 09:00:01
はるき @kiruhachi

こんなのができたのか。行ってみたい^^

2018-11-21 02:17:47
はるき @kiruhachi

今日は、OFS Galleryの「光画展 コウガテン RGB exhibition」に行ってきた。とてもよかった^^ これな→ofs.tokyo/kougaten

2018-11-24 17:02:30
はるき @kiruhachi

イントロに、「SILVER NANO INK(電気が通るインク)が刷られているダンボールのキャンバス回路上にLEDで光の画を描いていただきました。」と書かれている通り、銀ナノインクとLEDという最新の技術を用いて、描かれたのが"光の絵画”。

2018-11-24 17:04:01
はるき @kiruhachi

しかし、そのビジュアルは、ドット絵を想起させる低解像度なもの。この作品背景とアウトプットの関係がとてもいいのではないかと考えさせられた。

2018-11-24 17:04:43
はるき @kiruhachi

光の絵画という、もののジャンルは最新であるが、アウトプットがレトロになる。この振り幅というか、ゆらぎが面白い。 あえて懐古的なのではなく、そう"なってしまう”という点が本展において重要である。新しい技術を用いて、人が愛着を抱くモノをつくるというお題に対する、ひとつの答えかなと。

2018-11-24 17:05:42
はるき @kiruhachi

例えば、アアルトがプライウッドの曲木という最新の技術を用いて大量生産を実現したスツール60(1933)。 これもそのカタチが、家具としてはまったく新しいものではない。人々は職人による1点モノの流線的な家具に馴染みはあったであろう。

2018-11-24 17:07:43