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キル八 @kiruhachi
いま、「近代から現代までのデザイン史入門 1750-2000年」 / トーマス・ハウフェを読んでいる。今日は戦後のデザインの変化過程について書かれている「1945-1960 奇跡の経済復興」という章で今日はスカンジナビア編。
キル八 @kiruhachi
ちなみにスカンジナビアとは、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランドあたりの地域のことな。(知っているか^^;
キル八 @kiruhachi
まずは大枠部分の引用から。「スカンジナビア諸国では…工業化が遅れてはじまったので、スウェーデンやフィンランドやデンマークの家具文化においては、第二次世界大戦後においても他に比して手仕事的な伝統が途切れることなく存続していた。」「人々はその土地特有のシラカバ材や松材を(続く
キル八 @kiruhachi
続き)加工した。しかしその際に古い手仕事的な技術を用いるのみならず、積層材加工の新技術をもためし、有機的形態が生み出された。」「インドシナ戦争後に世界市場に大量に現れたチーク材の西欧の輸入国であるデンマークでは、デンマーク・チーク材様式が発達した。」「いよいよ狭苦しくなる(続く
キル八 @kiruhachi
続き)住宅事情により良く適っていたのは、…チーク材による軽量で実用的な家具であった。」「家具をモダンであると同時に心地よいものにしており、このことがスカンジナビア住宅文化の世界的な成功の主な理由であり、工業的生産においても国際的様式と堅実な職人文化とが結びついたのである。」
キル八 @kiruhachi
こんな感じ。工業化の遅れという時代背景が、手仕事的な伝統との断絶を防いだ。伝統と技術の明確な"組み合わせ"がスカンジナビアの文化を形成したのである。
キル八 @kiruhachi
スカンジナビア諸国のひとつであるデンマークの有名な老舗家具メーカーはといえば、ご存知「フリッツ・ハンセン」である。設立は1872年。
キル八 @kiruhachi
フリッツ・ハンセンのホームページから引用すると、「今世紀(20世紀)初頭、 フリッツ・ハンセンの息子で進取の気性に富んだ クリスチャン・E・ハンセンは蒸気によるブナ材の曲げ木を使った試みを開始しました。この技法は1930年代に精緻を極め、(続く
キル八 @kiruhachi
続き)フリッツ・ハンセンはこの分野におけるリーダーと言えるメーカーとなり、後ほどこの技法が同社の得意分野に進化を遂げます。それは、成形合板による家具の生産です。」1930年代には、ブナ材やプライウッドの曲げの技術があったのだな。
キル八 @kiruhachi
ちなみにアメリカにおいてイームズが、プライウッドの成形技術を用いた有名な作品「レッグ・スプリント」(足の骨折時の副え木)をつくったのが1942年のこと。両者の関係性は不明だが、2つの地域で同時代的に成形合板の技術が萌芽している。
キル八 @kiruhachi
今日の勉強はここまで(早い
キル八 @kiruhachi
明日はスカンジナビアのこの時代のデザイナーたちを掘っていく予定。たのしみ^^
キル八 @kiruhachi
神奈川近代美術館葉山のアアルト展に行ってきた。立地が最高の美術館だよな〜〜^^
キル八 @kiruhachi
アアルトは、温もりのある造形とか、柔らかな光とか、そういう作家性のイメージで語られることが多い。だけどアアルトの本質は、そのデザインを国レベルまで波及させたことにあるのだなと改めて思った。
キル八 @kiruhachi
独りよがりの作家性だけではなく、その思想、デザインを浸透させるところまでかなり力を入れて行なっている。まさに「もうひとつの自然」を生み出した男。
キル八 @kiruhachi
アアルトはデザイナーであり、建築家であるだけでなく、プロデューサーやエディターの仕事もこなしている。すごすぎる。
キル八 @kiruhachi
そういや昨日も疲れ果てていて勉強をサボってしまった…。今日はやります!(ちょっとだけど…
キル八 @kiruhachi
今日からはスカンジナビアのデザイナーたちをちょっとずつ調べていきます。 twitter.com/kiruhachi/stat…
キル八 @kiruhachi
まずはコーレ・クリント(Kaare Klint)。1888年生まれ。「デンマークの近代家具デザインの父」と呼ばれる家具デザイナーである。引用文でもあったが、彼は"人体のサイズや生活用品から使われる家具の適したサイズを割り出し"に尽力したデザイナーである。
キル八 @kiruhachi
引用していなかった^^;>前ツイ 引用すると、「K.クリントはすでに戦前から人体の均整研究を通して有機的な形態を手に入れようとしており、多くの若いデザイナーの手本となった。」とのこと。
キル八 @kiruhachi
コーレ・クリントが戦前から、生産的な機能でもマーケティングでもなく「人体」にフォーカスしていたことが、スカンジナビア家具の特色を決定付けたという見方もできるだろうな。
キル八 @kiruhachi
クリントの初めてのデザインといえるファーボー・チェア(1914)がこれ。研究の成果を生かし、伝統家具をリデザイン(再設計)したものらしい。確かにどこか装飾的であるが、人体を包み込む曲線がある。おもしろい。 pic.twitter.com/JK4u5FvQ3A
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キル八 @kiruhachi
そんなコーレ・クリントに師事していたのがボーエ・モンエンセン(Borge Mogensen)である。1914年デンマーク生まれ。
キル八 @kiruhachi
モンエンセンについてはこのページにかなり詳しく書かれている。 greeniche.jp/html/page210.h…
キル八 @kiruhachi
モンエンセンの特徴としては、デザインの視点を常に大衆・一般家庭にあてていたことであるようだ。家具の寸法の標準化によるさまざまなユニット収納家具デザインは時代の先駆けであり、世界初のユニット家具とも言われていたとのこと。
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