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吉行淳之介「窓の中」から読む上昇婚、ジェンダーロール、オタクの執着について

需要無いと思ひまつるが纏めた。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 途中で三代子が三千子になつてまつるが此れはご愛敬。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
フェミニズム ジェンダー 上昇婚 人文 格差社会 恋愛 吉行淳之介
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まぐにゃ @magu_magu_nya
吉行淳之介の「窓の中」を再読。。。。。。。改めて読み返せば、此れ、上昇婚の神話なんでつるよな。。。。。。。オタク少年とその姉三代子が暮らしてゐる。。。。。少年は或る高い家まで模型の飛行機を飛作つて飛ばすことを夢見る。。。。。其れに姉も同調していく。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
二人は父を亡くし借家で暮らしてゐる事から分かるやうに貧乏である。。。。。。弟のオタク君は、単純に飛行機を飛ばしたい、或いは其所に住んでゐる女の子の顔を見たいぐらゐの動機でコツコツと作り続ける。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
姉も其の動機に呑まれていくが、期待と裏腹に悪魔が出てくるかも知れないと言ふところに弟にはない恐怖感を覚へてことが分かる。。。。。。。。。流石吉行、かう言ふ女性の二面性を捉へるのは上手い。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
続いてえらく肉感的に描かれた三代子が出てきまつが、無粋を承知でかくと、家に飛行機が入つたことで知り合つた高校生の子供がゐて金持ちのやもめの男と肉体関係を結んだ事が暗示されてゐるのでせう。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
続いて現れた突如引つ越しを告げ、三代子は悪魔がゐたきたみたいな幻想を笑ひ飛ばし(と言ふと語弊があるかも知れぬ。。。。。。)、弟が電気機関車に凝り初めてお金が掛かると初めて金銭の話をし始める。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
さうして主人公のやうに見えるが、実はただの傍観者だつた道夫に年上の女が若い男に話し掛ける口調で声を掛ける。。。。。当初道夫は金持ちの息子の大学生で三代子より上だつた、併し今の三代子は金持ちの配偶者になることが決まつた存在、詰まり精神的にも肉体的にも上位なんでつからな。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
実際道夫は憐れみの感情から三代子の一家に色々と親しくしたことが分かるでせうね。。。。。。。。。少年はオタク的に自分のやりたい事を続けた、併し三代子は能動的には何もやらず金持ちの妻になつたんでつるね。。。。。詰まり上昇婚である。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
三代子は新しい存在に出会ふ予感に恐怖してゐる。。。。。。併し出会つてしまへば其れに順応し、性的に描かれる。。。。。。。。。此の小説では上昇婚とエロテイツクなものが結び付いてゐる事が分かるでせう。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
まあ、実際吉行には世の女性はかう見えたのでせう。。。。。。。其れが此の小説が書かれた五十年以上前の世界だつた。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
さうして、今でも矢張り残つてゐるやうに思ふ。。。。。。。。カブトムシ太郎さんなんぞが必死で上昇婚を同質婚だと言ひ換へたり、下半身云々と下卑たことだと連呼してゐたりしたのは此の辺りに淵源がありそうでつるな。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
かういう風に小説論を書いても反応が少ないでつが、これは短篇で気軽にキンドルとかでも読めるので読んでみて欲しいでつる。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
ツイツターの議論を見た上で昔の小説を読み返して見ると色々得られるものがあるんでつるなあ。。。。。。。。三代子が妻になる事が決まつた後に金の話をし始めるのは非常に興味深い。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
今では結婚する前から金の話をする。。。。。。。其れは当時より女性の社会的地位が高まつたことによるのは言ふ迄でもない。。。。。。。。併し依然として上昇婚志向は変はらない。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
三代子は飛行機があの家に辿り付いたら、悪魔が出てくるかも知れないと言ふ不安感を抱くのでつるな、聞き手の道夫は其れを理解できない。。。。。。。。。。此の不安感は同時に期待と裏腹であり、反転される感情である、事実三代子は中年男と出会ひ不安を反転させた。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
現代の三代子だと中年男は嫌、道夫並の同年代であり乍ら、金を持つてゐる男がいゝと言ふでせうな。。。。。。。。さうして、キモカネおつさんが増えてゐる現在では其れは夢物語。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
三代子が悪魔が出ると云ふ話を声に出して大声で笑ひ、金の話へ移行させるところは重要で、彼女の中ではフアンタジー→現実の転換となつてゐる。。。。。。。金持ちの妻と言ふ現実的に相当高いヒエラルキーに属してゐる以上、空想を話す必要はなくなつた。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
三代子が肉感的に見えるやうになつたのが現実主義者に転向したからと吉行はしたかつたのでせうな。。。。。「女は現実的」みたいなのはわたくしは幻想だと思ひまつるけども、悪魔の話よりは少なくともありふれたものである。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
オタクの少年が此処で何を遣るかと云ふと、三代子を転向させながら、自身はもつとデイープな趣味の世界に突入する訳でつるな。。。。。。。。此がオタクと言ふものである。。。。。。。吉行はかう言ふ陰キヤを描くのも実は上手い。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
オタク少年=目的を達成しお姫様と会ふことを望み、其れが叶はなければ亦新しい目的を探す。。。。。。三代子=目的を達成することを悪魔と会ふかも知れないと不安に思ひ乍ら、同時に待ち望む、少年とは逆に具体的ではない曖昧な願望を抱いてゐるが、逆に具体的な達成を得る。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
初読時には当然道夫視点に立つて寝取られえろす的な感想だつたのが、読み返すと、道夫は単なる読者代表程度に過ぎない事が分かる。。。。。。。。重要なのは少年と三千子の関係でつな。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
いや、道夫も覗きをする側なのでさう言ふ意味では願望は持つてゐるのでつるが、其の窃視願望は読者を代行するものでしかない。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
覗きの点から言ふと三千子は道夫から覗きが出来ると言ふ事を知らされた後で裸体を道夫の前に晒す。。。。。。。。此れは明らかに見せびらかす為でつるよな。。。。。。。此れの動機は解釈の仕様が二つあると思ふ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
先ず最初に否定されるのが「三千子は道夫に惚れてをり、男と認識して見せびらかした」でせう。。。。。。。。。其れだと、年下の男へのやうに「道夫さん」と呼んだ事の意味が通らなくなる。。。。。。子供ではなく男だとは見なしてゐるかも知れぬが、迚も相手にしてゐない。。。。。。。
まぐにゃ @magu_magu_nya
此の意識しないナチユラルな残酷さがゾクゾク来まつよなあ。。。。。。。。。。よしんば道夫に脈があつたとして其れは三千子が大分後年を取つた後になるでせうな。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
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コメント

あべたつ @abtt_1992 2018年11月25日
旧仮名遣いで読みにくい-1145141919点
原酒 @shimekirigenshu 2018年11月25日
読ませるレビューでした。 短編小説の妙味が詰まった良作と云う事が伝わります。
marumushi @marumushi2 2018年11月25日
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