首里~那覇の地形を歩く(御嶽、樋川、湧水、かつての那覇など)

沖縄の2日目は、地元の方にご案内いただいて、首里~那覇の街歩きでした。 御嶽などの沖縄の文化と、湧水・樋川(井戸)にたくさん触れる15kmの道のりでした。 首里の地形がどのように出来たのかについては、帰ってから学んだことも多く、また行きたいなあと。
5
前へ 1 ・・ 6 7
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

@s15taka ずっと繋がっていたら、石灰岩体が切れるまで地上には出てこないわけですか……。 切れ切れでも、ある程度の水量が確保出来るくらいには地下水を涵養できるのですね。 地下水温が高めに見えるのもそのためですか。

2018-12-01 23:24:01
Takayuki Ogata @s15taka

@hira_sail この地域の地下水にしては水温が高めなことこそ滞留時間の短さを表しています。ECはもっとストレートにそれを表してますが。

2018-12-01 23:26:02
Takayuki Ogata @s15taka

@hira_sail 学生だったら「二回言わせないでね」と言うところ twitter.com/s15taka/status…

2018-12-01 23:27:54
Takayuki Ogata @s15taka

@hira_sail だからこそあちこちで流出するわけです。滞留時間の極めて短い地下水が。

2018-11-20 00:34:16
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

@s15taka 首里城跡の石灰岩のくだり、このあたりですか……。 pic.twitter.com/mpiSAu2Au1

2018-12-01 23:28:22
拡大
Takayuki Ogata @s15taka

@hira_sail そこだ、やっぱりちゃんと書いてた!

2018-12-01 23:29:35
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

@s15taka すみません、「切れ切れ」のサイズを捉えそこねました。

2018-12-01 23:30:05
Takayuki Ogata @s15taka

@hira_sail 確かに先の文脈とはもう一回りミクロスケールの話に移ってましたね。とにかく切れ切れなんです。大きなブロックはないと考えてください。

2018-12-01 23:31:35
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

@s15taka わかりました。 頭を完全に切り替えます。 こうなると、首里城跡のものもたぶん、ひとかたまりというより、それなりに切れ切れなのですね。

2018-12-01 23:35:27
Takayuki Ogata @s15taka

@hira_sail 最初の頃のツイートだと、首里城跡のてっぺんから城下町まで連続する石灰岩というニュアンスでしたよね。これは完全にフィールドを誤読しているなと感じていたのでした。

2018-12-01 23:39:54
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

@s15taka ありがとうございます。 相当誤解があったようです。かなり理解出来ました!

2018-12-01 23:42:23
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

補遺:連ツイの途中で、首里の石灰岩について↓のような想像をしましたが、実際には、琉球石灰岩はもっとはるかに局所的な分布とのこと。 訂正します。 twitter.com/hira_sail/stat…

2018-12-01 23:53:40
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

高さ(と年代?)の違う石灰岩体が少なくとも二つある? (地理院地図・素人の推測ですので、情報の利用には注意して下さい) pic.twitter.com/KF2GG1Kr2m

2018-12-01 12:07:41
Takayuki Ogata @s15taka

首里城跡を理解するのに重要なのは不整合からの湧水。この一般的事象を琉球弧で学ぶには与那国島のティンダバナが最適なサイトかもしれない。 twitter.com/s15taka/status…

2018-12-01 23:55:02
Takayuki Ogata @s15taka

八重山層群と琉球層群の不整合。砂岩にはタフォニ。地層の境界から湧水。遠景に水田。 pic.twitter.com/HBwjbBRACq

2014-08-10 17:11:16
Takayuki Ogata @s15taka

首里城跡・京の内をトップとして、北側を刻む安里川の谷も、南側を刻む安謝川の谷も、いずれも典型的な地すべり。それは"concave slope"になってることからわかる。その斜面にごくごく局所的に"convex slope"があり、そこだけ琉球石灰岩が乗る。 @hira_sail

2018-12-02 09:55:11
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

@s15taka たとえば、湧水のあった地帯を通るように標高を取ってみた下の図では、黒線のあるあたりが湧水地帯なのですが、ここの盛り上がったところがconvexの候補と考えて良いでしょうか?(たぶん、模型で3次元で見ると、ハマグリ状に盛り上がったりしてもっとわかりやすいのでしょうけど) pic.twitter.com/LSWI9dAGWn

2018-12-02 10:41:12
拡大
Takayuki Ogata @s15taka

@hira_sail その断面だけでも"convex"がいくつもあります。すごく小さいのがいくつもあるわけです。極めて断片的で小規模な崖で、そのパターンを面的に理解することが重要です。模型は見なかったんですか?

2018-12-02 10:48:49
Takayuki Ogata @s15taka

@hira_sail 鳥の目で全体をとらえ、虫の目で細部をとらえることが重要。どちらかを欠くと容易に間違えます。

2018-12-02 10:50:11
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

@s15taka はい。模型には寄れませんでしたが、なんとかして見ておくべきだったと反省中です。 鳥の目、虫の目、しっかり頭においておきます。 ありがとうございました!

2018-12-02 10:56:27

メモ:
・隆起と侵食(海成段丘)
・convex slope(凸形斜面)とconcave slope(凹形斜面)の見分け
・風化のメカニズム(今回の場合、泥岩:乾湿 石灰岩:溶蝕)
・侵食のメカニズム(下から抉られるパターン)
・表面の河川の有無(石灰岩地帯には地表に河川ができない)
・湧水・井戸からの地下水面の位置(=不整合のヒント)

まとめ 沖縄で石灰岩の作る地形と湧水を見る(尾方博士のカルストツアー参加、塩川、ドリーネ、ウバーレ) 沖縄三日目は、暗渠マニアックスの御二方に企画いただいた、尾方先生のカルストツアーに参加。沖縄本部半島で、水と石灰岩の作る地形を巡ります。 石灰岩からの塩分濃度の濃い湧水の原因や、3種類の石灰岩で出来た地形、石灰岩そのものの成因、さらに琉球弧の成り立ち(や、日本列島そのものの成り立ち)をという密度の濃い巡検になりました。 いろいろ理解し損ねた点もあり、後から尾方先生に訂正頂いたりしていますので、そのあたりも含めてご参考になればと思います。 さらには、この地質は秩父の地質とひと続きになっていて……。 2743 pv 15
前へ 1 ・・ 6 7