「脅しじゃなかぞ」執拗なパワハラで精神疾患を負わせた上、被害者を文書で侮辱→上司と会社に2000万円支払い命令の判決

中川拓 @takun1981

記事でも語られてたけど，SNSは逆に労働者に有利な面もあって，たとえばLINEでパワハラを受ければ，その画面がゆるがぬ証拠になるし，スマホは録音もできるし，SNSで労働問題を社会に訴えることもできる。最近，LINEの画面を証拠で出すことが本当に多い

中川拓 @takun1981

広告会社のデザイナーの残業代請求事件での，会社側反論。「採用面接時に残業代不払の合意があった」そうだが，労基法違反の合意は無効(13条)。「入社からの経緯をふまえた対応を検討されたい」ってところが，主張の虚しさを物語っている。（なお「高額の賞与」も年間６０万円代で，賃金センサス未満） pic.twitter.com/KdhO6Fjdqc

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中川拓 @takun1981

労基法で一番肝心なのは，労基法違反の合意があっても無効なこと。労基法違反の合意が有効なら，そんな合意に応じる労働者しか，企業は採用しなくなる。ところが高度プロフェッショナル制度は，労働者の同意＋一定以上の収入で，労基法の残業規制を解除する。先程のような会社の主張が合法化されるのだ

長崎プラネット事件被害者を支援する会 @planet_dispute

長崎プラネット事件の裁判もいよいよ佳境。2018年6月1日13:10から長崎地裁にて、加害者の元専務取締役、本多孝介代表取締役、藤瀬直男社主らの証人尋問が行われます。公開裁判なので自由に傍聴できます。 #ブラック企業 #パワハラ #長時間労働

長崎プラネット事件被害者を支援する会 @planet_dispute

@foresight1974 ６月１日の被告側の尋問では、パワハラ加害者である元専務取締役もこちらがパワハラと指摘した言動を概ね認めました。原告側の求める成果は得られたと思います。６月１５日に原告側の尋問があり、被害者・原告も尋問を受ける予定です。

中川拓 @takun1981

私の担当事件の記事がリテラに掲載されました。奥様の手記は感動的です。ぜひご一読下さい。┃壮絶なパワハラで心を壊された広告代理店社員　「死にたい」と口にした夫に妻は…パワハラ被害者家族の手記 lite-ra.com/2018/06/post-4… @litera_webさんから

中川拓 @takun1981

なお，タイトルは編集部がつけたのですが，Ａさんは「広告代理店社員」ではなく，正確には，広告代理店の子会社の広告制作会社の社員（デザイナー）です

中川拓 @takun1981

リテラの人気記事ランニングで３位。ビジネスカテゴリで１位。うれしいな。広く読まれてほしい pic.twitter.com/8fxPlvDrD2

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中川拓 @takun1981

過労死ラインの残業がスタートライン，過労死ラインの「何倍の残業か」が目安になるような，壮絶な働き方をさせられてると，残業代は２年で１０００万円にすぐ届く。長崎という地の中小企業では，そんな労働者がたくさんいる。マスコミも，おかしさに気づいてほしい。

中川拓 @takun1981

もちろん，好きで過労死ラインの何倍も働く人はおらず，そういう事案では，大抵，上司のパワハラ（会社側からいえば厳しい上司）が背後に存在し，上司への恐怖で無理な働かされ方をしている

長崎プラネット事件被害者を支援する会 @planet_dispute

プラネット事件被害者である原告側の証人尋問が、2018年6月15日13:00から長崎地裁の法廷で行われます。公開裁判なので自由に傍聴できます。 #ブラック企業 #パワハラ #長時間労働

中川拓 @takun1981

昨日は，長崎市の広告制作会社の解雇・パワハラ・残業代・提訴後の嫌がらせ裁判（リンク先の記事の事件）の証人・本人尋問の２日目だった。1日目が被告側，２日目が原告側で，どちらもうまくいったが，全精力を使い果たした…┃lite-ra.com/2018/06/post-4…

中川拓 @takun1981

１日目の被告側尋問。直前にウイルス性胃腸炎に罹患し，点滴を打って直しつつ挑んだ。うまくいったというのは，パワハラ上司本人は，パワハラ言動があったことを全く否定せず，「こういう原因で怒った」と叱責の原因で正当化しようとしたのだ。

中川拓 @takun1981

パワハラは，怒る原因よりも，怒る方法が常識を越えていたり，人格否定に至ったりするから違法なのだが，そこを全く理解していない様子だった。まあ，自覚がないからこそここまで壮絶なパワハラになったのだろう。言葉の暴力は，録音でもない限り立証が難しいのだが，そこをクリアできた。

中川拓 @takun1981

２日目の原告側尋問では，まず，東京地裁と長崎地裁でＴＶ会議システムをつなぎ，東京にいる証人を，長崎地裁から尋問。私としても初の体験。証人の映像や音声はクリアで，初めて会う証人だったが実にうまく尋問できた。（ただし書面を示す書画カメラは，調子が悪いらしく，解像度が悪くモザイク状）

中川拓 @takun1981

①パワハラ上司，②正社員の原告，③派遣社員の証人，の３人の職場だったので，証人が原告側・被告側どちらにつくかが，大変重要だった。証人は，派遣社員で立場が弱く，自身も上司からパワハラ被害にあい，原告の本当の人柄を知ってくれていたので，原告に協力してくれた。

中川拓 @takun1981

原告本人では気づかない，パワハラ被害にあい続けた末の「原告の人格の変化」（自分を異様に卑下し上司を崇める）を，第三者の目で客観的に証言してくれた。被告側も反対尋問したが，つつけばつつくほど被告に不利なエピソードが出てくるので，反対尋問予定４５分が１５分ほどで終了。勝負あった

中川拓 @takun1981

気になったのは，証人の派遣社員自身もパワハラ被害を受けており，派遣元（誰もが知る超大手の派遣会社）に繰り返し相談したが，「もうちょっと頑張ってみて」と根性論しか言われなかった，と証言していたこと。派遣労働の実態である

中川拓 @takun1981

原告の妻の尋問では，原告がボロボロになっていく様子を号泣しながら証言し，私自身も泣けてきて困った。「原告の精神疾患は仮病だ」という立証のため，被告側は精神鑑定を申し出ていたが，尋問終了後，裁判官は「採用しない」と明言し，次回結審となった。

中川拓 @takun1981

毎回の傍聴支援は，原告やその家族にとって大変な励みになり，原告は精神疾患に苦しむ中，ここまでたどり着くことができた。傍聴に来て下さった，たくさんの皆様，本当にありがとうございました。

中川拓 @takun1981

尋問は，手を抜こうと思えば抜けるし，緻密にやろうと思えばいくらでも時間がかかる。僕は，時間内にポイント部分の情報を最大限引き出そうと思って脚本を練りに練って練習してやるので，１～２週間それにかかりきりになってしまうし，終わった後は風邪を引いたりする

中川拓 @takun1981

夜中に会社側の書面を読んで、何度、胸をえぐられ、「お前はいい加減にしろ！！」と叫んだだろう。どんなけ血圧が上がり、睡眠時間が削られ、寿命が縮んだだろう。期日ではそんな書面を出してくる相手方と、平然と相対しなければならない。本当にきつい職業である

中川拓 @takun1981

世の中で強者による不正義が行われている場合，それを正すのが司法の役割だが，正義が必ず勝つとは限らない。それは，証拠がなかったり，法律に不備があったり，裁判官の価値観に問題があったりするからである。

長崎プラネット事件被害者を支援する会 @planet_dispute

長崎プラネット事件の裁判は証人尋問が終わり、次回期日で結審。次回期日は、2018年8月24日11:30から。公開裁判なので自由に傍聴できます。 #ブラック企業 #パワハラ #長時間労働

中川拓 @takun1981

先日私がリテラに寄稿した広告制作会社のパワハラ・残業・解雇事件。その証人尋問を傍聴した毎日新聞の樋口記者が，「妻の涙」と題するコラムを書き，毎日新聞に掲載されました。 pic.twitter.com/FM52BrWuvJ

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