「まどか☆マギカ」鼎談 (5月3日)

雪見バーガー @H926

理不尽を許せないというのは主観であって、その主観もまた他の人には理不尽にしか映らない。各々の思う理不尽とそれを正す正義という各々の理不尽がぶつかり合った結果、一番理不尽な奴が勝つ。杏子であり、まどかだ。

雪見バーガー @H926

まどかは全ての魔法少女を赦した、とはなんとなく言いたくないんだよなぁ。認めた、肯定しただけであって、自分を許せるのは自分自身だ。

doitaka @doitaka

まどかマギカは出来がいいという意味で技術論で語りたい、語るべきとは思うんだけど、そんなんどうでもいいから絶叫オフしようぜ、と言うくらいじゃないといかんよなという気持ちもあり。　ブルトーザーのメカニックを語るか力を語るかみたいな

雪見バーガー @H926

@shimesuhen ですね＞自分を許すきっかけを与えた だからまどかが神様になって直接に許したり救済したわけではないというのがミソであり肝だと思っております

雪見バーガー @H926

ダーク・シュナイダーがカル・スを「許してやる、俺が許してやる」と言うようなシーンであったり、『RE-TAKE』でアスカがシンジを「許してあげる。私が許してあげるよ」というシーンは本当に好きなんだけど、許してくれる誰かを崇めて神様にしちゃったら、その誰かはずっと一人なんだよね、

雪見バーガー @H926

絶対的に自分を認め許してくれる神様みたいな相手がいるとしても。カル・スはダーク・シュナイダーを唯一の友と呼び赦しを拒否して自刃し、シンジは一人ぼっちのアスカに気づいて自分が許される世界を捨て、ほむらは救済ではなく戦いを望み魔女の翼を広げる。一方的に赦し救われるなんて御免だと。

雪見バーガー @H926

好きな相手に友達に、一方的に救いを与えられるなんて我慢できないって話。

雪見バーガー @H926

ほむらが何度もループしたのは、まどかの喪失を避けられないという運命の因果を確認するためのものだったのかもしれない。でもどんなに理路整然とした原因や理由に基づく結果であろうと、まどか当人が納得していようと、結局ほむらにはそんな理不尽は認められなかったんじゃなかろうか。

雪見バーガー @H926

@chekisora そこが凄く良いのですよね＞相互扶助 ほむらは守られるだけでなく守る対等な友だちになろうとして。誰にも知られことなく報われることもなかった戦いはしかし最終的にまどかには届いて。まどかの願いがほむらの戦いや想いを「なかったこと」にしなかったのがまた好きで。

doitaka @doitaka

読んだらえらい感心してしまった。作家論から行けるとは。 /『魔法少女まどか☆マギカ（PUELLA MAGI MADOKA MAGICA）』　監督新房昭之　脚本虚淵玄　まどかは何を救ったのか？～世界には解決すべきでないことがある http://t.co/qiZcWFd

doitaka @doitaka

10話から『紫色のクオリア』を連想するのは、確かに納得。『Fate/Zero』読んだはずだけど終盤が全く自分の中で整理できてなかった。待て、そもそも俺Fateやってないぞ…ブヒィィ

雪見バーガー @H926

『魔まマ』の「もう誰にも頼らない」と決意した睦美ほむらと、『ジョジョ』４部の他人に頼り命を賭けて仗助たちを信じた川尻早人との違い。ほむらは一般人の早人とは違って頼るべき仲間と対等の力を持つ魔法少女であり、彼女らをなまじ見知っており、何より最も頼れる相手が一番守りたい存在だった。

雪見バーガー @H926

早人にとっての母親が、ほむらにとってのまどかなんだよな。

雪見バーガー @H926

早人が命を賭けて仗助たちを信じ運命に打ち勝ったのは本当に素晴らしい。けれど、そういう道を選べず、正反対の「もう誰にも頼らない」決意をしてしまうほむらというのも、10話を見ると非常によくわかってしまうのだよな。やるせないほどに。

雪見バーガー @H926

イカン、『魔まマ』のことを考えているとそれだけで日が暮れる。PCを閉じて外に出よう。

雪見バーガー @H926

暁美を陸美と誤字っていたことが発覚した。ご、ごめんほむほむ…

雪見バーガー @H926

円環の理って、永劫回帰なんだろうなー、という。輪廻と解脱ではなく生の肯定。 「およそ到達しうる最高の肯定の形式」byニーチェ『この人を見よ』

雪見バーガー @H926

@aoba_t マサカ☆マギャク さておき、ループ・リセット・繰り返しって結局、ほむらの想いを表現するガジェットでしかないんだと思いますね。まどかの円環の理も同様で。少女たちが世界をどう見てどう受け取るかという。誰の赦しや肯定があっても、結局自分を救えるのは自分しかいない。

雪見バーガー @H926

@aoba_t まどかが守ろうとした世界を守り、まどかが認めてくれた自分を認めるというのだけでは、結局ほむらは自分自身では自分を肯定できていないし救えていない。まどかの赦しを否定し魔女化するというのであれば、それこそがほむら自身による自分の肯定であり、まどかに再会する奇跡かもと。

天一号提督@朝霜×島風ください @teitokukaga

初期回のさやかってほむほむからまどかを庇う描写が多かったけど、あれ１話でほむほむが「ＱＢとまどかを襲おうとしていた」というのがミソね。ほむほむがまどかにだけは危害を加える事は絶対ないんだけど、さやかはそれを知る由がないという。

doitaka @doitaka

まどかマギカ　食事について。食事といえば杏子のジャンクフードとマミのケーキ。その辺含めて。食事について見るときは必然的に家庭環境の問題も関わってくる。本作だとキャラクターの性格を手っ取り早く表現するギミックとして使われている

doitaka @doitaka

本作で描かれる食事のシーンは、まどかの家での普通の食事、ファーストフード店、マミの家でのケーキ、杏子の立ち食いジャンクフード、母の酒、くらい、確か。

天一号提督@朝霜×島風ください @teitokukaga

ＱＢが糞野郎だってのは別にいいんだが、思ってるよりは悪意があるわけじゃないんだよな。良くも悪くも契約さえすれば後はどうにでもな～れな投げやりだと思う。

天一号提督@朝霜×島風ください @teitokukaga

ほむほむは「たった一人の私の友達」のまどかをＱＢの魔の手から守るべくＱＢを殺害していたが、マミさんにとってのＱＢも「大切な友達」なんだよなあ。向こうはどう思ってたかは知らんが。

天一号提督@朝霜×島風ください @teitokukaga

良くも悪くもほむほむはまどかを守るために自分を捨ててる所はあるからな。