英米ミステリ各賞短編部門候補作読み比べ(まだ途中)

2019年度のエドガー賞、アガサ賞の短編部門候補作を読んでみました。
0
三門優祐 @m_youyou

本短編を収録した Bloody Scotland は、スコットランドの城や史跡を中心とした物語を収める書き下ろしアンソロジー。本編に登場する「隠者の城」は作者の空想によるものと思われるが、地図にもガイドブックにも書かれたことのない「隠れ名所」の雰囲気が良く出ていて、その点は評価に値する。

2019-02-20 09:07:40

【余談】こういう企画をやるといつも思うことなんだが

三門優祐 @m_youyou

中堅若手にじゃんじゃんミステリ短編を訳させて、雑誌に掲載したものを含めてcakesとかamazon kindleとかでどかどかバラ売りするのは無理なんですかね。権利の問題か。そういうフレキシブルな動きができて若手の翻訳者に機会を与える気があるぐう有能な出版社はないのか?(あるよね?)

2019-02-02 19:55:52
三門優祐 @m_youyou

CWA、MWAとも短編賞受賞作が雑誌に翻訳されたのはピーター・ターンブル「鉄道運転士に向かって帽子を掲げた男」(ミステリマガジン2012年9月号)が最後。2014年MWA賞受賞のジョン・コナリー「カクストン私設図書館」はディスカバー21の『BIBLIOMYSTERIES』に収録されたけど、受賞と直接は関係がない。

2019-02-10 02:07:40
三門優祐 @m_youyou

コナリー+ルへイン「レッドアイ」(集英社文庫『フェイス・オフ』所収)は、2015年にCWA・MWA双方の候補に挙がっているが受賞はしていない。(受賞はギリアン・フリン(マジ?!)とジョン・ハーヴェイ) MWAの候補作がHMMに全て訳載されていた2006年以前とそれ以降の10数年では状況が違いすぎる。

2019-02-10 02:07:40