中学英語教科書を読みなおしてみよう（Columbus21―中３編）

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１７４）名スピーチではあります。しかし当時のこの子にこう言ってやりたい。「あなたがおとなになったとき、同じことを世界に向かって胸を張って語る覚悟が、いったいどのくらいあるのかな？」と。 pic.twitter.com/Sn8M27Xbc7

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１７５）左ページに校内合唱コンクールの回想。こういう話は苦手。どうしてこう毎回クラスの団結とか努力友情勝利の物語に付き合わないといけないのか。 英文はしっかり書けています。「We」と「I」の使い分けの巧さには感心しました。 pic.twitter.com/gS6ekgnSUh

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１７６）英語学習を続けていくためのコツがいろいろ。たいした内容ではないです。しかし 　Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow. 　-- Albert Einstein ああこういう名言があるのですか気に入りました。 pic.twitter.com/QnkOIsuWjc

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１７７）カンボジアの地雷ネタです。もっとも『New Crown』のものと違って英文も内容もしっかりしていて、読ませるものになっています。「Mr. Amemiya」とあるけれど「Amemiya」にすべきです。 pic.twitter.com/xksgeTgWcA

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１７８） 　Look at this photo. What do you think it is? スピーチではいきなり「Look at なんたら」を繰り出したり「you」を使うのは好ましくないのですがこの場合は◎。学校の先生が生徒たちに語りかけていく感じ。切実さが感じられて効果的です。

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１７９）深海のイカの生態のお話。これもしっかりした内容と英文です。ニホンジンがきまっておかしな風に使ってしまう「keep ~ing」が、ここでは正しく使われているし。二回出てきます。探してみてください。 pic.twitter.com/1m1Oc1aKbR

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１８０）東京オリンピックでの１万M走での美談。これは私も知らない話です。スリランカの選手のど根性。英文もしっかりしてる。「keep ~ing」が二回出てきます（厳密にはひとつは「keep on ~ing」です）がどちらも正しく使われていますね。いいですねこの読みもの。 pic.twitter.com/ZTh9Ut6SOF

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１８１）『New Horizon』では「keep ~ing」がおかしな風に使われていて赤入れをした覚えがあります。高校入試英語でもたいてい間違って使われてしまっています。これ生徒さんに説明するのちょっと難しいのですよ。

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１８２）読みもののラストランナー。ジョン万次郎の評伝です。彼は実際にはジョン・マンと生前は呼ばれていてジョン万次郎と呼ばれるようになったのはたしか井伏鱒二が彼を主人公にした小説を上梓してからではなかったかな。いいけどね。 pic.twitter.com/r2x4bfeV5h

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１８３） 　Manjiro and the four other men were so happy to find a ship on the sea. うーん「マンジローと四人の仲間たちは海に船を一隻見つけることができてごきげんだった」と読めてしまいますこれ。

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１８４）こうしてはどうか。 　Manjiro and the four other men felt really relieved when they finally saw a ship on the ocean and it coming close to the island after it seemed to find them.

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１８５）「マンジローと四人の仲間たち心底ほっとした。大洋にとうとう船が見えたのだ。そして島にいる自分たちを見つけたのか、船が島に近づいてきた」

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１８６） 　However, when they saw the men on the ship, they were afraid of those men. うーん「be afraid of」は「～してしまうんじゃないか／されてしまうんじゃないかと恐れる」のニュアンスなのでこの文では好ましくない。

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１８７）「get scared of」（～におびえる）に取りかえて 　They, however, got scared when they saw the men on the ship. （だが船の乗員たちを目にしてマンジローたちは恐怖を抱いた）

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１８８） 　And they didn't even speak Japanese. うーん 　Besides, they spoke a language quite alien to Manjiro and his fellows. （その上、この乗員たちはマンジローたちにとってまるで理解できないことばを話していた） だと中三英語の全課程修了者でも少し難しいか？

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１８９）あえて「Japanese」（日本語）を使わなかったのは、マンジローたちにニッポン語という概念はなかったから。私たちも小さい頃、世界にはいろんな言語があるなんて知らないでいたと思います。ガイジンから話しかけられたり、外国の映画を観たりしてやがて気が付くわけです。

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１９０）親から教わったりしませんでしたか。「わしらがしゃべっているのはニホンゴといってね、さっきのガイジンさんがつかっていたのはエーゴだよ」とか。 マンジローはこういう経験をしていない。自分たちにはわからないしゃべりかたでしゃべっている奴ら、としか船員たちを把握できなかった。

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１９１）その事実を踏まえて 　Besides, they spoke a language quite alien to Manjiro and his fellows. （その上、この乗員たちはマンジローたちにとってまるで理解できないことばを話していた） と英文を整えたつもりですが、いかがでしょう。

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１９２） 　He liked talking with Captain Whitfield, the captain of the whaling ship. うーん「捕鯨船の船長」（the captain of the whaling ship）はトル。すでに「ホイットフィールド船長」（Captain Whitfield）のなかで「船長」（captain）が出てきているのだから。

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１９３）以下の英文を 　They were rescued by the whaling ship. （マンジローたちを救ってくれたのは捕鯨船だった） どこかに挿入できるようなら挿入したくなる。

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１９４）右ページの下半分で、時制が過去から現在に切り替わっているのに気が付くでしょうか。マンジローの目を通して描かれる、１９世紀のアメリカの街の様子です。

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１９５）「ordinary men」が何度も出てくるのですがこれは「凡人」とか「小市民」のことなのでマンジローの目に映る「住人」のこととはわかりにくい。変えるべきです。

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１９６）「people」（人民）でいいと思うのだけど。

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１９７）「Men」（男たち）でもいいし。

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１９８）「ordinary people」（凡庸な人々）も「people」（人民）に取りかえる。