漂流民ゴンザが訳したロシア語の林檎яблоко(ヤブラカ)はкакь(カキ、またはカク、柿)だった

林檎自体が明治からやって来たものであの真っ赤な林檎を江戸時代の日本に11年間だったけど生きたゴンザは見たことがなかったのである。 既存の果物である柿に準えさせたのだろう。 ゴンザとは(以下略、重要な人物なのにウィキペディアにページすらない人物)二十歳の頃に世界初の露薩辞典(対訳が薩摩弁なので標準日本語とは遠い)を書き記した人物である。 ゴンザГонзаとはロシアでの呼び習わしで日本語では権三(Гонзоごんぞう)の可能性が高い。 ロシアに於けるアクセントの来ないо(オー)は弱まって「ア」と言う音になることがある。「ゴ」の方にアクセントが行く為で、先に挙げた林檎のロシア語は文字通り読めばяблоко(ヤブロコ)になるのだが、アクセントがя(ヤー)の方に行く為、以下のлоко(ロコ)が「ラカ」と発音される。 続きを読む
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