【横山光輝「三国志」講座200「孟徳新書」】
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【横山光輝「三国志」講座200「孟徳新書」26】 それではこれにて、と張松。しかし、楊修は、もう一度曹操と面会できるように取り計らうと言います。しばし張松を待たせ、楊修は曹操のところに行きます。
2019-02-21 12:54:59【横山光輝「三国志」講座200「孟徳新書」27】 曹操に対し、なぜ張松と話をせずに席を立たれたのか、と楊修。奴は見苦しい上に、無礼なことを言うからだ、と張松の話題に不満な表情を浮かべる曹操。しかし、姿かたちをもって人物をより分けていたら、偽物ばかりつかみ本物を見失う、と楊修が言います。
2019-02-21 12:58:22【横山光輝「三国志」講座200「孟徳新書」28】 ならば、あの男は本物だというのか、と曹操。楊修は、並々ならぬ才人と思われると答えます。「孟徳新書」を一度見ただけですらすらと暗唱したばかりか、あれは、誰かが書いた書物で、蜀では子どもでも暗唱していると言っていたとまで言います。
2019-02-21 12:59:58【横山光輝「三国志」講座200「孟徳新書」29】 曹操にとって、暗唱したということよりも、古人の書に、自分が書いたのと似たものがあったのか、ということが問題だったようです。あくまで自分の見識で書いた書物が、著作権侵害をしているものだというのは、聞こえが悪い。
2019-02-21 13:01:42【横山光輝「三国志」講座200「孟徳新書」30】 曹操は「孟徳新書」を楊修に持ってこさせ、その場で焼き捨てろと言います。わざとではないにせよ、パクリ疑惑のある書物を後世に伝えるわけにはいかないという曹操の決断。現代の世界でもこの姿勢は見習いたいものです。
2019-02-21 13:04:00【横山光輝「三国志」講座200「孟徳新書」31】 どれだけの冊数が作られたかは不明ですが、「孟徳新書」を曹操の目の前で焼却処分を行った楊修。その後、張松に朝廷の威勢を見せたらどうかと提案します。曹操はあごひげに手をやり、ふむうと一考します。
2019-02-21 13:06:50【横山光輝「三国志」講座200「孟徳新書」32】 よし、と曹操は、明日調練場で軍兵を勢揃いさてよう、と言います。張松をそこに行き、魏の武力を見せつけると。蜀に帰って、江南を攻め落としたら次に西川(せいせん=益州の別称)に向かうであろう、と言わせようと言います。
2019-02-21 13:08:53【横山光輝「三国志」講座200「孟徳新書」33】 名案だ、と言わんばかりの曹操の表情に、楊修はそのようにいたします、と答えます。果たして、張松は曹操の思惑通りになるでしょうか。この続きは、また次回となります。 今回はここまで。
2019-02-21 13:09:54