レイ・ラングトン論文受容10年史
◎参考文献
〇Catharine MacKinnon, Only Words, (Harvard University Press, 1993). 柿木和代 訳『ポルノグラフィー 「平等権」と「表現の自由」の間で』(明石書店, 1995)
〇Langton, Rae (Autumn 1993). "Speech acts and unspeakable acts". Philosophy & Public Affairs. Wiley. 22 (4): 293–330.
※ググれば、野良PDFが落ちてます。
〇Butler, Judith (1997). Excitable speech: a politics of the performative.
ジュディス・バトラー『触発する言葉―言語・権力・行為体』(2004)
〇江口聡「ポルノグラフィに対する 言語行為論アプローチ」『現代社会研究科論集』1(2007)
https://ci.nii.ac.jp/naid/120005303170
http://repo.kyoto-wu.ac.jp/dspace/bitstream/11173/227/1/0140_001_002.pdf
〇小宮友根「「被害」の経験と「自由」の概念のレリヴァンス」『概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学』(2009)
〇小宮友根『実践の中のジェンダー-法システムの社会学的記述』(2011)
〇難波優輝「ポルノグラフィをただしくわるいと言うためには何を明らかにすべきか」(哲学若手研究者フォーラム、2019年7月14日)
※発表資料PDFあり
https://researchmap.jp/deinotaton/presentations/12083964
〇三木那由他「それ、本当に「フェア」ですか?ー「フラットな対話」と称するコミュニケーションに隠された「暴力」を考える」(『現代ビジネス』2020年10月3日)
〇三木那由他「分析フェミニズムブックガイド」『フィルカル』Vol. 5, No. 3(2020)
[おまけ]
〇清水晶子「フェミニズムの思想と「女」をめぐる政治」『世界哲学史8』(2020)
※バトラー先生の斬られ役としてのモニカ・ウィティッグを高く正当に評価した最初の日本語論文ではないかと思ったので。
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◎その1
『概念分析の社会学』「第5章「被害」の経験と「自由」の概念のレリヴァンス/小宮友根」Web読書会
2010年5月29日~6月12日
#wbook ライルの概念分析、イアン・ハッキング、あとエスノメソドロジーが『概念分析の社会学』のルーツにある様子。この「概念分析の社会学」って名称自体は結構ポピュラーなものなのか。それとも「今回、こんな切り口の論文をまとめたぞ」ということなのか。
2010-05-29 19:21:10「エスノメソドロジー」「概念分析」「ループ効果」といった専門的概念と日常的な概念との関係や、実践がどう変化したのかを分析したエスノメソドロジーって既にあるんだよね、きっと。 #wbook
2010-05-29 20:05:37【6/11】WEB読書会【21:00~】http://d.hatena.ne.jp/nagano_haru/20100528/1275019215 ポルノをめぐる議論がどのようにして「表現の自由」をめぐる議論となっていったか、エスノメソドロジ的に考察するよ #hijituzai
2010-05-29 20:25:53#wbook ヘイトスピーチと表現の自由の問題について。『概念分析の社会学』p.132では、「批判的人種理論」と呼ばれているけど、これと表現の自由の問題について論じた良い本があれば知りたい。
2010-05-29 22:05:07『概念分析の社会学』(ナカニシヤ出版2009)所収の論文「「被害」の経験と「自由」の概念のレリヴァンス」(小宮友根)。(1)マッキノンの議論&への反論のロジックをより詳細に考えたい、(2)ポルノに関する議論が「ほかにどのようであり得たか」を知りたい人には、絶対お勧め。面白い。
2010-05-29 22:14:56#wbook シンプルな質問。「セクハラ」「DV」概念はなぜ上手く浸透したのに、「ポルノ」は「上手くいかなかった」のか。
2010-05-30 20:34:54