鬼畜系サブカルを総括する①「日本悪趣味文化史を振り返る」

2018年5月末、政治活動家で作家の雨宮処凛が『90年代サブカルと「#MeToo」の間の深い溝。の巻』という論考を発表した。 これは「90年代、私はクソサブカル女だった」と語る雨宮氏が「鬼畜ブーム的なものが盛り上がる中、意図的に見ないふりをしてきたことについて、改めて考えなくてはいけないと思っている」と自己批判あるいは反省を促す内容で、これを皮切りに突如として鬼畜系サブカル論争が巻き起こった。このまとめは2018年当時の鬼畜系サブカル総括の記録の一つである。今回は悪趣味/鬼畜系の歴史的側面にフォーカスを当てる。
青山正明 1990年代 平成時代 鬼畜系 竹熊健太郎 1995年 危ない1号 宇川直宏 雨宮処凛 サブカル
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吉田光雄 @WORLDJAPAN
鬼畜系サブカルチャーの終焉/正しい悪趣味の衰退 - Underground Magazine Archives kougasetumei.hatenablog.com/entry/2017/06/…
リンク Underground Magazine Archives 121 users 180 鬼畜系サブカルチャーの終焉/正しい悪趣味の衰退 - Underground Magazine Archives 鬼畜系サブカルチャーの終焉/正しい悪趣味の衰退 日本悪趣味史概説 では90年代の「悪趣味」とは何だったのか? さいごに 付記「日本悪趣味文化の歴史的変遷」 日本悪趣味史概説 鬼畜や悪趣味は数十年間隔で定期的にブームになる。3つ挙げるとすれば、大正末期から昭和初期にかけてのエログロナンセンス文化、戦後混乱期に濫造されたカストリ雑誌群、そして世紀末の『危ない1号』*1を頂..
しまおまほ @mahomahowar
@WORLDJAPAN この「危ない1号」の表紙、父が撮影しました〜。
UKAWA NAOHIRO™ @DOMMUNE
@mahomahowar @WORLDJAPAN ここに掲載された90年代以降の「鬼畜系サブカルチャー」誌とカテゴライズされている全雑誌で僕は書いている(もしくはデザインしている)が、この論考を読むと当時22歳位の僕が、青山正明さんや村崎百郎さんや根本敬さんに(秋田昌美さんにも)書き手として可愛がられていた理由がわかった(続→)
UKAWA NAOHIRO™ @DOMMUNE
@mahomahowar @WORLDJAPAN (続→)つまり受け手に「行間が読めていた」"第三次悪趣味ブーム"の黎明期に諸先輩方から"第三次のギリギリ第一世代”と認定を受けていたのだろう…即ち”露悪趣味"が蔓延る以前のカリカチュア時代に間に合っていたのだと言えよう。95年をネット元年とするならば趨勢の変化がこの後急速に訪れる(続→)
UKAWA NAOHIRO™ @DOMMUNE
@mahomahowar @WORLDJAPAN (続→)ジョンウォーターズよろしく”バッドテイスト”を批評していたのに、受け手が徐々に本物のディヴァイン(怪物)と化していった…これはカルトの熱狂を生む構図そのものだ(汗)!つまりその境界線上に村崎百郎という”キャラクター"が存在していたのだ。今ならあの時代を俯瞰できる気がしてきた!
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
@DOMMUNE @WORLDJAPAN @mahomahowar 「シャレ(批評意識のあった活動)がマジになる」ことがカルト、という指摘はなるほどと思いました。オウム真理教がカルト化する経緯を見ると、まさにそうですね。
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
@DOMMUNE @WORLDJAPAN @mahomahowar 50年代に三島由紀夫・星新一・平野威馬雄ら知識人の「遊び」として始まった「空飛ぶ円盤研究会」は、日本におけるSFサークルの草分け「宇宙塵」を生み出しましたが、やがて三島・星・平野らが抜けて「宇宙友好協会(CBA)」というカルト団体になりました。
彝(つね) @erotic_nuisance
@kentaro666 @DOMMUNE @WORLDJAPAN @mahomahowar 80年代のビリー等はサブカル内で隠花植物を愛でるように距離を保って鑑賞していた所があってその前身は澁澤龍彦のボードレールとサドを引いた血と薔薇でそこにはフリークスの写真を集めていた三島由紀夫もいて三島はモダニズムの補完としてグランギニョル以降の倒錯や猟奇趣味を捉えていた感じですね。
書肆ゲンシシャ/幻視者の集い @Book_Genshisha
『Billy』。『ビリー』は、「スーパー変態マガジン」をキャッチフレーズにした鬼畜系のポルノ雑誌で、ヌード写真と共に、緊縛、女装、奇形、死体といった特集を写真付きで組んでいました。近親相姦や犯罪調書、自殺、デスマスク、スカトロジーまで扱っています。書肆ゲンシシャにてご覧いただけます。 pic.twitter.com/fNdyonbbwT
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彝(つね) @erotic_nuisance
@kentaro666 @DOMMUNE @Emilys7228 @WORLDJAPAN @mahomahowar 話がズレて恐縮なのですが、全共闘とは思想的に正反対の三島由紀夫が奇譚クラブを擁護し家畜人ヤプーを評価した点が面白くて、社会変革としての暴力性の肯定では一致していても、ベケットを超えようとしたサド侯爵夫人のアンチ・アンチロマンの構図が謂わば、反・反体制の姿勢として現れた感じですね。
悪趣味文化の歴史変遷(宇川直宏EDIT)
UKAWA NAOHIRO™ @DOMMUNE
@erotic_nuisance @kentaro666 @WORLDJAPAN @mahomahowar 日本 #悪趣味 文化の歴史変遷、宇川EDIT纏めてみました!皆様編集4649です▶︎【前史】(明治)宮武外骨「滑稽新聞」【第一次:エログロナンセンス期】(大正)宮武外骨「変態知識」→上森健一郎「変態資料」→(昭和)江戸川乱歩→夢野久作→梅原北明「グロテスク」→阿部定事件<終焉>(続→)
UKAWA NAOHIRO™ @DOMMUNE
@erotic_nuisance @kentaro666 @WORLDJAPAN @mahomahowar (続→) #悪趣味 【第二次:カストリブーム期以降】(昭和)「りべらる」→「猟奇」→「奇譚クラブ」/「家畜人ヤプー」(康芳夫)→『裏窓』→「風俗奇譚」→澁澤龍彥「血と薔薇」(続→)
UKAWA NAOHIRO™ @DOMMUNE
@erotic_nuisance @kentaro666 @WORLDJAPAN @mahomahowar (続→) #悪趣味 【第三次:悪趣味/鬼畜ブーム期】今野裕一「夜想」→青山正明「突然変異」「Hey!Buddy」「Billy」「サバト」→秋田昌美「倒錯のアナグラム」→(平成)根本敬「因果鉄道の旅」→田野辺尚人他「悪趣味洋画劇場」→秋田昌美「スカムカルチャー」→根本敬「人生解毒波止場」(続→)
UKAWA NAOHIRO™ @DOMMUNE
@erotic_nuisance @kentaro666 @WORLDJAPAN @mahomahowar #悪趣味(第三次続→)ユリイカ「悪趣味大全」→青山正明他「危ない一号」→村崎百郎「鬼畜のススメ」→村崎百郎 x 根本敬「電波系」→「GON」以下便乗系 →酒鬼薔薇事件<終焉> ※因みに宮武外骨氏は僕の故郷香川県の大先輩ですw!!!
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
@DOMMUNE @erotic_nuisance @WORLDJAPAN @mahomahowar 大体いいと思いますが、宮武外骨以前に江戸の戯作文化と英国の社会風刺漫画雑誌「パンチ」の影響で明治10年に創刊された「團團珍聞」(まるまるちんぶん)があります。外骨は同誌の投書家からスタートしました。また「血と薔薇」の翌年に創刊された「黒の手帳」(檸檬社)も外せないと思います。
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
@DOMMUNE @erotic_nuisance @WORLDJAPAN @mahomahowar 1969年創刊「黒の手帳」にはあのダダカンが特集されており、執筆陣に三島由紀夫や植草甚一、竹中労などがいました肯定的な文脈でドラッグを特集した、おそらく最初の雑誌で、植草甚一責任編集の「宝島」がその文脈を引き継ぎました。黒の手帳は以下のサイトが詳しいです。book-komiyama.co.jp/bookblog/?p=10…
上原木呂 @kiro1948
岡本太郎書 殺すな 1967 ダダカンこと糸井貫二書 殺すな 1971 ダダカン書 殺すな 2017 絵は木呂君 岡本太郎から実に50年! pic.twitter.com/N51vQ1Aky0
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札幌の古本屋トロニカ 古本古雑誌買取 @tronikabooks
【再入荷】雑誌「黒の手帖 昭和46年 1971年6月」 特集ドラッグ・カルチャー 恍惚革命/赤瀬川原平/植草甚一/石子順造/平岡正明 pic.twitter.com/UnPr9YwwKb
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竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
@DOMMUNE @Emilys7228 @erotic_nuisance @WORLDJAPAN @mahomahowar 「黒の手帖」は時期的に見て「血と薔薇」のフォロワー的な雑誌でしょうね。これを出していた檸檬社は、元はエロ系出版社で、全共闘の亀和田武氏が最初に在籍した版元です。彼はその後アリス出版の編集者になります。全共闘出身者が70年代に入ってエロ版元で仕事を始める流れが明らかにありました。
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
@DOMMUNE @erotic_nuisance @WORLDJAPAN @mahomahowar それから1978年創刊の「x- magazine JAM」と後進誌「HEAVEN」(1980年創刊)は絶対に外せません。青山正明はJAM、HEAVENのフォロワーと言って過言ではないです。
竹熊健太郎《地球人》 @kentaro666
@DOMMUNE @Emilys7228 @erotic_nuisance @WORLDJAPAN @mahomahowar 全共闘出身者が政治運動から離れ、エロ出版界にアングラサブカルチャーを持ち込んだわけです。これとは別に、糸井氏のように広告業界に入ってサブカルチャーを盛り上げる流れもあります。60年代のアングラ演劇からPARCOで「ビックリハウス」を創刊した萩原朔美氏のような人もいます。
はる @soujoh_
伝説の自販機本「Jam」。 「HEAVEN」の前身。意味不明なものから視点の鋭いものまでカルチャーを縦横無尽に行き来する編集に、とにかく痺れます。紙面デザインもめちゃくちゃかっこいいです。(実存バスルームって林檎ちゃんみたい) pic.twitter.com/VnOMCwQxIl
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watchbonzodog @watchbonzodog
JAM、HEAVENの初代の編集長を務めた高杉弾氏のインタビューですが、いろいろと興味深い内容ですね。 高杉弾インタビュー(自販機本『Jam』『HEAVEN』初代編集長) - Underground Magazine Archives kougasetumei.hatenablog.com/entry/takasugi…
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コメント

虫塚虫蔵 @pareorogas 2019年2月23日
まとめを更新しました。
坐久靈二 @rxaqoon 2019年2月23日
ジョークがマジになってカルト化するって、海外の初期ブラックメタルシーンなんかもそうだね。 なんにせよこれは良い記録ですね。
hararitto @sseg14 2019年2月23日
ちょっと間違いがある。澁澤龍彦が書いてるけど、三島由紀夫は血みどろが大好きだったが、フリークスはまったくダメだった。澁澤は逆でフリークスは平気でも血みどろは苦手だったそうだ。