「再就職不可能」の謎を追え! ~江若鉄道キハ51・52気動車に纏わる話~

かつて滋賀県に存在した大規模非電化地方鉄道「江若鉄道(こうじゃくてつどう)」。JR湖西線の開通によって廃止された後、活躍していたディーゼルカーやディーゼル機関車は日本各地の私鉄に譲渡されました。ところが、第二次世界大戦前のディーゼルカーが第二の職場を見つけたのに対し、戦後に製造された2両のディーゼルカー「キハ51」と「キハ52」はそのまま解体されてしまったのです。 製造から16年、人間でいえばまだまだ働き盛りの車両は、何故「再就職先」を見つけられないままスクラップにされてしまったのでしょうか? 日本鉄道史に残る謎の1つにまつわる一連のツイートをまとめてみました。
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靖間 誠 @SEI_YASUMA

当時の大軌・参急線の公称した軌道負担力で計算上支えられる(事になっている)上限値を公称自重とすることで車両設計認可を得る際に鉄道省側から要らん半畳を入れられないようにしていたものらしいのだが、特に重い2227は実際には50tを大幅超過していたと聞く。

2019-02-26 10:43:17
靖間 誠 @SEI_YASUMA

ちなみにこの参急2200・大軌1400・参急2227の電動車公称自重は戦後、それぞれが改造を実施されて老朽廃車に至るまで、便所を撤去しようが3扉化しようが台車を替えようが一貫して47.5tのままで、運輸省の担当官もこれが嘘八百だと判っていた筈だが実害がなかったためかそのまま最後まで放置された。

2019-02-26 10:47:30
靖間 誠 @SEI_YASUMA

この辺を知っていると、たとえ竣工図に明記された値でも公称自重はまず疑ってかかるようになる(苦笑)。

2019-02-26 10:49:01
特急ニセコ @ExpressNiseco

鉄道車両の重量に関する件、日本で一番酷かった例はかつて大船駅に接続していた「ドリーム交通」のモノレールかもしれません… 何せ開業して1年数ヶ月で重量オーバーで営業休止、その後裁判が長引きに長引き、更に数十年もの間放置された挙句復活しないまま廃止という… ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89… pic.twitter.com/n6Ub0Sy97l

2019-02-26 12:54:07
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