Nature, as we often say, makes nothing in vain, and man is the only animal whom she has endowed with the gift of speech.
2011-05-05 12:41:59http://tinyurl.com/3z5hsor Jowett訳。形而上学の1巻冒頭にも似たような話はあるけど、直接的にはこの箇所だろうなぁ。
2011-05-05 12:43:36@shogo_takahashi 「理性的動物」に関して、たぶん原語はzoion kata logonですかね?俺も気になったんでボーニッツのインデックスで調べてたんですけど、『政治学』第七巻13章1332b8-10に、動物との対比で「人間は理性によって生きている」ってあります
2011-05-05 14:26:35@shogo_takahashi なかなか「理性的動物」そのものズバリはないみたいです。先ほど挙げられてた箇所はpolitikon zoionで、通常「政治的動物」って訳される箇所ですよね?
2011-05-05 14:28:58これアリストテレスの原文のどこかにあります? RT @amenitydry: logon de monon anthropos echei ton zoon か。
2011-05-05 15:04:00@Salamander_K 英訳ではgift of speechになることが多いようですけどね。何個か前の私のtweetも見てもらえれば。
2011-05-05 15:13:10RT @amenitydry: Nature, as we often say, makes nothing in vain, and man is the only animal whom she has endowed with the gift of speech.
2011-05-05 15:16:48@Salamander_K zoion logikonの可能性はないかなと。ボエティウス以降にHomo set animal rationale とか言われる時があって、この定義はどっからきてるのだろうという疑問もあります。
2011-05-05 15:27:55@Salamander_K というか、ボーニッツもってるのですか? すごい。 えっと、さらに言うと、「オルガノン」内では、私の知る限り定義として「理性的動物」って出てこないので、そのあたりのことも気になってるのです。
2011-05-05 15:30:53@Salamander_K えっと、「ポリス的(政治的、共同体的)動物」と述べてる、直後に自然は無駄なものを作らないってあって、そのあとに動物のうちで人間だけがロゴスを持ってるっていう箇所のことを考えてます。やはり、他の動物とロゴスの有無で区別して間す。
2011-05-05 15:33:41@shogo_takahashi なら『エイサゴーゲー』からその定義は来たりしてるんですかね?ポルピュリオスの系統樹では理性的と非理性的によって動物が分割されるってあったと思います。『エイサゴーゲー』で論文書かれている方にこういったこと言うのも気がひけるのですが
2011-05-05 15:33:56@Salamander_K そのとおりです。ただ、テオプラストスやアレクサンドロス、ストア派などのポルピュリオス以前を調査してないので、ポルピュリオスが始めとは言い切れないです。「理性的」が種差としての資格を持つのかが、結構悩むところなのですよ。
2011-05-05 15:40:34@shogo_takahashi 種差の話はまさに俺の関心と合致するので非常に面白いです。やっぱりアリストテレスは人間を「二足」という種差で頻繁に表してますし、おっしゃるとおり「理性的」が種差かどうかってのは疑問だと思います。哲学史的にはそれが常識として根付いてるんでしょうが
2011-05-05 15:53:16倫理・政治学方面での他の動物との対比での人間の特性(固有性)は、どうやら「ロゴスを持っていること」のようだ。それに対し「オルガノン」ではそのような記述が目立たない。「二足歩行の動物」という記述が多い。この違いは著作ごとの観点の違いか、発展史的な理由なのか。
2011-05-05 15:53:20@Salamander_K 「理性的」が種差なら、「より多く」などの程度の差を受け入れないのではないか。というのが、ずっと疑問なんです。たしか、昔ツイートしたような気もしますが。シンプリキオスあたりが、「実体的性質」みたいな説明をしていたような気もしますが、もう忘れちゃいましたw
2011-05-05 16:01:41