- erymylove888
- 17768
- 3
- 0
- 0
26 《さっき横ちょにさびしいって言うてた口で喘ぎまくってるんやもんな…》 「ごめんなさい…」 《そんなエリちゃんを好きなんは俺だけやと思うわ…》 「先生…」 私の顔に股がり口に入ってくる先生… 《あぁ… ええわぁ》 強引なその行為に 唇も口腔内も喉奥も 縛られてる手首も痛むけど、
2019-02-28 01:55:0627 痛みで罪悪感が相殺されるようで、 むしろそのほうがよかった。 《あぁ… ヤバいわ… エリちゃん 入れるで…》 先生が下りていき、私の中に割り入ってくる。 「ああっ、先生…」 両手は縛られたままベッドから解かれ、 先生の首の後ろにその手をかけられる。 《あーっ、締まる… 》
2019-02-28 02:41:4128 先生の頭を抱いて密着してる形になるけど両手の自由はなくて… 先生の玩具になったような気分になって感情が消えかけるのに、 《エリちゃん、ほんまに好きや…》 《俺やったら幸せにしてやれんのに…》 《今だけでええから好きになってくれ》 真っ直ぐに気持ちを伝えられるから…
2019-02-28 02:52:0829 結局、心も体も先生を感じてしまう。 「やぁっ… せんせぇ…ダメ…」 《ここやろ? これがええんやろ?》 「ああっ…そこ… もう… やああっ…」 《エリ… 嘘でいいから好きって言うて》 「あぁ… せんせ… すきぃ… あああっ… いく…っ」 《エリ… エリ… あっ…いく…》
2019-02-28 03:05:1930 密着したまま一緒に果てた… 「先生… ごめんなさい、 こんなことよくないって分かってるのに…」 《あやまらんといて… 惨めになるやん ええねん、俺で気持ち保てるんやったら好きに使て》 心の均衡を保つためにやってきたことが 自分自身を情緒不安定に追い込んでいた。
2019-02-28 03:30:2831 そのうち横山先生にも自分にも向き合わないといけないとは思っていたけど… その時がいつなのか分からずにいた。 __ 翌朝、先生が出勤するときに自宅に送ってもらった。 一人になる時間がきていろいろ思い返すけど、 葉月ちゃんに真相を告白されてから慌ただしかったな…
2019-02-28 03:55:3932 夜勤まで時間があったのでアラームを合わせてベッドに潜ると、 疲れてたのか一瞬で意識を失う。 時間がきて起きると喉が痛かった。 風邪ひいたかな… 睡眠不足でろくに食事を摂れていない 自己管理とは程遠い生活だったことを反省しないといけないんだろうけど、 いまの私にはどうでもよかった。
2019-02-28 07:50:2833 白衣に紺色のカーディガンを羽織るけど、 動いていないと少し悪寒がしてたから昨日もらったストールを持って詰所に向かう。 横山先生がいませんように… その願いとは裏腹に廊下を歩いている途中、背後に気配を感じる。 その気配は私を少し追い越して回り込み、覗き込んできて、
2019-02-28 08:01:0534 『やっぱお前か、髪型!』 スクラブに黒ぶち眼鏡の先生の姿が… 一番近くで見てきたはずの姿なのに、 すごく遠い人に感じた。 「あ… お疲れ様です、忘れてました」 『なんかお前じゃないみたい…』 「そうですか…?」 なんとなく後ろめたくて話題を変える。 「トラブル大丈夫でした?」
2019-02-28 08:12:3235 急に腕を取られ、通りがかった備品倉庫に連れ込まれる。 誰が見てるか分からないのに いつもになくリスキーな行動をとる先生… 「誰かいたらどうするんですか」 強く抱きしめられ 『会いたかったん俺だけなん?』 この後あの子を抱くかもしれない体… そして他の人を受け入れてしまった体…
2019-02-28 08:21:0936 張り裂けそうな思いを隠して抱きしめ返すけど 「会いたかった…」 頭と心と体の不協和音に、不覚にも涙声になってしまう。 『お前… やっぱおかしいやん。 っていうか体熱ない?』 頭や首を触って 『絶対熱あるわ、夜勤無理やろ』 「少し寒かったんですけど… こんな急には休めないし…」
2019-02-28 08:35:0537 それでも安心してしまったのか 一気にちからが入らなくなって膝から崩れ落ちそうになる。 それをすくいあげられると途端に震えだす体。 「寒い…」 『帰るぞ』 手に持ってたストールで包まれ、 肩を抱いて詰所に連れて行かれて 『師長さん、こいつ無理やわ。代わりいてる?』
2019-02-28 08:54:3538 「すみません…」 ‘’大丈夫? すごい顔色やね… このまま私入るから大丈夫やけど、 そんなんで帰れる?‘’ 『俺もう仕事終わってるから連れて帰るわ』 ‘’いいんですか? じゃあお願いします‘’ そんなやり取りをしてるところに 《大丈夫か? めっちゃ熱あるやん》 額に触れる安田先生が…
2019-02-28 09:09:1139 それを引き離すように 『荷物取ってくるからここ座って待っとけ』 と椅子に座らされる。 ‘’先輩ばっかりずるーい、私も熱出ないかなー(笑) ってか、先輩イメチェンしてるー‘’ 後輩がふざけて言ってるけど、 私にとったら苦痛でしかない状況だった。 《可愛いやん、似合ってる》
2019-02-28 09:21:0440 私に話しかける安田先生を一瞬睨んで出ていく横山先生… 観察力も洞察力も人一倍ある先生に何も気づかれてなかったらいいんやけど… いや、気づかれたってお互い様なんやし、なにをこんなに恐れてるのかな… 『おい、いくぞ。 おつかれさん』 みんなに挨拶しながら私の肩を抱える先生。
2019-02-28 11:39:0941 こんなにみんなの前でくっついてて大丈夫なのかなって少しは考えたけど、それよりも… この後 どうしよう… 車に乗せられて、当たり前みたいに先生の家の方向に走り出すから、 「先生にうつしたらダメなんで、うちに送ってもらえませんか?」 『… そんな理由で逃げられると思ってんの?』
2019-02-28 11:57:1942 「先生、このあと用事あったんじゃないですか?」 葉月ちゃんと会う日なのか、それとなく聞いてみる。 『は? 別にないけど』 自然な感じに聞こえるけど 私にはそういうことを見抜く能力がない。 少しの沈黙を破って 『で? お前はなにをこそこそしてんねん』 「なにもしてないですよ…」
2019-02-28 12:09:4343 私も自然な感じに答えた。つもり… 先生に風邪をうつさないようにバッグに入ってたマスクを着けたけど、 表情を隠すのにもちょうどよかった。 いつも車に乗ってるブランケットにくるまってるけど、葉月ちゃんも使ってたりするのかな… そんなことを思えばきりがなかった。
2019-02-28 19:54:2344 先生の家に着いても、この家で私が夜勤の日にはずっと会ってたんだ… このベッドで… そう思うとその場にいるのが辛くなるけど、 熱っぽい体の自由も利かず… 外を歩いたせいかまた悪寒がひどくなり、無意識に体が震える。 私の震えた体を擦りながら一緒にベッドに入る先生… 『大丈夫か』
2019-02-28 20:07:0545 向きを変えられ背中から抱きしめられる。 「あったかい… 」 背中を向けてるお陰で泣きそうな顔を見られなくて済んだ。 やっぱり先生がすき… 大切にされてる実感はあるし、 私がいない時間の事くらい大目に見ないといけないのかな… そんな事を考えていたら いつの間にか眠ってしまってた。
2019-02-28 20:22:1646 どれくらい眠ってたのか 暑くて汗だくで目が覚めた。 いつの間にか白衣とストッキングは脱がされ 先生の前開きのパジャマが着せられてあった。 寝ている私を甲斐甲斐しく着替えさせてくれてる先生を想像すると 葉月ちゃんのことくらい許してしまえる気がするけど… 彼女の事情はそうじゃない。
2019-02-28 20:56:2047 喉が乾いてキッチンに向かうと、 暗がりにテレビだけがついているリビングのソファーで、先生が寝ていた。 ぼーっとしてたのとアウターを着ていたので気づかなかったけど、 先生もスクラブ姿のままだった。 私のために急いでくれてたんだな… かけたままの眼鏡をそっと外しテーブルに置いて
2019-02-28 21:36:3548 床に落ちてたブランケットをかけ直すと その寝顔にしばらく見惚れてしまう… その場を離れようと足を踏み出した瞬間に腕をつかまれて驚く。 「きゃっ… びっくりした…」 『マシなんか?』 「はい。 ごめんなさい、起こしてしまって… めっちゃ汗かいて喉が乾いて…」 『座っとけ』
2019-02-28 21:53:1249 飲み物を取ってきてくれる先生。 「なんかすみません、 先生も昨日から忙しくて疲れてるのに… 服も、着替えさせてくれてるの全然気づかなかった」 『その汗やったらだいぶ下がったんちゃう』 って言いながら額に手を伸ばそうとするのを、 反射的によけてしまった。 『はぁ? なんやねん』
2019-02-28 22:29:1350 「汗で濡れちゃうから…」 おもむろに立ち上がり、バスタオルを持ってくる先生。 『濡れんかったらいいんやろ?』 顔や首筋の汗を荒々しく拭き取り抱きしめてくる。 「風邪うつしちゃうし…」 『マスクしてるやん』 「でも… しんどいから…」 強く抱きしめたまま髪を撫でられ
2019-02-28 22:56:35