- erymylove888
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1 こんなに後先考えずに過ごすのは きっと学生の時以来だと思う。 __ 穏やかな日曜の午後、 春の空気に包まれながら安田先生とカフェでランチを楽しんでた。 「暖かくなってきましたねー」 《春やなぁ♪ なんかいろんなもんが希望に満ち溢れてるように見えへん?》 「そうですね、 でも…」
2019-02-27 08:49:202 「出会いとか別れとか、環境の変化がいっぱいあるから少し苦手です」 仲良くなった友達と離れてしまうクラス替えが嫌だったし、 恋愛で転機が訪れるのもこの季節が多かった。 私から平穏を奪う春が昔から怖くて嫌い。 《そか、エリちゃんらしいな(笑) 俺はそれも含めて楽しみたいからなぁ》
2019-02-27 09:16:253 「先生っていつでも肯定的な考え方ができて素敵ですよね。 私もそうなりたいんですけど…(笑)」 《俺かてそんなときばっかやないけど、できるだけ前向きに持っていってるかなぁ》 そう言って私を見て、 《そうや! エリちゃんちょっとイメチェンせーへん?気分変わるかもー》
2019-02-27 14:09:234 そう言って連れてこられたのは先生の友達がやってるサロン。 《エリちゃん、 そんなめちゃくちゃにはせーへんから勝手に決めていい?》 カタログを持って美容師さんと話してる。 結構長い間、冒険することなくセミロングの落ち着いた茶髪だったけど… 「え… どんな感じになるんですか?」
2019-02-27 14:31:455 《そんな心配せんでも(笑) 仕上がってからのお楽しみー》 ちょっと不安だけど、ただ座ってされるがままに… 美容師さんに私を託すと先生は友達と話してる。 ‘’例のあの子ー?‘’ とかって聞こえてきてちょっとはずかしい。 その時スマホに (今日も会われへんの?明日は夜勤やろ?)
2019-02-27 14:47:586 横山先生からのメッセージが… 帰りが何時になるか分からないって返信するけど (何時になってもいいから連絡して) って返ってきて… 今日は逃げられそうにないなと思うと、急に気が重くなる。 カットとカラーが終わって、気がつくと髪にロッドが巻かれるところだった。 「え、パーマも…?」
2019-02-27 15:12:337 どんな感じになるのか想像がつかなかったけど、少し楽しくなってきてる自分もいて… 仕上がると美容師さんが先生を呼んできて 《めっちゃええやーん♪ やっぱ似合うと思ったわー》 「えっ?嘘… これ私?」 パーマの分、想像より短くなった髪は肩についてなくて、ふんわりカールされていた。
2019-02-27 15:32:348 色もいつもより明るめで、自分では絶対できなかった雰囲気になっていて… 《髪型だけでも気分変わるやろ?》 「ほんとにめっちゃ変わりました!」 《んで、これ…》 黒のカーディガンの上から綺麗な春色のストールがかけられる。 「え?私に? わざわざ買ってきてくれたんですか?」
2019-02-27 15:46:089 《ブラブラしてたら見つけてんけど こんな色も似合うかなーと思て》 「めっちゃうれしい! ほんとにありがとうございます」 《エリちゃん、いまめっちゃええ顔してるで》 心から癒されて前向きになれる私がいた。 こんな風に思ってくれる人と一緒にいればきっと幸せになれるんだろうなと思う。
2019-02-27 16:07:3210 横山先生と関係を築くまえに 安田先生に出会ってたら… 煮え切らない自分を思ってくれる先生に 申し訳ない気持ちになる。 と同時に、まだまだ横山先生に囚われてることにも気づいて… サロンを出て通りを先生と歩いてると 《なぁ… いや?》 差し出される先生の左手… 黙って右手を添えた。
2019-02-27 16:35:3511 《明日日勤? 今日は帰らなあかん感じ…?》 「夜勤なんですけど… 帰りが何時になっても連絡するようにってメッセージが…」 《そか…》 __ しばらくいろんなお店を見ながら歩いて、 夕食を済ませてから一度先生の家に戻る。 21時を過ぎていた。
2019-02-27 17:15:1312 家に入るとすぐに深いキスをされて… そのまま寝室になだれ込む。 《分かってんのにな… 帰したないわ…》 「先生…」 《あの子が横ちょのこと思う気持ち… ちょっと分かるかも》 安田先生の口から予想外にも 心をえぐられる言葉が吐かれる。 「やめてください…」 《エリちゃん…》
2019-02-27 17:26:2413 ベッドに押し倒されて 《なんやろ… エリちゃん見てたらいじめたなるわ…》 いきなり私のストッキングを脱がせると 両手をベッドのフレームに縛り付ける。 「や、なにするんですか」 《これやったら傷付きにくいらしいけど あんまり暴れたらあかんで… 傷付いて横ちょにバレたないやろ?》
2019-02-27 17:42:4614 「先生こんなこと… やめてください…」 《横ちょはこんなんせーへんの?》 不敵に笑いながら私の服を剥いでいく。 あっという間に全裸にされ はずかしくて手で隠したいのに… 「先生、ほんとにやめて」 《可愛いで… 髪型もよう似合てる》 耳元でささやかれ、触れた唇が首筋に下りる…
2019-02-27 18:04:3315 「やっ…」 《いつもより感じる?》 這わせた舌が脇にまで伸びて 「いやぁ…先生!」 腕をちから一杯に振るけどしっかり固定されていて 《もうあかんてー、傷つくやんか》 「あっ… そんなとこ… やめて」 《知ってる? くすぐったいとこってな、全部性感帯になるんやで…》
2019-02-27 18:34:0816 脇腹も舐めたりあま噛みされたりして 「ああっ、やぁ…」 身を捩る… 《気持ちいいやろ?(笑)》 そんなとき私のスマホの着信音が鳴る。 先生が離れ、私のバッグの中のスマホを取り出して画面を見せてくる。 《どーする?こんなときに…(笑)》 横山先生からの着信だった。 「ダメ…」
2019-02-27 18:44:0917 首を振って伝えるけど 《おもろいやん(笑)》 先生の指が画面をタッチする。 スピーカーで私の顔の横に置かれるスマホ… 「… はい」 『おぅ、もう帰ってんの?』 「いや、まだ友達と一緒…」 胸を愛撫され、漏れそうな声をこらえながら話を続ける。 『いま病院に呼び出されてな』
2019-02-27 18:53:1218 『急変で家族と揉めてるみたいやから長なりそうやねん』 「そうなんですか…」 『だから今日はこのまま朝まで病院おると思うわ』 「分かりました… 大変ですね…」 『おぅ。 明日もお前夜勤やから会われへんしな… お前さぁ、さびしないの?』 胸を針で刺されたような痛みが走る。
2019-02-27 19:01:5919 夜勤の日はあの子といるくせに… 泣きそうになるけど、 自分の胸に安田先生が顔を埋めてるのを見て心の均衡を保つ。 「さびしいですよ…」 言った瞬間に胸を噛まれ 「痛っ…」 『なに?』 「ううん、なんにもないです… じゃあ、頑張ってくださいね」 なんとか話を終えて電話が切られる。
2019-02-27 19:13:3820 《必死やん、よう我慢したな(笑)》 「先生、ほんとにもう許してください…」 《許して? ありがとうの間違いじゃないん? 俺が喋ったってもよかったんやで》 私の脚を肩に乗せて脚の内側に舌を這わせる。 徐々に上がってきて内ももや脚の付け根を舐められ続けるけど 「やぁ… んっ…」
2019-02-27 19:23:5921 そこには触れてもらえない。 手の自由を奪われた状態で 時々先生の吐息がかかると体は過剰に反応し 《どうしたん? 腰揺れてんで(笑)》 「せんせ… あぁ…」 舌が少しだけそこをかすめるけど、 また脚に戻っていく。 焦らされ続けた私の理性が徐々に失せていき 「せんせ… もう…」
2019-02-27 19:31:3222 《なに? 辛そうやなぁ(笑)》 「おねがい… いじわるしないで…」 《自分で脚開いて舐めてほしいとこ見せてみ?》 「そんなこと…」 《できひん? 言うこと聞いてよー。 もっかい横ちょに電話つなごかー?》 いつもの口調でスマホを持つ。 「先生、ひどい…」
2019-02-27 21:27:0923 《ひどい? 俺の気持ち知っててこんなことするエリちゃんより?(笑)》 胸が痛む… 「ごめんなさい…」 《だからさー、ほら…》 促されて従う 《それで見えてると思う? ちゃんと俺のこと誘ってーや》 もう少し脚を開くけど 《もたもたしとったらほんまに電話すんで?》
2019-02-27 22:14:1524 低い声に怖じ気づいて…従う 《そうやん、できるやんか…》 両手を縛られて脚を開く私を蔑んだ目で見つめる先生。 自分の痴態に嫌気がさすけど こんなことでバランスを保ってるつもりだった。 《エリちゃん… 好きやで》 口にキスしてからそこに下りてくる先生の顔 「ああっ… せんせ…」
2019-02-27 23:46:3025 中に指も足されて、 自由を奪われて焦らされた体はすぐに上りつめる 「いやぁぁっ…」 《エリちゃんすごいで… ここ好きやもんな》 器用な指が複雑な動きをして… 「あああっ… ダメーっ…」 腰を浮かせて先生の顔に押しつけながら果ててしまった 《エリちゃん… すごいな…》
2019-02-28 00:00:43