
研究室で培養中の細胞用の炭酸ガスが突然空っぽに! でも金曜の夜なので新しいボンベは週明けでないと届かない! 全滅するぐらいなら、と大学の売店でウィルキンソンタンサン500mlを買い、インキュベータの中で開封、振って立てておきました。 月曜日…細胞は無事でした。ありがとうウィルキンソン! pic.twitter.com/6SvUXsQYiW
2019-03-24 20:51:57

齋藤敬(さいとうたかし)、バイオとロボット兼業の研究者です.神経工学を目指していたら、いろいろ拡がってしまいました. ありふれた名前なので英語ではTakashi Kei Saitoにしています.別名しろやぎ先生とか眼鏡等とも.

これ色々と興味深い話やけど、咄嗟に炭酸水でどうにか! と思い至ったのが立派。 パニくって思考停止してもおかしくないのに。 twitter.com/Takashi_K_SAIT…
2019-03-25 13:40:46
@Takashi_K_SAITO 常圧常温の飽和でおよそ水と同体積なので、500 mL PETなら二酸化炭素500 mL。市販の圧かけてあるやつは、これの2倍から4倍くらい。 40 Lのインキュベーターで5%なら二酸化炭素が2 L必要なので、強炭酸製品で500 mLあればなんとか。これであってますか? できれば滅菌した袋に入れて、ガスフィルタを?
2019-03-25 13:07:44補足

補足すると、インキュベータ容積は概算で43L、ネットで「ウィルキンソンは4.0GV(溶存気体/液体体積比)らしい」という情報を見つけ、なら500mL1本でCO2は2L、目標濃度5%に対し4.7%となります。 ただ普段の扉開閉に伴うCO2抜け具合から、扉を閉めるまでCO2はそこそこ抜けると推定しました。 続きます。
2019-03-25 15:52:22
で、2本入れることにし、飲料なので雑菌混入はないだろうと割り切り、ラベルを取り全体を70%エタノールで拭い、インキュベータ内でキャップを緩めすぐ扉を閉めました。金曜夜です。 月曜朝、インキュベータのCO2濃度表示は2.7%と少ないものの、培地は中性のオレンジ色、5%のときと同様です。 続きます
2019-03-25 15:52:23
そして到着したボンベを接続、やっと確認した細胞は問題なく生存していました。学生共々、ひと安心というのが顛末です。 今回はあくまでも緊急対処で、本当はZap2さんご指摘のとおり、滅菌バッグやフィルターを介してボトルを使う等、もっとコンタミのリスクに備えた方がいいと思います。ご用心を!
2019-03-25 15:52:23
培養細胞なんて使ったことないぜ!っていう人のために補足 Q.なんでCO2を5%にしなきゃいけないの? A.培養細胞は元々は生体の中にあったものを取り出してシャーレの中で飼えるようにしたものなので、生体の環境に近い状態で飼う必要がある(それが5%)
2019-03-25 23:33:13出張教室や自宅での培養に?
「科学だなぁ」と感じる人も

いやこれすごい話だなぁ。 身近にあるもので代用して乗り切るってまさに科学。Dr.STONEかなって。 twitter.com/Takashi_K_SAIT…
2019-03-25 16:09:34
@Takashi_K_SAITO @niboc なるほど! 逆に炭酸を天然水に溶かしたり、ドライアイス造ったり 自分の細胞に与えた事わありますがw(周りわ引いていましたが)
2019-03-25 14:54:29
昔、先生に固定用アルコールが無かったらウォッカを使えと言われた事を思い出しました twitter.com/Takashi_K_SAIT…
2019-03-25 21:48:34炭酸のガスボンベについて
ビールサーバーのやつかな