新元号、出典は万葉集/末次由紀さんが解説『「時に、初春の令月にして、気淑く風和く。梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す」』『《令月》は陰暦2月の異称で、何事を始めるにも良い月、という意味もある。良い言葉!』
[令和] 《万葉集》三十二首序文に典拠 初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香。 初めて漢籍でなく 日本の書物から選定されたらしい。。 それもさる事ながら こちら[大伴旅人]という歌人の邸宅での宴会の様子を描写したものの模様 《旅人》の時代がきた!? #令和 #旅人の時代 pic.twitter.com/6VFAZSLcbl
2019-04-01 12:35:32【令和の典拠まとめ】 ・直接は『万葉集』の「梅花歌三十二首幷序」(大伴旅人が書いたか?)とする ・「令月」は『儀礼』士冠礼などにも見える古い語 ・そもそも『万葉集』の当該部分、後漢の張衡「帰田賦」の「於是仲春令月、時和氣清」とクリソツでは? ・大伴旅人は『文選』を読んでたっぽいね
2019-04-01 12:37:17【令和の典拠まとめ】 ・直接は『万葉集』の「梅花歌三十二首幷序」(大伴旅人が書いたか?)とする ・「令月」は『儀礼』士冠礼などにも見える古い語 ・そもそも『万葉集』の当該部分、後漢の張衡「帰田賦」の「於是仲春令月、時和氣清」とクリソツでは? ・大伴旅人は『文選』を読んでたっぽいね
2019-04-01 12:37:17@moegi_hira 少なくとも、奈良朝の歌人の知識の高さを物語ってますね これを機に、『万葉集』をはじめ古典に光が当たれば・・・
2019-04-01 12:47:55老夫婦が万葉集についての会話してるのが一階から聞こえてくる。母が色々な歌人が詠んだ歌を集めたとか詳しく説明してる側から父「じゃあ、きみまろ知ってる?」母「知らないそんな人」父「なんで知らないんだ!綾小路きみまろだよ」母「訳がわからない」父は勝ちたいのだろう。
2019-04-01 12:41:45新元号「令和(れいわ)」の出典が万葉集だということで、万葉歌人バージョンで描いてみた😊 天平2年の正月の13日に、大伴旅人邸で詠まれた梅花の歌32首の序文「初春の令月にして気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を香らす」からの引用とのこと🌸 万葉集ブーム来て〜〜‼️ pic.twitter.com/3hXtrJwXdf
2019-04-01 12:45:25国書でもあり元々は漢詩でもあるのか。万葉集って今の政府が言ってるだけで後でどうとでもこじつけられる 出典見つける人も令和を考えた人も凄いな。気に入った
2019-04-01 13:11:28<『万葉集』の「令月」は中国古典からの引用ですね。『儀礼』の「士冠礼」などに見える。やはり中国古典からは逃れようがないのだなぁ>
新元号「令和」は万葉集を出典としています。1300年以上の我が国の元号の歴史の中で、これまでは中国古典を用いてきました。日本古典から元号を立てるのは初めてのことです。新しい伝統になることでしょう。
2019-04-01 12:46:15新元号「令和」の出典、万葉集「初春の令月、気淑しく風和らぐ」ですが、『文選』の句を踏まえていることが、新日本古典文学大系『萬葉集(一)』iwanami.co.jp/book/b325128.h… の補注に指摘されています。 「「令月」は「仲春令月、時和し気清らかなり」(後漢・張衡「帰田賦・文選巻十五)」とある。」 pic.twitter.com/wBqpNVWN0M
2019-04-01 14:55:42『万葉集』の「令月」は中国古典からの引用ですね。『儀礼』の「士冠礼」などに見える。やはり中国古典からは逃れようがないのだなぁ。
2019-04-01 12:05:21典拠とされる部分の序文は大伴旅人とされますが(そもそも『万葉集』は大伴家の私家集の趣も強いと言われる)、やっぱり教養人だったのだなと思わせますね。それにひきかえ、わざわざ談話してるのに『万葉集』を読んだこともなさそうな浅い話しかできない首相……。
2019-04-01 12:15:43まあ、首相のことはおいといて、『万葉集』は素晴らしいのでこれを機にもっと読まれるといいですね。かの近藤紘一も海外出張の際に必ず持って行ったという、岩波新書の超ロングセラー、斎藤茂吉『万葉秀歌』あたりからどうぞ。 amzn.to/2CL69ug
2019-04-01 12:19:53物理書籍のほうが品切れになっちゃいましたが、『万葉秀歌』はKindle版もあるぞ! 岩波さん素敵ィ! amzn.to/2U8pjow
2019-04-01 14:54:55@moegi_hira 「令月」のみならず、「于時初春令月、氣淑風和」自体が「於是仲春令月、時和氣清」(張衡・歸田賦)fanti.dugushici.com/ancient_proses… をふまえているように思います
2019-04-01 12:11:49あと、契沖先生が張衡「帰田賦」の「於是仲春令月 時和気清」も出典じゃね?って言ってるな。こっちの方が「令」も「和」も入っててやばいw
2019-04-01 12:15:41「令月」は漢籍にこのような典故があります。今回の万葉集の梅の歌は、後漢の詩人張衡の「田に帰る賦」にある「仲春令月、時和し気清し(仲春のよき月に、時は調和し気は清らかに澄んでいる)」に近いよう。 pic.twitter.com/JDMidS5lzN
2019-04-01 12:40:29奈良時代、『万葉集』の詞書を書くくらいの人なら、当然、漢籍の知識は豊富なわけで、当時の作文の作法からしても、典拠がある。 後漢の学者、張衡(78-139)の「歸田賦」に、 「於是仲春令月、時和氣清、原隰鬱茂、百草滋榮」 が、『万葉集』巻5(815番歌)の詞書「初春令月、気淑風和」の典拠。
2019-04-01 13:02:26「令和」の典拠とされる『万葉集』が更に参照していたのは後漢の張衡の賦だろうが、この張衡という人、古代中国科学史では天文学の観測器具「渾天儀」を最初に作ったり、地震計を作った人としても知られている。巡り巡って、日本の年号の出典となってしまったというのは、何というか面白い。
2019-04-01 13:26:52「仲春の令月、時和し気清らかなり」(張衡「帰田賦」『文選15)が原型。漢文からとらず「日本の古典」からとったと主張するは奇妙な話である。文選は八世紀の政治家には基本教養。いまは期すべくもないが、実は私も『老子』を読むので初めて一部に目を通した。新刊の岩波文庫が売れるとよい。
2019-04-01 13:30:01「令和」ぱっと見で「和せしむ」と読み世の中が平和になるよう仕向けること、平和に「させる」心で感心もしたが、万葉集「梅花歌」序の季節感あふれる取り合わせだと分かり再度合点。文選「仲春令月、時和気清」(張衡「帰田賦」)へのオマージュを含めてナイスチョイス。と言って、和せしむもいいなと
2019-04-01 13:59:09おまけ
新元号は「ZZZoo」 森川官房長官が発表。 「元号に関する懇談会」に参加したZZZooメンバーひとりひとりに意見を聞いた結果、万葉集に登場する歌人の名から取る事が決定された。 pic.twitter.com/R12nH04E8a
2019-04-01 12:02:28