アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、グラゼニ シリーズ構成・全話脚本:色々気付いたことメモ2
- makimogpfb
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私の(高屋敷英夫さんについての)ブログの、グラゼニ(同氏シリーズ構成・全話脚本)についての記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…
2019-04-10 21:06:3117話は、スタジオでの密室劇+アニオリラストの温かい友情シーンの組み立てに、高屋敷さんの圧倒的脚本技術が表れている回。 とにかく舞台が動かないのに飽きさせない! 思えば、カイジの沼編やアカギの麻雀も(どちらもシリーズ構成/脚本)、舞台が動かないのに緊迫感が持続する作りだった。
2019-04-10 21:19:11前もちょっと書いたが、徳永の愛情が炸裂した回でもある。そうなるよう、1期のうちからアニオリを追加してでも、徳永が夏之介を気にかけるシーンを差し挟んだのが効いている。 高屋敷さんは、主人公の魅力が爆発するよう仕掛けを作る構成も上手いが、こういう、愛情を積み重ねる構成も上手い。 pic.twitter.com/gw8yMkV9Kk
2019-04-10 21:32:12これを恋愛に応用したのが、めぞん一刻(高屋敷さん最終シリーズ構成・脚本)だろう。 恋愛にしろ友情にしろ、高屋敷さんは、視聴者をあっと言わせる「仕掛け」や「計算」が本当に上手い。脚本には因数分解能力が要ると聞いたことがあるが、同氏はさらに複雑な計算をしているのではないかと感じられる。
2019-04-10 21:41:05徳永の愛情もさることながら、夏之介の負けず嫌いな面を出すことで、彼の野球に対する「熱さ」が、更に積み重なっている(1期1話から、アニオリを入れてでも強調している)。 そういう夏之介だからこそ、徳永が優しい言葉をかけるのだという「計算式」も成り立つ。このあたりも凄い。
2019-04-10 21:51:11「計算」というと冷たい印象かもしれないが、いきなり「感動しろ」と突き出されても、それは視聴者に響かない。 どう視聴者にキャラクターやストーリーを印象づけるかを、高屋敷さんは相当に熟考しているのだと思う。その根底にはやはり、作品やキャラクターに対する愛情が感じられる。
2019-04-10 22:05:04続きのまとめ(第3弾)を作りました: