私の大失敗『雛の帰りを待つ親雀』

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大変な失敗をしてしまいました。ここ数日、玄関の前に雀の糞があり、巣を作るような場所でもないのに何でかな？と思っていたら、玄関ドアの水切りの上に暗い時間にも関わらず一匹の雀がとまっていました。親雀はもう帰らぬ雛を待っているのです。この事件は今から11日前に遡ります。（１／８）

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ある早朝出かけようと、玄関を開けたら目の前にまだ目も開かない雀の雛鳥が死んでいました。雛の腹にはクチバシで摘まれたような痕があり、不慮の事故が原因で巣から落ちて死んでしまったのかと思い込み、私は見つけて直ぐに土に埋めてお墓を作ってしまいました。これが大失敗でした。（２／８）

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雛を埋め出かけたその日帰宅すると、玄関に鳥の糞が落ちていました。水や陽を避けられる場所なので野鳥が休憩に来ているのだろうと私は勝手に思い込みました。しかし、毎日鳥の糞が玄関前に積もってゆきます。巣を作る様子もないし、おかしいと思いましたが、なぜかまで分かりませんでした。（３／８）

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今日、辺りが暗くなってきた時間に私が帰宅すると、玄関の水切りの上に一匹の雀がうずくまっていました。雀はずっと地面を見ていました。私がよかれと思って埋めてしまった雛をずっと待っているようなのです。（４／８）

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死んだ雀の雛を見つけた時に、私は回りを確認しませんでした。私が直ぐに、土に埋めてしまったために、親鳥は雛の死を確認する前に、雛とはぐれてしまった状態になり、落ちたと思った箇所にずっと留まっているようなのです。（５／８）

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人間でもお通夜があり、必ず悲しむ時間を取ります。私の勝手な思い込みにより、親鳥が雛の死を受け入れて悲しむ時間を奪ってしまったのです。親鳥はずっと雛を探して待ち続けているという可哀相な事態になってしまいました。（６／８）

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鳥は仲間を大切にするようです。以前、車に轢かれてしまった鳩をもう一匹が必死に引っぱり上げようとしている場面を二回ほど見たことがあります。他の動物でもそうだろうし、そのまま放置しても天敵が食べてしまうかもしれません。それでも、今回は自分の判断ミスに激しく落ち込みました。（７／８）

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このようなことがあったという事例ということでツイートしましたが、解決の見通しはありません。雀の寿命は長くて二年ぐらいだったと思いますが、早く立ち直ってくれることを祈るばかりです。そして、自然に手を出してはいけないのだと私は深く反省することしかできずにいます。（８／８）

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私の大失敗『雛の帰りを待つ親雀』を togetter にまとめました。死後と言えども野生には手を出してはいけないそうです。教えてくださったみなさま誠にありがとうございました。 http://togetter.com/li/133577

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声をかけてもらって気がついたことがあります。私は動物大好きですが、あくまでもペットを見る人間視点でしか見ていなかったのだと今さらながら気がつきました。多少知識があるつもりでしたが、私の勝手な思い込みで、野生については全く知らないし、だからこそ研究している人がいるのですよね。反省。

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野生との共存に関連して：野生動物が道路などで死亡している場合は、事故防止や伝染病を広げないためにヒトが処置することがあるようです。色々な形をとりながら、ヒトと共存していくことも工夫の一つであることも心に留めておきたいと思います。

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雀の雛のお墓の場所から、オダマキが生えて花を咲かせました☆私の大失敗『雛の帰りを待つ親雀』 http://t.co/liDPEvtt http://t.co/VtMM9ozC

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