2
山本芳久 @201yos1
トマス研究の世界的大家のEleonore Stumpの大著Aquinasが、アマゾンで、8割引の964円で買えるようになっているのを発見。興味のある方は、お早めに。 p.tl/EWyk
山本芳久 @201yos1
Charles P. Nemeth, Aquinas and Kingという本もあって、公民権運動のキング牧師がトマス・アクィナスのかなり深い影響下にあったということを明らかにしているのだが、このようなことも、日本ではほとんど知られていないような気がする。
山本芳久 @201yos1
稲垣良典先生の『現代カトリシズムの思想』という本は、私が生まれるより前に出た本で、アマゾンでは今や1円で買えるみたいだが、買い占めて周りに配りたいくらいよい本だ。このような本が普通に出ていた時代の岩波新書は本当にすごいと思う。p.tl/BU1k
山本芳久 @201yos1
キリスト教が哲学に新しくもたらしたものは、「啓示」という仕方による「答え」ではなく、「問題としての神」という発想だということを稲垣先生はその名も『問題としての神』という本の中で述べているが、卓見と言えよう。p.tl/iKgc
山本芳久 @201yos1
最近出版されたLeo Strauss on Maimonides: The Complete Writingsは、レオ・シュトラウスの書いた多数のマイモニデス論を一冊にまとめた大部の著作だが、マイモニデスに関心のある人には必携のものだ。p.tl/TklI
山本芳久 @201yos1
マイモニデスについてはHasselhoffのDicit Rabbi Moyses(『マイモニデス曰く』)という独語の本もあり、13-15世紀のラテン世界への影響を詳細に辿っている。日本とは研究の層の厚みが全く違うなと圧倒される本の一つだp.tl/P0gA
山本芳久 @201yos1
Jonathan ElukinのLiving Together, Living Apartは、キリスト教徒によるユダヤ教徒の迫害を強調する従来の中世史観を見直し、自然な共存を強調する最新の研究の一つ。評価には慎重を要するが、興味深い。p.tl/Me0G
山本芳久 @201yos1
キリスト教外の人々がイエスをどう位置づけてきたかということに関する優れたアンソロジーとして、Jesus beyond Christianityという本がある。ユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教、仏教のテキストに現れたイエス観を一望できる。p.tl/nvE9
山本芳久 @201yos1
キリスト教を外から見るということに関しては、Christianity through Non-Christian Eyesという本があり、やはり、ユダヤ教、イスラム教、仏教、ヒンズー教を代表する論者によるキリスト教観が一望できる。p.tl/feXM
山本芳久 @201yos1
ユダヤ思想の代表的な研究者の一人で信じられないくらい多くの本を書いているNeusnerによるA Rabbi Talks with Jesusという本もある。この本は前教皇ベネディクト16世も『ナザレのイエス』の中で好意的に言及しているp.tl/kXjB
山本芳久 @201yos1
自然法論はキリスト教的伝統に固有のものではなくユダヤ思想の本質的な構成要素であることを浮き彫りにしたものとして、David Novak, Natural Law in Judaismがある。p.tl/o8Vi
山本芳久 @201yos1
近刊の稲垣良典『トマス・アクィナスの神学』は、何のてらいもないシンプルなタイトルだが、キリスト論や三位一体論といった固有な意味で神学的なテーマに関する研究は日本ではこれまで殆どなかったことを考えると、極めて画期的だ。神学者トマスについての神学的研究が欠落していたのは実に不思議だ。
山本芳久 @201yos1
英語では文字通りThe Theology of Thomas Aquinasという比較的新しい論文集がある。三位一体、予定、原罪、位格的結合、教会論、秘跡、終末論、聖書解釈等日本語では本格的研究のないテーマが論じられており学ぶところ多いp.tl/P2IS
山本芳久 @201yos1
最近刊行された『第二バチカン公会議公文書改訂公式訳』は、訳も解説も読みやすく素晴らしい。「現代世界憲章」は二十世紀の最重要文書の一つだし、宗教間対話に関する基本文献も含まれていて、カトリック内部に留まらない大きな意義を持つ。値段も安い。p.tl/AFpH
山本芳久 @201yos1
ペトルス・アルフォンシの『ユダヤ人に対する対話』は中世の代表的な反ユダヤ教的論争書の一つ。ユダヤ教からキリスト教への改宗者であったペトルスは、該博な知識に基づいてユダヤ教を内在的に批判し、イスラム教に対する批判もあわせて展開している。p.tl/wSUA
山本芳久 @201yos1
ユダヤ教とキリスト教との関係について考察するには、KatzのExclusiveness and Toleranceも基本文献。ユダヤ教がキリスト教に対する排他的態度から寛容へと変容するプロセスを分析。排他性も寛容も双方にあったのが分かるp.tl/SLTi
山本芳久 @201yos1
ナルニア国物語の著者であるC.S.ルイスの書いた『キリスト教の精髄』は、最も優れたキリスト教入門書・護教書の一つ。これだけ平易で説得力があり面白く読めるものは、おそらくほかにない。ナルニア国物語の背後にある世界観についてもよく分かる。p.tl/Um3I
山本芳久 @201yos1
ボナヴェントゥラ『魂の神への道程』長倉久子訳は、非常に美しい日本語で訳された、トマスと同時代のスコラ学者の代表作。註解も非常に素晴らしい。コンパクトなこの一冊を深く読み込むのみでも中世思想の根本精神が分かる。品切れになっているのが残念p.tl/nIb7
山本芳久 @201yos1
トマス『在るものと本質について』稲垣良典訳。故 坂部恵先生は「西洋哲学の中から十冊を選ぶとしたら、見識のある多くの研究者がこの本を含めるであろう」とおっしゃっていた。若きトマスの出世作。これまでにもいくつか翻訳があったか、これが決定版だp.tl/Jnnj
山本芳久 @201yos1
山田晶『在りて在る者』は日本語で書かれた中世哲学に関する最高の達成の一つ。出エジプト記でモーセに開示された「在りて在る者」という神の名前の含意を、アウグスティヌスやトマスのテキストに即しつつ徹底的に掘り下げている。世界にも殆ど類例がないp.tl/iz8Q
山本芳久 @201yos1
マリタンつながりで言うと、元最高裁判所長官の田中耕太郎は、昭和29年の時点で「ジャック・マリタンの政治哲学」や「ソロヴィヨフの法哲学」という論文を発表している。ロシアの神秘思想家であるソロヴィヨフの法思想にまで言及しているのは驚きだ。p.tl/D7GO
山本芳久 @201yos1
現段階で最も優れたトマス・アクィナスの評伝であるトレルの『聖トマス・アクィナス』の第二巻は『霊的巨匠(Spiritual Master)』と題されている。小難しい専門用語と干からびた概念的詮索に満ちたスコラ哲学というイメージとは対極的だp.tl/_hcM
山本芳久 @201yos1
作家のチェスタトンの『聖トマス・アクィナス』は、20世紀最大の中世哲学史家であるジルソンによって、専門家を絶望させるまでに優れた、これまでに書かれた最高のトマス伝と評された名著。日本語訳もあるが様々な言葉遊びもあり英語で読むと更に面白いp.tl/41ro
山本芳久 @201yos1
作家のウンベルト・エーコによる『トマス・アクィナスの美学』は、トマスの美学について書かれた数少ない優れた研究の一つ。トマス哲学全体についての理解の仕方としても、美学理論の観点からも、興味深い。ダンテやジョイスにまで話題が拡がる魅力的な本p.tl/nsMW
山本芳久 @201yos1
英語圏には文学者が著した抜群に面白い基督教護教書がある。ルイスやチェスタトンもそうだし、推理作家のセイヤーズのThe Mind of the Makerもその一つ。こうした本の不在が日本の基督教のイメージを生真面目で魅力ないものにしてるp.tl/7fMt
残りを読む(330)

コメント

すんすけ @tyuusyo 2019年4月13日
なるほど勉強になりました。 こうやって専門書を読んだ感想文や紹介をするのもよいかもな、世間の役にたつわな
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする