岡潔の言葉
連休中に書店で『情緒と日本人』 http://amzn.to/kiKCrl を見つけ衝動買い。世界的な数学者兼エッセイストの岡潔先生の名言集です。個人的に印象に残った10フレーズを、今日から5日間にわたって午前午後それぞれ9時に流させて頂きますので、ご関心のある方はお楽しみに^^
2011-05-09 08:45:04以前行った同様の企画もご紹介:「ウィトゲンシュタインの言葉」 http://togetter.com/li/47155 偉才の名言が蘇ります。
2011-05-09 08:50:03「人と人との間にはよく情が通じ、人と自然の間にもよく情が通じます。これが日本人です。」 『岡潔集(第五巻)』 http://amzn.to/kiKCrl
2011-05-09 09:00:17「なにかいちいち文字に書き表して、それに認め印までおしてもらわなければ承知できない、そのようにしてはじめて安心するというふうなつながりでは、つながっているということの実感はけっして出てきません。」 『風蘭』 http://amzn.to/kiKCrl
2011-05-09 21:00:47「人は、男・女性に関するさまざまなことを、さまざまな経験によって知るのではなく、情緒的に、すでに知りつくしていることを、単に経験によって、具体的に知るだけのことなのです。」 『風蘭』 http://amzn.to/kiKCrl
2011-05-10 09:00:31「人の中心は「情」であって、情の根底は「人の心の悲しみを自分のからだの痛みのごとく感じる心」すなわち観音大悲の心である。」 『月影』 http://amzn.to/kiKCrl
2011-05-10 21:00:49「明治以前の日本人は、死ねばそれきりなどとは思っていなかったのであって、この一生をながい旅路の一日のごとく思っていたのである。そして私もそう思っている。」 『春の雲』 http://amzn.to/kiKCrl
2011-05-11 09:00:35「知性は理性と同一ではなく、理想を含んだものだと思うが、はっきりと理想に気づいたのもギリシャ文化が初めてだった。これを代表しているのがプラトンの哲学・及びユークリッドの幾何学である。」 『春宵十話』 http://amzn.to/kiKCrl
2011-05-11 21:01:09「私は三日かからねば、つまり二晩寝なければ解けないという問題から問題と呼ぶことにしている。」 『紫の火花』 http://amzn.to/kiKCrl
2011-05-12 09:00:46「こういう世相にあって、のんきな数学などは必要ないと思う方もあるかも知れません。しかし、数学というのは闇を照らす光なのであって、白昼にはいらないのですが、こういう世相には大いに必要となるのです。」 『春宵十話』 http://amzn.to/kiKCrl
2011-05-12 21:01:00「人の子を育てるのは大自然なのであって、人はその手助けをするにすぎない。「人づくり」などというのは思い上がりもはなはだしいと思う。」 『春宵十話』 http://amzn.to/kiKCrl
2011-05-13 09:01:10「現代は他人の短所はわかっても長所はなかなかわからない。そんな風潮が支配している時代なのだから、学問の良さ、芸術の良さもなかなかわからない。」 『春風夏雨』 http://amzn.to/kiKCrl
2011-05-13 21:00:505日間にわたって、『情緒と日本人』 http://amzn.to/kiKCrl に収められた数学者「岡潔の言葉」をご紹介させて頂きました。ご関心をもたれた方はぜひ本書を手に取ってご覧下さい。時代を超えて色褪せない岡先生の深い思索に、多くの方が啓発されるハズです!
2011-05-13 21:10:12