作家さんの反応シリーズ[幻冬舎]
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60もなかばになる爺さんが編集者に関するちいさな秘密を教えてあげます。貴方の小説を褒めちぎる人は、絶対に作品を読んでいません。その作品の傷を的確に指摘するためには、読まないとね。俺だって読んでなければ褒めちぎりますとも。抽象的な美辞麗句を並べて。人生、これ無難──。なんちゃって
2019-05-18 16:37:17だから、俺、見城さんも確信犯なら、それはそれで認めます。とことんやってください。俺の他人に対する見方は、自覚のあるなしだけです。無自覚は悪で無様です。あの放言は許せないけれど、それも幻冬舎とは仕事をしないという一線を引いてクリアしてますし。
2019-05-18 16:39:09ただひとつしょんぼりしてしまうのは、安倍をはじめとして(ちかごろは作家も、あるいは御社編集者も含めて)、なーんで日本語が不自由な奴とばかり付き合っているの? 阿部薫の本、けっこう愛読書だったのに──。梯子外された感じだ。
2019-05-18 16:41:09顰蹙を買うためにも言ってしまうけれど、俺が裏側の人たちと付き合っていたガキのころ、やたら日本と日本人を強調する人がけっこういて、でも、あとで嫌らしい奴が耳打ちしてくるわけだ。その人の国籍について。
2019-05-18 16:41:09日本、および日本人を強調せざるをえない人の気持ちはよくわかる。その人が日本人であろうが外国人であろうが。そのコンプレックスを克服するたったひとつの方法を教えよう。
2019-05-18 16:41:09日本語を学び直し、行間を読めるようになれ。右翼左翼を張るのは、それからだ。順番を間違えると巷にあふれている喜劇を貴方が演じることになる。
2019-05-18 16:41:10津原泰水との関係について書きます。もう十五年、ひょっとしたら二十年前?家が近所でした。で、訪ねてきました。電話とかもきました。手紙もきました。なんで俺のところに? という感じでよくわけがわからなかったけれど、近所のよしみ? 凄く細かくて面倒な奴でした。だから敬して遠ざけました。
2019-05-18 16:44:00俺は親切ではないので、付き合いたくない奴とは付き合いません。べつに友だちもいらないし。ただし、これだけは、はっきりさせておきます。凄く細かいということについてです。俺もかなり細かいんですよ。連載原稿の推敲や読み直し、十回じゃきかないからね。完全原稿をつくるつもりでやってます。
2019-05-18 16:44:00でもね、津原の細かさは、そんなもんじゃないのです。作品を読めばわかります。細部に対する粘着と執着。俺の細かさがドングリ程度だとすると、津原の細かさは素粒子レベルだ。これ、褒めてるんですよ。細かくない奴なんて、小説家じゃない。
2019-05-18 16:44:00ましてまともに検品しないで糸のほつれた服を平然とパッケージでごまかして売ってしまう出版社なんて出版社じゃない。金取ってんだから誤植、減らせよ、Wikiじゃねえんだからよ。
2019-05-18 16:44:00あ、また話がそれた。山周賞選考のときの〈天国への階段〉の誤植に怨み骨髄だからね。赤ボールペンもって校閲しながら読んだのって、はじめてのことだったのでね。選考のとき、久世光彦さんが『こんなもんを最終に残した編集者は誰だ!』って、怒鳴ってましたからね。
2019-05-18 16:44:01津原にもどします。付き合いませんとも。面倒を引き受ける義理もないし。ただし──。〈妖都〉を読んで、敬愛しました。おもしろいとかおもしろくないとかいったレベルの話をしているわけではありません。作品の質についての話です。敬愛は人格に対してではないですよ。才能に対してです。
2019-05-18 16:46:58細部に対する拘り。見えてくる絵。じつは俺にとってあまり好みじゃない絵が見えてくるのですが、とにもかくにもその絵が凄い。目をそらすことができない。
2019-05-18 16:46:59ま、なーんにも見えない人もいるだろうし、最後しか読まない人もいるだろうしね。もったいない話だけれど、読者にも資質というものがありますからね。
2019-05-18 16:46:59今回のあれこれ、津原の当該作品を読んでいないので口を差しはさむべきこともないけれど、音楽小説なのかな? とにかく並みではないことを勝手に確信している。理由は、津原が超越的に細かいから。
2019-05-18 16:46:59粘着質および執着(幻冬舎さんも人を見る目がないね。津原のしつこさは尋常でないよ。とことん、やられちゃうような気がするな、幻冬舎さん。←さん付けしてみました)は周囲には迷惑だけれど、創作には必須の宝石だ。それを津原はもっている。
2019-05-18 16:46:59始めたらいいよと勧めてくれた某小説家の手前、いっしょうけんめい書き込んだ時期もあったけれど、自著の宣伝になるかなっていういやらしい思惑もあったけれど、けれど140字だったっけ? 中途半端な、しかも小賢しい短歌のように文言をまとめるのがアホらしくてならなかったのです。
2019-05-18 16:54:05連絡の必要のある人にメールを送った記憶はあるけれど、ツイートっていうのか? 多分三年くらい触れてなかったはずです。ただで字を書くほど落ちぶれてない、っていう気分でしたね。ま、ログイン自体していなかったし。
2019-05-18 16:54:05で、このあいだ、これも長年、放置していたフェイスブックってのをやめたんですよ。とうぜんツイッターだってやめるに決まってます。無駄な言葉の断捨離(仏教用語みたいな感じで凄いね、お掃除ゴミ棄てにすぎないのに)ですわ。
2019-05-18 16:54:05