日本図書館研究会特別研究例会 石川准「障害者の情報保障をめぐる動向と図書館が果たすべき役割,期待について」(6月2日) #nal2019

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日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「製作点数が上がっている。以前よりも2桁違ってきている。シネマデイジーと言って、映画に音声ガイダンスを付けたデイジー形式で映画のサウンドトラック+音声解説といったものも結構普及していると聞いている」#nal2019

2019-06-02 10:57:37
kazuhiro ando @kzakza

実況有り難いです。1つ1つが珠玉のツィート。 #nal2019

2019-06-02 10:58:19
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「サピエと国会図書館との連携が実現。国会図書館は公共図書館のデータを収集し、サピエの枠組みにシームレスに統合し、ダウンロードできるようになっている。国会図書館のサーバにアクセスして利用者登録はなかなか敷居が高いので、利用者サイドからは歓迎すべきこと。」#nal2019

2019-06-02 10:58:49
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「マラケシュ条約の批准があり、サピエにとっては大きな意味がある。サピエは国内の著作権法の権利制限規定、37条で有資格の人に対して利用してきたのを同じ枠組みでやっている他の国と相互貸借する条約がマラケシュ条約。」#nal2019

2019-06-02 11:00:15
kazuhiro ando @kzakza

oo0(敷居まだまだ高いですよね。。。) #nal2019

2019-06-02 11:00:35
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「この条約を批准し、国会図書館と全視情協がAuthorized Entities。まだサービスインしていない。最初はノーベル賞作家。海外からニーズがあるだろうコンテンツを増やしていく。こちらから送り出す側からはそう。受け入れ側は高等教育側、学術的なニーズへの対応になるだろう」#nal2019

2019-06-02 11:01:51
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「読書バリアフリー法について。今国会で成立を目指していると聞いている。サピエに対してどういうインパクトがあるかというと、一番大きいのは強制法の作りになっていて、いくつかの推進のための施策を規定している。サピエのような施策を国が支援していく。国の責務として」#nal2019

2019-06-02 11:03:17
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「今まではお金がないと陳情して厚労省が予算どりをして付けるという基盤の不安定さ、脆弱さが課題としてあり、利用者からの寄付金に頼っているところがかなりあった。当時は利用者からの寄付が1千万を超えていた。事務局の人件費やユーザーサポートの費用に充てていた。」#nal2019

2019-06-02 11:04:31
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「今回の読書バリアフリー法により、サーバーのメンテ等の費用については安定化するのではないかと考える。」#nal2019

2019-06-02 11:04:57
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「視覚障害者等の読書の三本柱は、電子書籍、サピエともう1つはOCRによる読書である。何か変わったのかというと、まず私自身がやったことは、共同自炊型電子図書館実証実験。dropboxの共有機能を使い、共同自炊型電子図書館実証実験参加者のコミュニティを作り、事務局(研究室)に」#nal2019

2019-06-02 11:06:19
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「送ってもらえれば即裁断しOCRに掛け、最小限の構成だけ掛けて表示する。共同自炊の次は速さ。誤認識に耐えられる読書。誤認識の対応はこだわりだすとキリがない。どこまでやって打ち切ったら良いかという閾値を設定する難しい問題。丁寧には作りたいが時間がかかる。」#nal2019

2019-06-02 11:07:31
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「それだったら校正してはいけないことにして、目次だけは校正する。マークダウンし、あとは目をつぶって出す。もう結構何年も経ちます。その後は「みんなでDAISY」をIBMと日点が始めた。違いは共同構成をボランティアが寄ってたかって行う点。もう一つは私の場合は誰かが自炊した」#nal2019

2019-06-02 11:08:46
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「書籍はコミュニティメンバーなら誰でも無条件で利用できることにした。みんなでDAISYは新着情報は流すがきちんとDBで管理してキーワード検索すると他の人が要望して自炊したものであっても参加している人が利用できるとはしていない。」#nal2019

2019-06-02 11:09:44
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「みんなでDAISYのリクエスト件数は100件ちょっと。少ない。共同自炊の方は3-4年やったがだんだん落ちてきた。最初でも100冊行かなかった。参加者は数十人規模だったが、年に1−2冊程度。みんなでDAISYの登録ユーザー数は未公表だが少なくともリクエストベースで100件ぐらい。」#nal2019

2019-06-02 11:11:15
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「京都ライトもみんなでDAISYの枠組みで参加して年間50件ぐらい出しているという。」#nal2019

2019-06-02 11:12:06
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石川「OCRの認識率が問題だが、AIによりぐんぐん上がっている。この20年間のOCRの認識精度の向上は指数関数的に伸びるということは起きていない。むしろ横ばい。劇的な進歩は見られないと考えている。」#nal2019

2019-06-02 11:13:09
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「いくつか理由がある。専門的な説明をする知識はないので推測の域を出ないので差し控えたい。不思議といえば不思議。」#nal2019

2019-06-02 11:13:45
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「若干その他情報に近い。市販のオーディオブックがサービスインしている。オーディブルのサービスがある。1つ気になったのはオーディブルのコンテンツの読み手がプロだからか、非常に抑揚が強い。私たちがオーディオ図書に期待しているのは「朗読」ではなく「音訳」。淡々と読んで」#nal2019

2019-06-02 11:15:12
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「ほしいというのが希望。アマチュアにできない抑揚がプロらしさなんだろうけれども、非常に疲れる。やめないと成功しないのでは。速度は125%まで上げられるので、抑揚は多少は改善されるが、ノーマルスピードの読みの特性はそんなに変わらない。どんなに上げても抑揚強い」#nal2019

2019-06-02 11:16:36
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「あと価格が紙の本の1.5倍ぐらい。だったらKindleをVoiceOverで聞いたほうが良い」#nal2019

2019-06-02 11:17:05
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石川「権利条約の初回審査を来年の夏に予定。様々な勧告が出るのは間違いない。多くの国にも出しているので日本にも予想される。私は日本政府推薦の委員なので審査には出ない。」#nal2019

2019-06-02 11:17:54
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「差別解消法の「合理的配慮」の概念の説明は難しいが、具体例を出して腑に落ちるのが1つでもあれば理解いただけると思っている。よく使う例は2つある。1つは本を買いました、私視覚障害者なので出版社に連絡を取ってテキストデータを提供してもらえないか、というもの。」#nal2019

2019-06-02 11:18:51
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「民間事業者は努力義務なので過度な負担でなくても断れるが、わかりやすい例。紙の本をユニバーサルデザインにすることは、紙の本は形が決まっており、紙の上に印刷して本になっている。この形のままユニバーサルデザインは無理がある。電子書籍化していない場合はテキストデータを」#nal2019

2019-06-02 11:19:57
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「提供を求めた人にだけ提供するのはわかりやすい例。もう1つ。将棋が趣味だが、アマチュアの大会は持ち時間が切れると切れ負けになるという非常なルールがある。1手30秒ルールとか。視覚障害者にとって盤面確認が難しい。なので1分くださいと。」#nal2019

2019-06-02 11:21:05
日本図書館研究会 @nal_tweet

石川「次に、今日お配りした資料、総務省でデジタル活用共生社会実現会議が昨年あり(座長は村井先生)、アクセシビリティ活用部会の座長を私がしていて、その中でアクセシビリティを調達要件に入れる必要ありと提言した。」#nal2019

2019-06-02 11:22:16