2019年7月9日

【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第226話「臨江亭」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第13巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」01】 第226話です。長大な物語の三国志。前後半をどこで区切るかというのは読者、もしくは視点によって様々解釈分かれるところですが、玄徳の蜀攻略をもって、事実上の魏・呉・蜀の三国体制となったので、ここが三国志の前後半の分かれ目と言えるでしょうか。

2019-07-09 12:49:19
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」02】 事実上の、というのは、この時点では、曲がりなりにも漢帝国は存在しており、魏・呉・蜀はあくまで行政区割り上の地方自治体名称と言えましょう。もちろん、実質ほぼ独立国家みたいな振る舞いをそれぞれしているわけですが。

2019-07-09 12:53:21
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」03】 孔明の戦略どおり、蜀を抑えた玄徳。思えば、漢の太祖、劉邦が、一時は項羽に敗れ、蜀に引っ込んでからも、再起を果たし、ついには大漢帝国を築き上げた出発の地。その故事に自らを重ね合わせ、漢の再興を夢見た…、のかもしれません。

2019-07-09 12:55:50
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」04】 しかし、話は楚漢戦争の頃よりも複雑化しております。玄徳、孔明の戦略通りに必ずしも事が進みません。その最大の要因が、今回出てくる呉の存在です。時に同盟、時に対立。呉の動き次第で蜀の運命が変わってくるのです。

2019-07-09 12:57:59
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」05】 さて、その呉。なにやらイライラした様子の孫権の登場です。足の動きだけでいらいらを表現する横山先生の筆さばきに注目。

2019-07-09 12:59:13
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」06】 玄徳は蜀を手に入れたという情報はすでに呉の孫権の耳に入っています。約束では、玄徳は蜀を奪ったら、荊州は呉に返すことになっています。しかし、玄徳側からは何も言ってこない。業を煮やした孫権は、いっそのこと力づくで荊州を奪ろうと言い出します。

2019-07-09 13:01:10
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」07】 これに反対意見を述べるのは、呉の重鎮、張昭です。呉は平穏になったばかりで、いまは兵を動かすべきではないと張昭。しかし、それでは荊州がいつ呉に返るかわからんと、孫権は不満なご様子。

2019-07-09 13:03:03
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」08】 ここで張昭は一計を案じます。玄徳が頼みとする諸葛孔明の兄、諸葛瑾を蜀へ派遣し、交渉するというもの。もし荊州を返さなければ、諸葛瑾も諸葛一族ゆえ、妻子一族残らず斬罪に処すと脅すと。

2019-07-09 13:04:54
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」09】 張昭のこの過激な提案に対し、孫権はさすがに反論。諸葛瑾は特に一度も落ち度がなかったにも関わらず、なぜその妻子まで罪にできる、と。張昭は、あくまで計略であり、そのように見せかけるだけだと言います。

2019-07-09 13:07:18
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」10】 孔明は情にもだえ、玄徳は義理に悩むだろうと張昭。相手の心理を読んだ作戦です。この話に乗った孫権は早速、諸葛瑾を呼び、蜀へ向かわせます。

2019-07-09 13:08:55
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」11】 さて、蜀の成都。玄徳は孔明と話しています。諸葛瑾が到着しているようですが、孔明はまだ会っていないといいます。兄は呉の使者、自分は蜀の臣。兄弟といえでも勝手に会うわけには参りませぬと。

2019-07-09 13:10:29
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」12】 赤壁の戦いの際も呉を訪れた孔明は、すぐには諸葛瑾に会いには行きませんでした。孔明は、たとえ兄弟であっても私用と公用をきっちり立て分け、非情になれる人なのです。

2019-07-09 13:13:06
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」13】 諸葛瑾の目的は荊州のことだろうと孔明。どうすればよいか、と玄徳が尋ねると、こうこうこうなされませ、とヒソヒソ話をします。ここには二人しかいないのですが、間者、忍者の耳を警戒して、あえての秘密の会話です。

2019-07-09 13:15:00
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」14】 翌日。諸葛瑾は呉の孫権の書簡を携えてやってきます。それを読むなり玄徳は、むむむ、と怒りの表情を浮かべ、無礼なり孫権と、バリバリ手紙を破いてしまいます。効果音はバリバリ。それに驚く諸葛瑾。

2019-07-09 17:10:01
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」15】 自分はいずれは荊州を返さねばと思っていたのにも関わらず、孫権のとった行動はどうだ、と諸葛瑾をどーんと指差す玄徳。自分の留守に妻をあざむいて連れ戻し、夫婦の仲を裂き、面目をつぶしたこの恨みは忘れぬ、と腰弓姫こと玄徳の妻について言及。

2019-07-09 17:12:08
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」16】 玄徳は呉にいる妻に対し、蜀においでとか手紙をださなかったのか。今更妻は戻れないのか。妻に逃げられた男としてプライドをいたく傷つけられたのか。などと、いろいろ男女の関係で考えさせられますが、ともかく、玄徳は孫権の行動をなじる口実はあります。

2019-07-09 17:16:40
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」17】 荊州をどうしても返せというなら、力で奪れと玄徳。しかし、蜀には精兵数十万、軍需物資も豊富、それを承知で来るがいい、と強気の姿勢です。そこに顔色を変えた孔明が、お待ちくだされと入ります。

2019-07-09 17:18:00
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」18】 昨夜、兄と会って語りました。兄は妻子を牢につがなれていて、任務に失敗したら妻子ともども斬罪に処せられるとか。兄がそのようなことになったら、弟はどんな面をして独りこの世に生き残っておられましょう、と涙を流す孔明。

2019-07-09 17:19:50
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」19】 ここで今回二回目のむむむ、と玄徳。たしかに軍師の立場もあるが、無礼な孫権に荊州は返したくないといいます。そこで、今までの数々の手柄に免じ、荊州のうち、長沙、零陵、桂陽の三郡だけ呉に返そうと言います。これなら使者も面目が立つだろうと。

2019-07-09 17:21:40
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」20】 この言葉に礼を言う諸葛瑾。玄徳は、関羽に手紙を書いて、これをもって関羽のところに行くが良いと言って諸葛瑾に渡します。諸葛瑾はすぐさま成都を出発し、荊州へ向かいます。

2019-07-09 17:22:57
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」21】 荊州は関羽が留守を守っていました。諸葛瑾からの手紙を読んだ関羽。諸葛瑾は三郡だけ呉に返してもらえることになったから、その手配をしてくれと言います。しかし、関羽は断る、と言います。えっ、と驚く諸葛瑾。

2019-07-09 17:24:30
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」22】 自分は義兄と桃園に義を結び、漢室を助けると誓った。すでに荊州を自分に与えておきながら、今また三郡を呉に返せとはなんの道理だ、と言う関羽。諸葛瑾は、これは君命だろうに、と反論しますが、関羽は聞きません。

2019-07-09 17:26:27
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」23】 「将 外にありては君命にも従わざることにあり」と孫子の兵法の言葉を持ち出し、たとえ玄徳の書簡にあろうと返しはせん。これは呉侯の人をたばかる策略だ、このわしがだまされるものか、という関羽に、それはあまりなお言葉と返すのが精一杯の諸葛瑾。

2019-07-09 17:29:18
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」24】 黙れ、帰れと関羽はついに刀に手をかけます。義理の息子の関平が、ご使者は軍師の兄御でございます、と慌てて止めに入ります。関羽はわかっているから斬らぬが、他の者だったら生かして荊州は出さぬと言って、さっさと帰れと諸葛瑾を追い出してしまいます。

2019-07-09 17:31:42
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【横山光輝「三国志」講座226「臨江亭」25】 諸葛瑾は仕方なく再び蜀へ向かいますが、弟の孔明は蜀の見回りで留守で、善後策を相談することもできません。仕方なく再び玄徳に面会して、事の次第を告げます。玄徳は、関羽はそのように言ったか、と他人事のように言います。

2019-07-09 17:33:37
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