- Uroak_Miku
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第一部のコーヒーブレイク枠で「can」論を1頁追加。 中一教科書へのダメ出しに、小5英語教科書へのダメ出しを挟んでいく…面白い効果を上げていて面白いですわ。
2019-07-09 11:49:36@KaoruKumi ご存知かもしれませんが、文科省作成のWe Can!はWebでほぼ全ページが公開されています。中学年用のLet’s Try!は2020年度以降も全国で使われます。余計なお世話ですみません。 mext.go.jp/b_menu/shingi/…
2019-07-09 23:00:07@cup_or_mug こっちも分析しておいたほうがいいのかな。それにしても「You can」をこんな風に子どものうちに刷りこんでしまうのはもはや犯罪の域です。たとえば「You can eat ~.」は何のつもりで述べているのでしょう。「~は食べてもよろしい」と医者からOKでも貰っているところなのでしょうか。 pic.twitter.com/e82xN7cAur
2019-07-10 03:08:19@cup_or_mug ここで「sometimes」はちょっとおかしく感じます。これは「しなくてはいけないことがあるなか、ちょっと脱線して~してしまうこともある」のニュアンス。お兄さんとサッカーして遊ぶのがそんなにいけないことなのかな? pic.twitter.com/FA9HFpeYOf
2019-07-10 03:11:34@KaoruKumi ここの単元、always/usually/sometimes/neverを扱っていて、1日の生活とかお手伝いとかと関連づけてるわけですが、この文脈でneverいつ使うねん…とは初見で思いました。I never wash the dishes.なんて、教室じゃ到底言えない(それこそnever)。お手伝いさんのいる家庭ばかりの学校なら別かもですが
2019-07-10 08:34:04@cup_or_mug >always/usually/sometimes/never 学参でも 10‐8‐5‐0 みたいな数値化で説明していて唖然。 Probably she will come. これが「彼女はきっと来るよ、あんまり来てほしくないけど」で Possibly she will come. が「彼女ひょっとしたら来るんじゃないか」であることを、生徒にわからせるのは難。
2019-07-10 09:12:39@KaoruKumi このニュアンスを教える技量のある方、そもそも国内にごく僅かでしょうし(かく言う私もできません)、教えることの意義を世間が理解しないような気もしますね。つくづく、日本の英語教育の安っぽさを感じます。
2019-07-10 12:21:04@cup_or_mug この手のニホンジンの英語を矯正する教材やメソッドは一応あって、ただおとな用です。子ども用がない。学校英語ウイルスに感染・発症・悪化後でないと効かない薬。
2019-07-10 15:44:05今朝の日経に、エーザイがアルツハイマー新薬開発の中止を株主総会で告げて株価3割ダウンした背景の解説。2000年より世界30の製薬会社がアルツ薬開発に合わせて65兆円を投入してきたものの成果は今のところ冴えず。 新薬開発は3万分の1の成功率と某製薬会社CEOもこぼしていました先日。
2019-07-10 16:01:56しかし私のこのひめさまは、この過酷な試練をくぐり抜けてきた逸材のなかの逸材。 子ども用の薬はおとな用よりずっと難しい。そこを私の天才と、血液を使って乗り越えてきたと自負している。
2019-07-10 16:04:14小学校英語で「~ing」は動名詞のみ、現在進行形は教えない理由を愚考するに「~している」の罠を避けるためではないか。 私は柔道部に入っている(I'm in the judo club.) 私は朝ごはんを食べている(I'm having breakfast.) 違う英文なのに日本語脳では「~ている」変換で同種に判定される。
2019-07-10 16:30:07小学校英語は中学英語の劣化版。「幼いうちに慣れさせれば体でつかんでしまう」つまりバイリンガル信仰(これはインターナショナルスクール信仰と同義と見ていい)が先ずあって、しかしそれを全国の小学校で一律に実行するのは現実にはお手上げなので、辻褄合わせ用のカリキュラムが編み出された。
2019-07-11 03:52:41中学英語から、割と簡単に(つまずくことなく)体で覚えてしまえるものを抽出して、小学生のうちに前倒しで教えこめ…これが小学校英語。 三人称単数現在(playがplaysに変形するアレ)は中一生でもつまずく定番のトラップなので小学校英語では教えるの不可、と定められた。
2019-07-11 03:55:28ここで裏ワザが使われる。「She plays soccer.」だと「s」に活用してしまうので、ここに「can」を挟んで「She can play soccer.」…おお、「s」に活用しないで済むぞ。 「can」や「would」などの、いわゆる助動詞を挟むと、動詞が変形しないのが英語の鉄則なので、おかげで「s」のトラップを迂回。
2019-07-11 03:59:04ところがこの裏ワザは、英文のニュアンスを損なってしまう。「She plays soccer.」は「彼女は(普段から)サッカーをする」と述べているのに対し、「She can play soccer.」は「彼女はサッカーならできる」「彼女ならサッカーができる」なのですよ。
2019-07-11 04:05:09「can」の教え方が日本の英語教育はめちゃくちゃで、現行の中学英語教科書もこの手の救いがたい「can」英文でいっぱいなのですが、これが小学校英語にも伝播するわけですよ。感染というべきかな。もう目の前真っ暗。
2019-07-11 04:06:39これまでの学校英語では「can」の誤用&濫用は、カリキュラムの関係上早めに教えておかないといけなかったからなのですが、今度始まる小学校英語正規科目化においては、動詞の活用(「s」)を小学生から遠ざけるための裏ワザとして早めに教えられるわけです。 要するに子どもにしわ寄せがくる。
2019-07-11 04:11:52同じことは「現在進行形」についてもあてはまる気がする。 小学校ではこれを教えない。おそらく「~ている」の罠に、子どもたちがはまってしまうのを恐れての判断です。
2019-07-11 04:13:13「I have a pen.」を「私はペンを持っている」と訳し、「I play the guitar.」を「私はギターを弾く」と訳してしまう…後者は「私は普段からギターを弾いている」が本来の意なので「私はギターが弾ける」とすっきり和訳したほうが感じがでる。
2019-07-11 04:16:43ここで「~ている」がすでに足を引っ張ってきています。「have」も「play」も同じ「一般動詞」なのに、どうして前者は「~ている」で後者は「できる」になってしまうのか? 中学生でもわからないことは、小学生にはもっとわからない。
2019-07-11 04:21:24そこにさらに「She is playing soccer.」なんて現在進行形文がくり出されたら、小学生のよゐこの皆さんはもっと混乱する。「彼女は今、サッカーをしている」 またもや「~ている」の罠が待ち構える。
2019-07-11 04:22:52そのうえ実はこの英文「彼女はこれよりサッカーをする」とも解釈できてしまう(もっとも中学ではこの用法は教えないことになっている)ので、よけい子どもたちは混乱してしまうわけです。
2019-07-11 04:23:55これ実は、国語の授業に責任があります。「~ている」にはいくつもの用法があることを生徒たちに教えていない(というか意識化させていない)ので、外国語を習うとき「~ている」に振り回されてしまうのです。
2019-07-11 04:26:02これまで何度も指摘したことですが ①道を歩いている ②戸が開いている ③山が聳えている ④前に会っている ⑤朝走っている ⑥学校で日本語を教えている 六つもあるのです「~ている」の用法は。
2019-07-11 04:27:33