『メイジ：ジアセンション』のプレイ例と、シナリオ作成について

ヤネウラ @yanegann

前にプレイしたんだよね。師匠の友人が所属している魔術会を助けに行ってくれって言われて、ＰＣが人助けするセッションだったんだけど、その魔術会がカルト・オブ・エクスタシーの連中だったんで、絵面がひどすぎてプレイレポート書かなかったんだよねー

ヤネウラ @yanegann

「ギャングと抗争しているんで助けてほしい」 「何したんだよ」 「奴ら、粗悪品ばらまいているんだよ。許せないんで、被害者の人たちに質のいい修行用のブツをわけてあげてたら、ギャングがキレた」 「そりゃきれるわ」

ヤネウラ @yanegann

「カルト・オブ。エクスタシーの入門者を増やすために俺たち頑張っている。ケミカルよくない。これ、最高にナチュラルな焦点具ね。魔女たちと協力して栽培してる」 「魔術会だって知ってる俺たちから見ても、あんたらアウトだよ」

ヤネウラ @yanegann

基本的には、銃撃ってくるギャングに対して、魔術使って対抗するシナリオだったなぁ。メイジは肉体的には普通人と同じなので、魔術を使ってどうやって対処するか考えるだけで面白い。あとは、カルト・オブ・エクスタシーのトンチキさアピールで味付け。

ヤネウラ @yanegann

焦点具を屋根裏で自家制作してると警察に捕まりそうになったりする魔術師なので、その描写するだけで、独特な世界観を味わうことができる 「くそ、これもテクノクラシーのせいだ」 「そうか？」 「新世界秩序のせいだよ、警察も奴らの手先なんだ」 「陰謀論にしか聞こえないぞ」

ヤネウラ @yanegann

「お、あっちは危険だ。回り道をしよう」 「なんでわかるんだよ」 「危ないことが起こりそうな時は、手を虫が這うんだ」 「妄想か！　言われてみれば、お前らのパラダイム便利だよなぁ」 「時間も簡単に伸び縮みするぞ」

ヤネウラ @yanegann

「メイジ：ジアセンション」とは何をするゲームか 私が見出した答えはこうです。「魔法を使って、困難を解決するゲーム」。自分の流派とパラダイムにそって魔法を使うのがとにかく楽しいゲームなので「魔法を使う」ことをセッションの主眼におくと楽しくなります。

ヤネウラ @yanegann

「困難」は細かく考えているときりがありません。そこでデカいやつを丸投げします。「明日の１７時、裏山に旅客機が墜落する。どんな方法を使ってもいいから、なんとかしろ！」　解決方法？　それはプレイヤーに任せてしまいましょう！

ヤネウラ @yanegann

普通の人間ではどうにもならないことですが、魔法を使えばなんとかなります（１人１種類はレベル３の領域を持たせる必要はありますが）。「どうやって解決しようか」、その計画を練っている時、プレイヤーの頭脳はメイジとなっているのです！　これが楽しい！

ヤネウラ @yanegann

この「巨大な困難の解決」をメインテーマとすると楽です。テクノクラシーやマローダーは、途中で邪魔してきたりするサブテーマとすると、アクセントになります。魔術師同士の対決をメインにするのは、それほど面白くありません。魔術使うより、銃撃った方が強い時もあるからです。

ヤネウラ @yanegann

「巨大な困難の解決」に挑むだけでロールプレイが楽しめるゲームは、そうはありません。メイジの非常に優れた特徴です。実際に行動を起こすところだけなく、どんな魔法をどのようなパラダイムで使用するか、それをプレイヤーが頭の中で考える過程そのものが魔術師のロールプレイとなっているのです。

ヤネウラ @yanegann

また「戦闘以外の困難」の解決で盛り上がれるのも良いところです。「明日、地震が来て、このビルは倒壊する。さぁ、どうする？」　そんな問題でもメイジなら対処できます。魔法は、異様に幅広い問題解決能力を持つからです。できるかどうかは、あなたのアイデアにかかってきます！

ヤネウラ @yanegann

というふうに「メイジ：ジアセンション」は大変面白く遊べるゲームなんですが、この手法に気が付くまでは、なかなか困りましたね。

ヤネウラ @yanegann

なにやって良いゲームなのかよくわかんないですからねー、ほんと。テクノクラシーと戦わせてみても、そんなに面白くできなかったですし。あと、プレイヤーはテクノクラシーの方に共感しちゃうんですよね。そりゃそうですよねー。