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ときわ総合サービス研究所 @tokiwa_soken
増税をすると、税負担の増加分を企業が価格に転嫁するため、製品価格が上がりインフレが起きます。MMTでは課税で物価上昇を抑えることが想定されていますが、税負担が増えるとかえって物価が上がってしまうため、MMTでは物価をコントロールすることができないのです。twitter.com/tokiwa_soken/s…
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@tokiwa_soken 「増税が却ってインフレを齎すパターン」 と 「利上げが却ってインフレを齎すパターン」 は、オーバーラップする部分もあれば、違う部分もあるので、かなり慎重に議論しなくてはなりません。 最初に留保しておきますが結構込み入った話です。 twitter.com/tokiwa_soken/s…
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@tokiwa_soken まずは、増税が却ってインフレを齎し"得る"パターンについて。 ここでMMTer達が想定しているのは法人税。 簡潔に言うと、大企業等が一定の独占or寡占を実現しており、マークアップ原則に基づく価格付けをスムーズに行える場合は、法人税増税によるコスト上昇は、そのまま価格に転嫁され得る。 (続く)
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@tokiwa_soken (続き) 大企業等によるマークアップ原則に基づいた価格転嫁がそのままインフレを起こすかどうかは、物価上昇を許容するだけの信用拡張が経済全体で発生するかどうかにかかってきます。 仮に信用拡張が不十分な場合は、下請けや労働者・消費者にしわ寄せが行く形で不況化することになります。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@tokiwa_soken 増税(この場合は特に法人税増税)がインフレを起こし”得る”パターンとしては上記のような議論が想定されます。 ただし、基本的には増税は非政府部門の純金融資産の減少なので、それを相殺・超過するような民間信用拡張がある場合という条件があることに注意しましょう。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@tokiwa_soken 続いて、利上げがインフレを起こし”得る”パターンを議論します。 これも前半は増税がインフレを起こし”得る”パターンと似た構造です。つまり、利上げが天下り式に借入コスト増加にまで”転嫁”される場合、大企業等の寡占・独占の条件が整っている場合は、マークアップで財価格までコストが転嫁される。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@tokiwa_soken 増税と利上げでここからが違うのですが、増税は民間の純金融資産の減少を齎す一方で、利上げは(それが有利子国債売りオペによるものであれ、準備預金付利にあるものであれ)基本的に民間の利子収入を『増加』させてしまうというところです。このため、金利政策の効果は極めて不確実になります。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@tokiwa_soken 金利政策の「財政的」効果による不確実性、あるいは代替効果・所得効果による不確実性については、拙まとめ『金利政策の具体的効果の考察 / 自然金利に関する考察』 togetter.com/li/1379143 でも整理したところです。 利上げの効果は、法人税増税の効果より輪にかけて難しくなってしまう。(終)
ときわ総合サービス研究所 @tokiwa_soken
丁寧に説明してくださってありがたく思います。実はここが当初からの疑問点で、利上げで預金者は収入が増える一方、債務者は金利負担が増えて収入が減るため、差し引きすると利上げは民間の負担を増やして支出を抑える(これにより物価は抑制)のではないか、というのが気になっているところなのです twitter.com/motidukinoyoru…
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@tokiwa_soken 負債者と資産家の分配行動がどうなるかというのは一筋縄では行かない話で、さらに金利に対する消費の異時点間選択の話(代替効果と所得効果の大小)の話まで含めると、拙記事 ameblo.jp/nakedcds/entry… でも取り上げたリバーサルレートの話のように、金利政策の効果が逆転するような事態が起こり得る。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@tokiwa_soken また、負債者と資産家の分配行動の大小、消費-貯蓄の異時点間選択における代替効果と所得効果の大小を差っ引いても、既に論じたように、利上げ政策自体は有利子国債売りオペor準備預金付利を通じて財政支出拡張を生じるので、それによる総需要拡張効果に注意する必要が出てきます。
ときわ総合サービス研究所 @tokiwa_soken
なお、超過準備が存在せず、中央銀行が貸出を通じて資金供給を行っているような「伝統的な」金融政策のもとでは、「利上げでインフレ」は起こりえないように思います。したがって、一般的な話としては当初の見方から考え方を修正したわけではありません。
琉牛牛 @ryuryukyu
法人税を増税した場合に企業が取り得る行動は 1.増税分を価格に転嫁する 2.増税分のコストを削減する 3.投資を増加する 4.行動を変えず納税する の4つがあるとして、価格転嫁は弾力性に左右されるとしても企業がどれを選択するかは不明で、その結果物価がどうなるかも分からんと。況や金利をや
琉牛牛 @ryuryukyu
政策金利を上げても貸出金利を上げない、という可能性もあるのか。その場合は銀行が吸収するわけか www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je07…
琉牛牛 @ryuryukyu
法人税増税と同様に考えると、1.金利上昇分を貸出その他のコストに転嫁する。2.金利上昇分を内部コスト削減で吸収する。3.貸出を減らす。という感じになるのか
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@tokiwa_soken ミッチェルの記事の拙訳( econ101.jp/%E3%83%93%E3%8…econ101.jp/%E3%83%93%E3%8… など)に目を通して欲しいのですが、有利子国債オペによる政策金利誘導と準備預金付利政策による政策金利誘導は本質的に共通の構造で、非政府部門の利子収入の増加を伴うコールレート調整となっています。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@tokiwa_soken かつては中央銀行貸出がベースマネー調節のメインの手段であった時期もあったとは思いますが、少なくともここ数十年は、有利子国債オペが「伝統的金融政策」として行われていたはずです。 この通常の意味での「伝統的金融政策」であれば、私が togetter.com/li/1379143 で整理した内容の範疇です。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@tokiwa_soken 本来、伝統的金融政策といえば、普通は近年の有利子国債オペを指す(べき)と思われるので、現代ではサブの手段であったり、あるいは救済時の奥の手として利用されるような中央銀行貸出がメインである(あった)かのようなときわさんの記述に違和感があったので、僭越ながら指摘させていただきました。
ときわ総合サービス研究所 @tokiwa_soken
@motidukinoyoru どうもありがとうございます。準備預金の付利上げによる利上げは、手形オペによる資金吸収と実質的に同じなので、国債によるオペと同じという事情はよく理解できます。「有利子国債」となっていますが、割引債でも同じことができます(利子の分だけ価格を割引けばよいので)
ときわ総合サービス研究所 @tokiwa_soken
@motidukinoyoru どうも。中央銀行の貸出金利の引き上げによる場合は、金利が上がった分だけ民間の負担が増えるので、超過準備が存在するもとでの付利の引き上げと逆の効果が生じるような気がするのですが、この点どうなのでしょう?
かりふらわ @karifkarikari
@motidukinoyoru @tokiwa_soken 金利操作からの為替への影響を無視すると現実を見誤るように思います。他国の金融政策態度を一定とした場合、そこで挙げられた利上げから波及する物価上昇の度合いよりも、利上げ→内外金利差縮小→円高→物価下落の度合いのほうが大きいのではないかなと。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@karifkarikari @tokiwa_soken しかしながら、マイナス金利政策が実行された時は、 ameblo.jp/nakedcds/entry… でも取り上げたように、市場は円高株安に反応しました。 利上げによる円高(あるいは利下げによる円安)が齎されるかどうかは、金利操作による総需要効果に強く依存する場合があるということです。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@tokiwa_soken まず twitter.com/tokiwa_soken/s… から。 ときわさんのご指摘の通り、割引債であっても利付債であっても、議論の構造に変化はありません。
望月夜 → 望月慎 @motidukinoyoru
@tokiwa_soken 次にtwitter.com/tokiwa_soken/s…。 ご指摘の通り、中央銀行貸付の場合は、中央銀行の通貨発行益として利子収入が発生し、その分だけ民間金融資産が吸収・破壊されるので、通貨発行益(中央銀行利子収入)分の緊縮効果が生じることになります。中央銀行貸付の規模は国債オペに比して小さくはありますが。
かりふらわ @karifkarikari
@motidukinoyoru @tokiwa_soken 正確には、「2015年中ごろからの株安基調、16年年初から市場が、リスク回避、追加利上げ期待後退に傾くなかで、マイナル金利導入で、一旦、円安株高に反応した後、円高株安進行が再び始まった」ですね。
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コメント

ヘイローキャット @Halo_nyanko 2019年7月30日
スタグフの間違いじゃないかなぁ・・・
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