梅ラボ騒動をめぐっての、藤田直哉氏と佐々木友輔氏とのやりとり、など
@naoya_fujita あまりにも部分肯定と部分否定との複雑なかさなり合いがあり過ぎて、twitterでは絶対に伝わらないことが分かりきっていたので書き込まないようにしていたのですが、ひとつだけ。
2011-05-21 22:43:43@naoya_fujita カオスラウンジが否定しようとしてきたのは、「テクノロジーで新しい環境を作り、それを自然だと思う人間の感性の条件を受け入れ、新しい環境や技術に応じて感性を表現してきた作家たち」ではないと思います。
2011-05-21 22:47:26@naoya_fujita 残念ながら、新しい環境や技術(=要は、インターネットやウェブ上のカルチャー)に応じて感性を表現してきたアーティストというのは彼らの登場までほとんどいなかった、少なくともアートの舞台の主役に立っていなかったのは確かだと思います。
2011-05-21 22:50:09@naoya_fujita あの宣言文を文字通り読み解くなら私自身反論したい所は多々ありますが、文脈的に、状況的に読めば、あそこまで言ってはじめて、ようやく硬直した状態に風穴を空けられたのだと思うし、カオス〜の作家たちを世に出すためにはあそこまで言わざるをえなかったのだと思います
2011-05-21 22:55:33.@sasakiyusuke 「テクノロジーで新しい環境を作り、それを自然だと思う人間の感性の条件を受け入れ、新しい環境や技術に応じて感性を表現してきた作家たち」は、ゼロ年代にもいた。「しかしゼロ年代と呼ばれたこの十年、日本のアートは何も生み出さなかった。」と言われている。
2011-05-21 22:52:20.@sasakiyusuke だとすれば、そういう作家がいなかったと思っているのか、あるいは自分たちが違うと思っているのかどちらかと受け取る以外にはない。そして「日本のネットカルチャー」を取り込んだアートだから新しかったというのは正しいと思うが、その正しさはつまらない。
2011-05-21 22:55:43.@sasakiyusuke 単に「ネットカルチャー使ってアートします」程度のことに新味があるわけではない。彼ら自身がアーキテクチャとして振舞い作家性を批判する「生成」などの挑発と話題性が彼らを支えていたと僕は理解している。そしてそれは崩壊しただろうと言っている。
2011-05-21 22:57:22「ひとつのアーキテクチャである」というインターネット・ロマン主義と「アート業界の一部である」という陶酔と錯覚に浸っていても「作家」になんてなれない。そこの矛盾を解決する何某かの方策があるものと期待していたが、梅ラボ氏の作品には「旧来の作家に戻るだけじゃん」と失望した、という話。
2011-05-21 23:09:40@naoya_fujita うーん。アーキテクチャそのものではないにせよ、彼らがこれまでの「作家像」を壊すような存在であることは確かだと思いますし、それをどう言説化するかといった時に「アーキテクチャ」「生成」というほかない部分は確かにあると思うんですけどねえ…
2011-05-21 23:10:38.@sasakiyusuke いや、佐々木さんは、佐々木さん自身の問題意識と理念のフィルターを通して見てしまっていて、佐々木さんのアートへの使命感は理解できますが、「カオス*ラウンジ」に関しては、公式のテクストそのもので評価すべきだと考えます。
2011-05-21 23:18:36@naoya_fujita そうまとめられてしまっては、今の佐々木の立場で言えることは特にないです。ただ、藤田さんの仰る矛盾を解決する方策がなかったら梅ラボさんが「旧来の作家に戻る」、というほどコトは単純ではないと思います。これも自分の問題意識、なのかもしれませんが;
2011-05-21 23:20:33@naoya_fujita とりあえず、藤田さんの見解というか、姿勢は理解しました。私はそもそも彼らの出した「公式のテクスト」の重要度を(他の彼らの活動、実践に比べて)低く見ていたので、その辺で多少誤解がありました。
2011-05-21 23:29:37現代美術の時代とは異なる新しいタイプの鑑賞者を生み出しました。 RT @naoya_fujita: .@sasakiyusuke 「しかしゼロ年代と呼ばれたこの十年、日本のアートは何も生み出さなかった。」と言われている。
2011-05-22 01:58:51@superflat_2 違う、何かに接する人の態度はネット自体によって最初から変わっていた。それを無理やりアートいう狭い枠組みの中に押し込み、「鑑賞者」や「作品」にしてしまっただけ。
2011-05-22 03:00:05ネットにある自由な表現や活動を、歴史化され、コンテクストにまみれた不自由な「現代アート」の先入見を通して解釈させてしまった。受容者の反応を見ているとそう見える。
2011-05-22 03:03:46誤解のないようにいっておくと、現代アートを免罪符に使う一部の人間の現代アート理解が浅薄なだけであって、真に価値ある現代アートには敬意を払っております
2011-05-22 03:09:41見たところ、カオスラウンジ問題については、藤田直哉氏 @naoya_fujita の一連のツイートがいちばん整理されているようであった。トゥギャられてないのかな。
2011-05-22 15:33:32「コラージュ作品」をそのまんま使ってさらに「コラージュする」という次の段階の表現だ、と思えば面白いかとも思うんだけどなぁ…… でもそれなら謝ったら違う気がする。
2011-05-22 21:50:37とにかく、今黒瀬陽平氏のustを聴いて、何も理論的・美学的な言葉での作品や行動への擁護やロジックを聞けず、徒労感ばかりを感じるので、今後この話題はもうやめることにする。きちんと今回の作品や行動の裏で「考えていること」を出して感心させて欲しかったんだけど。
2011-05-22 21:52:36今やっているこのustね。http://www.ustream.tv/channel/%E5%8D%B5%E7%99%BD%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA
2011-05-22 22:01:07単純に、理論的な背景と創作についての疑問に答えて欲しかったということがあると同時に、カオス*ラウンジに参加している若い人たちや擁護する人たちにも考えて欲しいところがあったのだけれど、充分言うべきことは言ったので、ここからは「無双」(笑)はしません。すいません。
2011-05-22 21:55:14