ホラー・アカデミア#8「ライトノベル・ライト文芸のなかの「怪異」――怪談文芸の行方――」まとめ
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ヨーロッパの怪奇物語はどのように受容されたのか? というご質問。 →キャラ的受容とコージーミステリーの共存と大橋氏。 #ホラー・アカデミア
2019-08-12 20:50:49「みんな知ってる、あるある」が、怪異ジャンルでは難しくなっている側面もある。きさらぎ駅のような昨今の怪異譚は知っている人と知らない人の差が激しい。かつては夏に児童雑誌でホラー特集がくまれたりしたが、みんなが触れる文化が成立しなくなっている→マス⇔細分化、多様化 #ホラー・アカデミア
2019-08-12 20:53:57読者の知識共有の少ない場合、説明キャラは必要になるが、そのとき教員や司書などアカデミックなキャラに偏ってるのはどう思う? →峰守氏。限定のために重要。雰囲気的に説明できる人の属性が必要。 #ホラー・アカデミア
2019-08-12 20:56:48ライト文芸のキャラクター性として必要になってくるのではないか、という大橋氏。 峰守氏。博士キャラは使いやすい。 #ホラー・アカデミア
2019-08-12 20:58:33ご質問ありがとうございました! #ホラー・アカデミア twitter.com/ashibetaku/sta…
2019-08-12 20:59:01近年はトイレの花子さんがそういう立場、という上島真弓子氏の議論も参照。 #ホラー・アカデミア
2019-08-12 20:59:58峰守ひろかずさん。作品を創るにあたって、重視するのは実際の研究者がどうかではなく、広く共有されている研究者のパブリックイメージ。 →この観点で表象研究しても面白いか #ホラー・アカデミア
2019-08-12 21:03:43妖怪やお化けと人間との距離感が変わっているのでは? あやかしと絡んでる? というご質問。 →峰守氏。花子さんについてはアニメから。 大橋氏。現実逃避への要請はある。そこでわざわざ怖いものでなくていいのでは? #ホラー・アカデミア
2019-08-12 21:04:11おやかしの人格あるなしは結構差異があり、キャラ化の際には人格ありなのが多いのでは? →峰守氏。対話不能のみだと一冊厳しい。ハートフルなら特に。 大橋氏。そのものを謎に持っていく西尾維新型。 #ホラー・アカデミア
2019-08-12 21:07:29今後の展望へ!諸々展開中とのこと。 #ホラー・アカデミア pic.twitter.com/rebgWRhZDO
2019-08-12 21:10:03飯倉氏はNHKの魔界巡りにご出演とのこと! #ホラー・アカデミア pic.twitter.com/PyK68JNINJ
2019-08-12 21:11:50ホラー・アカデミアにお越し下さったみなさま、ありがとうございました。たいへん楽しい会でした。
2019-08-12 23:50:31ホラー・アカデミアにお越し下さったみなさま、ありがとうございました。たいへん楽しい会でした。
2019-08-12 23:50:31美妙の話ほんとに振られると思わなかったんだけれど、修士で専門を選ぶときに最後に残ったのが山田美妙か依田学海の2択だったって、冷静に言うと頭おかしいな
2019-08-13 00:08:29ホラー・アカデミア第8夜ライトノベル・ライト文芸のなかの「怪異」に参加。ゲスト大橋崇行先生の「ある作品が評価されると、その作品の書き方が真似られて、表現がフォーマット化していく」という発言は、商品である小説の表現でも時代ごとに流行するパターンがある事を指摘した見解として興味深い。 pic.twitter.com/JkS4vG5jNH
2019-08-13 06:08:43昨夜はホラー・アカデミアで話させていただきました。お越しくださった方、ありがとうございました。 pic.twitter.com/upQ8dJq2Ql
2019-08-13 06:58:44「ライトノベルは、すでに存在していた内容の小説であり、看板を書き換えて新しく見せただけ」。「周知されているフォーマットの物語であるから、読者も安心して購入する」という大橋先生と峰守ひろかず先生の発言。それはテクストが「引用の織物」であると述べたロラン バルトを彷彿とさせるもの。
2019-08-13 06:59:59大橋先生が言う「小説のフォーマット化」は、評価された人気作品が現れると、同時代的にその表現手法を模造する作品が現れ、類似した表現様式が広まるという現象。それは、小説が既存テクストを参照して成立する「引用の織物」だからこそ生じる現象。ラノベにもそのフォーマット化現象が見られるそう。
2019-08-13 07:00:23峰守ひろかず先生も資料調査の際に、作品に関する文献の箇所をノートへ引用して書き留め、それを見返しながら構想を練っていくと発言されていた。それは正にロランバルトが述べた「引用の織物」としてのテクストであり、ライトノベルの創作にも「引用」が深く関わっている事を再認識させていただいた。
2019-08-14 01:16:38