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アンド・ユー・ウィル・ノウ・ヒム・バイ・ザ・トレイル・オブ・ニンジャ #4

翻訳チームによるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳 (原作:Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san) ニンジャスレイヤー公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ 続きを読む
ニンジャスレイヤー
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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
第一巻「ネオサイタマ炎上」 最終エピソード「ネオサイタマ・イン・フレイム」  #3「アンド・ユー・ウィル・ノウ・ヒム・バイ・ザ・トレイル・オブ・ニンジャ」-4
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「六」!ひときわ巨大な両開き式のドア……いや、これはもはや門である……をニンジャスレイヤーは前にしていた。シックスゲイツ最後の一人がこの奥に待ち受ける。それは果たしていかなるニンジャであろうか?
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ニンジャスレイヤーが手をかけるまでも無く、巨大な門は音を立てて開いた。まるで誘うように!「よかろう」ニンジャスレイヤーはツカツカと歩を進める。立ち止まり警戒する時間も理由も無い。行く手を阻むニンジャは全て殺し、最後にラオモトの脳天をチョップするだけだ。
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後にしてきたトレーニンググラウンド・アスレチックエリアのように、フロアは断崖めいた吹き抜けとなっていた。フォレスト・サワタリとの戦闘も遠い昔のようだ。ニンジャスレイヤーの足元は崖めいており、トリイがその先の道を示唆している。手すりの無い、人二人がすれ違う事も難しそうな、狭い橋だ。
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手すりの無い橋めいたコンクリートの足場は、そのまま吹き抜けの対岸まで伸びている。そこにもやはりトリイがある。不気味にライトアップされたそのトリイの奥には、おそらくさらに上階へ向かう出口があるはずだ。
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ドオン、ドオン、ドオン。巨大な太鼓音が鳴り響く。ニンジャスレイヤーはジュー・ジツの構えを取った。対岸のトリイの奥から一人のニンジャが姿をあらわし、この一直線の橋めいた足場を進み出てくる。数フィートごとに橋の側面に設置されたボンボリが、ミラーめいたニンジャ装束を照らす。
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ドーモ。ニンジャスレイヤー=サン。ゲイトキーパーです」ミラーめいたニンジャ装束のニンジャは自信に満ちたオジギでアイサツした。「ドーモ、ゲイトキーパー=サン。ニンジャスレイヤーです」ニンジャスレイヤーはオジギを返した。「オヌシが最後の一人だ。ニンジャ殺すべし」
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「……実に残念だ」ゲイトキーパーは言った。「まさか私が手を汚す事態にまでなろうとは。ヘルカイト=サンは抜け目ない男であったが」「……」「私がシックスゲイツの創設者だ。君がシックスゲイツのニンジャを殺すたび、私は心を痛めてきた」
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「その心配も今日で終わりだ。私がオヌシをジゴクへ送る」「……ラオモト=サンは完璧な統治者だ」ゲイトキーパーは静かに続けた。ニンジャスレイヤーはゲイトキーパーの殺気を察知している。これまでのニンジャとの格の違いは明白。無闇に襲いかかるべきではない。まずは耳を傾けながら隙を探るべし。
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「君には想像できないのだろう。ラオモト=サンの統治力こそ、混迷のネオサイタマが必要とするものだ。弱者は強者の絶対権力の繁栄下にあって、初めて、生きながらえる事ができるのだ。君の想像力の欠如は、完成されつつある正義の統治をいたずらに乱すテロリズムだ」「……」
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「私は確固たる理念の元でシックスゲイツを創設した。シックスゲイツは秩序だ。ニンジャに憑依され、ともすれば無軌道な暴力に駆られてしまう者たちに、目的と秩序を与える。そう、ラオモト=サンという、清濁併せ呑む大樹のごとき器のもとで」「……」
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「私は哀しくてならない。君のような愚かなイレギュラーが、我が組織を乱し、この私みずからが事態の収束に務めねばならないという、このマッポー的な現実そのものが」「くだらん感傷の垂れ流しはいつまで続くのだ、ゲイトキーパー=サン」ニンジャスレイヤーが遮った。
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「……私は長らくシックスゲイツの名誉構成員であった。今こうして再び暴力の現場へ降りる事には大変な抵抗がある。だが、」「オヌシの目は節穴だ。世界を数字でしか見ない愚か者の目だ。オヌシが片付ける無機質な数字の中に、私の妻子の、センセイの死が隠れている。憎き敵。殺すべし」「……狂人め」
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ゲイトキーパーは腰のホルスターから二本の得物を同時に引き抜いた。鋼鉄のトンファーだ!両腕を伝って暗い紫の輝きが流れ込み、不吉なオーラとなってトンファーを包む!「ミヤモト・マサシ曰く、死人に口なし!望み通り君の相手をしてやろう。だが残念ながら死ぬのは君だ!」
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「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーの両腕がムチのようにしなり、二枚のスリケンが口火を切った。「イヤーッ!」ブゥン!トンファーが回転し空中でスリケンを粉々に砕く。「来い!君のカラテを評価してやろう!」「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーが仕掛ける!槍のごときサイドキックだ!
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「フンッ!」鉄骨すらも断ち切る激烈な蹴りを、ゲイトキーパーのトンファーは造作無く受け止める。さらにもう一方の手がトンファーを振り抜きスナップを効かせると、鉄棒が回転してニンジャスレイヤーの頭部を襲撃!「イヤーッ!」
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「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは咄嗟にブリッジ姿勢を取ってトンファーを回避した。タツジン!細い足場でブリッジするのは本来大変に危険だ!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはさらにバック転を繰り出し間合いを取る。細い足場をものともしない流麗な着地!
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「それだけ全身にダメージを負いながら見事な動きだ」ゲイトキーパーは余裕を見せた。「だが、どこまで保つかな」二本のトンファーを構えたゲイトキーパーの構えには隙が無い。
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トンファーは実際危険な武器である。オキナワ由来のこの武器は攻防一体の性質が重宝され、あっという間に世界中に拡がった。特に江戸時代、モンゴルとの戦争において日本のサムライが使用したトンファー・ジツは一人十殺と敵味方に恐れられ、大英博物館にも当時のウキヨエが残っている……!
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
太古のトンファー・ジツは、現代において汚職警官が貧民を痛めつけるやり方とは天と地の開きがある。ゲイトキーパーのカラテは本物だ。油断は死につながる……ニンジャスレイヤーは一度の切り結びで十分にそれを理解していた。
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ゲイトキーパーが踏み込み、右手のトンファーをスナップ回転させた。「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは身を沈めて回避しつつ、足払いを仕掛ける。転ばせて足場から叩き落としてしまえばジ・エンドだ!しかしゲイトキーパーはその場で軽くジャンプし足払いを回避!
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ゲイトキーパーは空中で回し蹴りを繰り出す!ニンジャスレイヤーは身をそらせ蹴りを回避!だが反撃は危険!ゴウランガ!そのまま回転の勢いをつけてトンファーが振り抜かれる!「イヤーッ!」「ヌウッ!」ニンジャスレイヤーは腕を上げてトンファーをガードした。クオーン!鈍い金属音!
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ニンジャスレイヤーは顔をしかめた。なんたる打撃力!ニンジャスレイヤーはニューロンを総動員して己のニンジャ耐久力を働かせ、激痛に耐える。「イヤーッ!」コンパクトな動作でチョップ突きを繰り出しゲイトキーパーの心臓を狙う!
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ゲイトキーパーはもう片方のトンファーを腕に添わせてニンジャスレイヤーの手を横から打ち、突きをそらす。「イヤーッ!」そして頭突きだ!「グワーッ!」思いがけぬ攻撃を額に受け、ニンジャスレイヤーがよろめく。ダメージはさほどではない。むしろこれは目くらましだ!
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「食らえ!」ゲイトキーパーは両腕を振り上げスナップした。トンファーが回転!同時にニンジャスレイヤーへ振り下ろす!クオーン!「グワーッ!」ガードしてもなおニンジャスレイヤーを痛めつけるこの打撃力!「イヤーッ!」さらにゲイトキーパーは踏み込む。前蹴りだ!「イヤーッ!」「グワーッ!」
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コメント

オスツ🍣 @alohakun 2011-05-25 05:53:15
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