@u_kodachi @RASENJIN 降伏を恥辱とする規範意識が帝国軍の強要によるだけなら話はまだ簡単なのですが、国民感情を汲んだような部分もあるので、厄介なんですね。
2019-08-21 01:58:11@u_kodachi @RASENJIN 第一次上海事変で爆弾三勇士と共に有名になった「美談」に空閑少佐の話があります。大隊長として戦闘指揮中、敵弾を受け人事不省となった空閑少佐は中国軍に捕らえられました。たまたま敵軍の将校が日本留学時代の教官だったため、懇切な治療を受けて停戦後送還されます。
2019-08-21 02:01:40@u_kodachi @RASENJIN 現代人ならこの逸話自体が「美談」になるはずですが、当時メディアを賑わしたのは、空閑少佐が帰還後粛然と自決したという方の「美談」でした。空閑少佐の自決が本人の意思によるのか詰め腹を切らされたのか判然としませんが、国民感情は生還よりも死を称えたわけです。
2019-08-21 02:04:16@u_kodachi @RASENJIN 爆弾三勇士の話も、危険な英雄的任務での名誉の戦死は確かですが、メディアの過熱報道で覚悟の自爆攻撃だったと盛り上がってしまい、軍の方で「皇軍は兵士に死を強制するような非人道的なことはしない」と打ち消しに必死になっています。
2019-08-21 02:13:01螺旋人先生のこの言葉をぼんやり考えてたんだけど、これってソマリアと同じなんじゃなかろうか。「農耕民は戦争の終わらせ形を知らない」という。二百六十年間も戦争やってないから、そりゃ「終わらせ形、降伏の仕方」が分からなくても道理だ。
2019-08-21 01:53:16日露戦争は凄く特殊で、とにかく「わけの分からない京都で何とか生き残った長州浪人崩れ」が軍部の上の方にいるので、「何となく勝ち方も負け方も知ってる」から、引き分けに持ち込めたのでは。
2019-08-21 01:54:28「戦争のことは考えることも嫌だし、1ミリたりとも知るつもりがない」というのがちょっと危ないのは、第二次世界大戦で降伏せずにバンザイ突撃した人みたいになるかも知れないというのがある
2019-08-21 02:15:01武士の場合、ケースバイケースだが捕虜になるより戦死したほうが残されたお家のためになるパターンが多いと思うので、江戸の太平は関係ない。捕虜になったら身代金を払って開放するのが当たり前だった欧州とは常識が違う。
2019-08-21 12:41:47日本の場合、明治維新後の戦争、特に日露戦争のように敗北=国家の滅亡、国民の総奴隷化みたいな負けられない戦争をしてたのも大きい気がス。降伏するよりも少しでも相手を苦しめて選挙区を有利にしないと国もそうだが残された家族がやばいとなれば戦い続けるしかないよね。
2019-08-21 12:44:16客観的にはどうかはともかく、日米戦争も主観的には自衛戦争で敗北=滅亡的感じだっただろうから、そりゃ何が何でも戦うしかないよね。
2019-08-21 12:45:24降伏のさせ方を分かってない(恐らく今も)勢力が合衆国だということは忘れて欲しくないですね...(毎回勘案されず無視されるが)
2019-08-21 13:06:38アメリカ軍も捕虜の取り方を現場が分かってないから「面倒なのでその場で『処分』した」という日本軍と同じことをやらかしたりする
2019-08-21 17:06:09そういうわけでなるべく上級の命令系統が秩序的に降伏すると相対的に待遇が良くなりやすい。 twitter.com/tsumuji_wind/s…
2019-08-21 17:19:32日本に投降すると収容所で飢えと感染症により死ぬ、ソ連に投降するとシベリアか中央アジアで10年働かされて死ぬ、ドイツに投降すると強制労働ですぐに死ぬか寝返ってパルチザン狩りをさせられて死ぬ、アメリカに投降すると収容所に行くまでで死ぬか野晒しにされる。割と地獄みが強い
2019-08-21 17:11:35日本軍の割とヤバいのは末端は仕方ないとして、士官以上の「責任の取り方」が幕末から進歩してなくて物事に対処する前に死んだりするから残る部下が迷走したりする
2019-08-21 17:22:43