茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2310回「ぼくが韓国に行って面白かったこと、興味を惹かれたこと」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２３１０回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

ぼくが韓国に行ったことは確か３回くらいしかないけれども、興味を惹かれたことを書こうと思う。行く前にハングルくらいやろうと思って自分の名前は書けるようにしたけど忘れてしまった。「パッチム」というのが完全にはわからなかった。「モギ」というのは、韓国語では「蚊」と同じ音なのだそうだ。

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韓国のソウルでなるほど、と思ったのは、都市の真ん中に案外高い山があって、そこに上っていったら、タワーみたいなのがあって、下ったら繁華街で有名な明洞だった。都市の真ん中に山があるというのは独特の感覚だなあと思った。

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韓国の料理屋に入ってびっくりしたのは、何を注文しても小皿のキムチのようなものがたくさん出てくることである。逆に、韓国の方が日本に来て、ラーメンを注文したら、ラーメン以外にほんとうに何も出てこないのでびっくりしたという話を聞いたことがある。キムチのポトラッチのような食体験だった。

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キムチは大変好きだけれども、毎回小皿でたくさんというのはどうも、と思って、ソウルの真ん中で「日式」とか書いてあるお店に入って写真を見て握り寿司を注文したら、延々とキムチや焼き魚まで出てきて、最後に握り寿司が出てきたので、やっぱりポトラッチなのかと思った。

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ソウル以外は、板門店の方に行った帰りに、冷麺屋さんみたいなところに行って、そこで、すごく長い筒みたいな中をリスが走り回っていたのが印象的だった。そこのお店は、北朝鮮から来た名人がつくるんだったか、それともそのような名人が他にいるという話だったんだったか、今では思い出せない。

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世界遺産がある水原市に行ったとき、世界遺産のところでおばさまたちが４人のんびりしていて、２時間くらい回って戻ってきたらまだいらしたのが、とても印象的だった。そののんびりとした感じがいいなあと思った。水原市は、ソウルから鉄道で少し行ったところだったような気がする。

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まだまだあるけれども、韓国は日本に近くて似ているようで、一方で「キムチのポトラッチ」のような異なるところもあってとても興味深い。また機会があったら行ってみたいと思う。

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ところで、今まで会った「達人」の中で凄いなあと思ったのは、その人は韓国に行って、適当な列車に乗って適当な都市に行って、ホテルに泊まって回ってきたんだけど、どこに行ったかは帰ってきてから地図で初めて確認したとか言ってたけれども、こういうのが偶有性の達人であるなあ。

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先日ウラジオストクに行ったとき、トランジットのため成田からインチョンに行ったら、機内は日本、韓国の若い人でいっぱいで皆楽しそうだった。機内食もおいしくて、近くの韓国の女性がチューブに入った赤くて甘くて辛くておいしいソースを器用にごはんに混ぜていたので真似した。また行ってみたい。

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以上、連続ツイート２３１０回「ぼくが韓国に行って面白かったこと、興味を惹かれたこと」をテーマに、９つのツイートをお届けしました。